Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパ変速機 ヌーボ・レコード

2009-04-17 00:12:06 | ロード
先日より リア ディレーラーの分解 グリスアップ 調整をしていましたが
その ヌーボ・レコード それまでは 鉄レコ と呼ばれる鉄の変速機でしたが
カンパが始めて発売した軽合金のリアメカです




CAMPAGNOLO NUOVO RECORDO カンパニョーロ ヌーボ レコード
縦型のパラレログラム式 リアディレーラーは 1951年のGRAN SPORTから
始まります
RECORD レコードが発売されたのが 1963年 当時は燐青銅製でこれが
鉄レコと呼ばれている物です
1968年 初の軽合金製で登場したのがヌーボ・レコードです この変速機は
その後 17年間に渡り製造されました






上の黒い背景のものは 1969年に初めて買ったヌーボ・レコード
この変速機は練習中に落車し壊してしまいました

下の青い背景のものは 1971年に買い換えた物ですが70年以前の
製造かと思われます これに付いては次に触れます

※ この 2点で違う所が1箇所だけ有るのですがお分かりでしょうか?
  この答えは最後に・・






これは変速機上部 シフトワイヤーのアウター受けの横に刻まれた刻印です
1968年の製造から 1969年までに製造された物には PATENT の文字だけが
入ります
1970年から 1984年までに製造された物には PAT〇〇 と言う様に下二桁の
年号が刻まれました そして最終期のものは刻印が無くなります

前述 私が 1971年に買った物が70年以前の製造だと言うのはここから来ています






私が買った 2つのヌーボ・レコードにはこんな違いが有ります
この矢印の部分は昨日の日記 【 リアディレーラー メンテナンス 】
写真も載せていますが テンションスプリングの固定位置です

上の初期タイプは ディレーラーを分解し組み立てる際に このリターン
スプリングを元に戻すのが大変難しく その作業だけに2時間近く掛かった
記憶が有ります
しかし新しく固定位置が変った物はごく簡単にスプリングを戻す事が出来ます

カンパについての書籍は沢山出ていますが この改良点について書かれて
いるのを見た事が有りません この事に気が付いている人はほとんど居ない
のじゃ無いでしょうか

この部分を分解し整備 調整する人も少ないと思いますが カンパは整備性
を考えて改良したのではないでしょうか まあこれは私の推測ですが・・



ちなみに

鉄レコ はこれ
実はこれも使っていた事が有ります 特に骨董趣味や古い自転車の趣味は無いの
ですが 大切に使っていたら持ち物が勝手に古くなって行きました(笑)
この鉄レコについてはあまり知識も無いのですが 又機会があれば日記にさせて
頂きましょう

コメント
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