昨日の日記の続き 嫌気性接着剤 ねじの緩め止め LOCTITE 222と290の比較です
これの強度のデータは公表されていますが 破裂/脱出トルクなんて数値で表されています
しかしトルク(N/m)と言う単位で表示されても実感が湧かないですよね だったら
自分の感覚ではどんな物なんだろうと 私の 『手応え 』で確かめてみましょう
私がロックタイトを使うのはここ
ホイールのニップルの緩み止め剤は DT Swiss のスポークフリーズや Wheel Smith から
スポークプレップが出ており またMAVIC はLOCTITE 243を緩み止め剤として指定しています
しかしこの商品はいずれも ホイールを組む際、先行作業としスポークのネジ部に塗布する物
しかし私はホイール組の最後の作業として 触れ取り完了後ニップルに1滴差し浸透させます
そんな使い方の為に私が選んだのは液状で低粘度のこの2種
222は本来先行塗布タイプの低強度 290は後浸透タイプの中強度
この強度の違いが公表されている トルクと言う単位ではピンとこないので
私の 『手応え 』と言う感覚で強度検証をしてみます
手応えを確かめる為に前日に用意したスポーク達
左の2本はそれぞれスポークのネジ部にロックタイトを塗布しニップルをねじ込んだ物
右は290本来の使い方 ねじ込んだニップルに後から浸透させています
ニップルがどれ位の手応えで緩むか バイスにスポークを固定しニップル回しで緩めてみます
この手応えを皆さんにお伝えする為 何も塗っていないニップルが回るスコスコの状態を 【 0 】
スポークを捩じ切ってしまう状態を 【 10 】として表現する事にします
ではでは行きましょう
LOCTITE 222 先行塗布 手応えは【 3~4 】
緩み始めるまでは 4の手応えで 一旦緩むとその後は 3の手応えが最後まで続きます
緩み難いホイールを作るにはこの感覚で充分良いでしょう その他の用途として
ハンガー小物のネジ部に使っても金属の腐食防止として使えそうです
LOCTITE 290 先行塗布 手応えは【 7~8 】
緩み始めるまでは 8の手応え 緩み始めると 7の手応えが最後まで続きます
どうだろうホイールに使って良いものかどうか悩みます これでスポークテンションが
掛かればもっと硬くなるかも分かりません 今回はブラスニップルを使いましたが
アルミニップルでは初期振れや後の振れ取に支障が有りそうです
LOCTITE 290 後浸透 手応え【 10 】
まさかとは思いましたが 捩じ切ってしまいました スポークのネジに塗布しニップルを入れる
先行塗布より 後から浸透させる方が双方のネジに回る量が多いと言う事なんでしょうか
これはたまたまなのか・・ もう一度同じ条件で再度試してみよう
LOCTITE 290 後浸透再試行 手応え【 10 】
同じ条件で再度試してみましたが やはり捩じ切りました これはホイールには使えません
今回この検証をしたのは 今まで222を使っていたのですが 後にホイールのメンテナンスを
する時に もう少し緩み止めの強度が有っても良いと思い 290を手当てしたのですがこれは
失敗でしたね この強度は自転車で使える所は無さそうです
ロックタイトの後浸透タイプには もう一つ 221と言うのが有ります これは 222と比べ
公表データではやや強度が有る低強度 こちらの方が良いかな仕方が無いそれをもう一度
新たに注文しましょう これで終わるのはちょっぴり悔しい(笑)
しかしこの 290はどうすれば良いんだ・・
こんな事も少しでも良いホイールを作りたいからする事なんですが
そんな自転車にとって大切なホイール 私の知り合いの一流メカニックが
オリジナルの素晴らしいホイールを提供しています 当然スポークプレップを使った
丁寧な作業 NRS 決戦用ホイール SUPER ZIPP 【 N.R.S HASHIMOTO 】
前回の記事 【 LOCTITE ある試み 】
次の記事 【 LOCTITE 221 強度検証 】
これの強度のデータは公表されていますが 破裂/脱出トルクなんて数値で表されています
しかしトルク(N/m)と言う単位で表示されても実感が湧かないですよね だったら
自分の感覚ではどんな物なんだろうと 私の 『手応え 』で確かめてみましょう
私がロックタイトを使うのはここ
ホイールのニップルの緩み止め剤は DT Swiss のスポークフリーズや Wheel Smith から
スポークプレップが出ており またMAVIC はLOCTITE 243を緩み止め剤として指定しています
しかしこの商品はいずれも ホイールを組む際、先行作業としスポークのネジ部に塗布する物
しかし私はホイール組の最後の作業として 触れ取り完了後ニップルに1滴差し浸透させます
そんな使い方の為に私が選んだのは液状で低粘度のこの2種
222は本来先行塗布タイプの低強度 290は後浸透タイプの中強度
この強度の違いが公表されている トルクと言う単位ではピンとこないので
私の 『手応え 』と言う感覚で強度検証をしてみます
手応えを確かめる為に前日に用意したスポーク達
左の2本はそれぞれスポークのネジ部にロックタイトを塗布しニップルをねじ込んだ物
右は290本来の使い方 ねじ込んだニップルに後から浸透させています
ニップルがどれ位の手応えで緩むか バイスにスポークを固定しニップル回しで緩めてみます
この手応えを皆さんにお伝えする為 何も塗っていないニップルが回るスコスコの状態を 【 0 】
スポークを捩じ切ってしまう状態を 【 10 】として表現する事にします
ではでは行きましょう
LOCTITE 222 先行塗布 手応えは【 3~4 】
緩み始めるまでは 4の手応えで 一旦緩むとその後は 3の手応えが最後まで続きます
緩み難いホイールを作るにはこの感覚で充分良いでしょう その他の用途として
ハンガー小物のネジ部に使っても金属の腐食防止として使えそうです
LOCTITE 290 先行塗布 手応えは【 7~8 】
緩み始めるまでは 8の手応え 緩み始めると 7の手応えが最後まで続きます
どうだろうホイールに使って良いものかどうか悩みます これでスポークテンションが
掛かればもっと硬くなるかも分かりません 今回はブラスニップルを使いましたが
アルミニップルでは初期振れや後の振れ取に支障が有りそうです
LOCTITE 290 後浸透 手応え【 10 】
まさかとは思いましたが 捩じ切ってしまいました スポークのネジに塗布しニップルを入れる
先行塗布より 後から浸透させる方が双方のネジに回る量が多いと言う事なんでしょうか
これはたまたまなのか・・ もう一度同じ条件で再度試してみよう
LOCTITE 290 後浸透再試行 手応え【 10 】
同じ条件で再度試してみましたが やはり捩じ切りました これはホイールには使えません
今回この検証をしたのは 今まで222を使っていたのですが 後にホイールのメンテナンスを
する時に もう少し緩み止めの強度が有っても良いと思い 290を手当てしたのですがこれは
失敗でしたね この強度は自転車で使える所は無さそうです
ロックタイトの後浸透タイプには もう一つ 221と言うのが有ります これは 222と比べ
公表データではやや強度が有る低強度 こちらの方が良いかな仕方が無いそれをもう一度
新たに注文しましょう これで終わるのはちょっぴり悔しい(笑)
しかしこの 290はどうすれば良いんだ・・
こんな事も少しでも良いホイールを作りたいからする事なんですが
そんな自転車にとって大切なホイール 私の知り合いの一流メカニックが
オリジナルの素晴らしいホイールを提供しています 当然スポークプレップを使った
丁寧な作業 NRS 決戦用ホイール SUPER ZIPP 【 N.R.S HASHIMOTO 】
前回の記事 【 LOCTITE ある試み 】
次の記事 【 LOCTITE 221 強度検証 】