Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

変速機 取り付け 調整

2009-04-19 00:09:19 | ロード
先日カンパのリアディレーラーを分解 清掃 グリスアップしましたが
今日はそれを自転車に取り付けました その取り付け作業と変速機の調整
の様子を写真でご紹介しましょう






変速機を外した後は チェーンが地面に触れるのが嫌なのでこの様に保管して
います こんな時トウストラップが役に立ちます






リアエンドのディレーラー取り付け部に薄くグリスを塗ります






ディレーラーのマウント部 ここはそんなに動く場所では有りませんが 良く
水が廻る所です 防錆も兼ねてピポットボルトにもグリスを塗っておきましょう




変速機取り付け用のボルトを カンパ T 型レンチで締め込みます






今回はチェーンを切っていませんので 変速機のプーリーケージの中に
チェーンを通す為に テンションプーリーを外します






チェーンをディレーラー内に通し プーリーを元に戻し
T 型レンチのボックス側で締め込み固定します






これで変速機本体の取り付けが完了しました 次はワイヤーラインです






このアウターはカンパ ステンレスのスパイラルアウターですが 切り口は
ヤスリで整え面出しをしています これは大切な事ですよ
インナーワイヤーには 抵抗の少ないマイクロロンのルブリカントを塗布します






インナーワイヤーを変速機のワイヤークランプに止めます 最後にワイヤーの
調整をしますので ここでは仮止めで良いでしょう




ワイヤーの先端は 半田付けで処理をしてあります ただ自転車競技では
UCI の競技規則でワイヤーの端末には キャップを付ける必要が有ります






ディレーラーの調整は まずロー側からした方が良いかな ローギアの真下に
ガイドプーリーが来る様に ディレーラーの位置調整ネジで調整します






トップ側も同じ様に調整ネジで位置決めを行います

実際にはローギア及びトップギアの真下にガイドプーリーが有るのでは無く
この時代の変速機は オーバーシフトをして変速完了後にそれを戻してやる
動作が必要です この加減と量は実走行で細かく調整する方が良いでしょう

トップの位置が決まったら シフトワイヤーを張り直しワイヤーを固定します




メンテスタンド上での作業はここまでです この後 実際に走行し
変速機に負荷の掛かった状態で微調整をします


最近の変速機は負荷の掛かった状態でも変速しますが
この頃の物は 変速時にはその瞬間踏むのを緩め 先述のオーバーシフト
目的のギアを過ぎた所まで変速機を移動させ 変速が完了したらギアの真下
まで変速機を戻す こんな複雑な動作が必要です

38年使い続けた カンパ ヌーボ レコード もう少し頑張ってもらいましょう(笑)
先日のグリスアップの様子はこちらです
【 リアディレーラー メンテ グリスアップ・組み立て 】

コメント (4)
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