Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

VIVALO ビバロの 終焉

2010-03-09 20:20:13 | よもやま話
オーナーでありビルダーで有る 日下周一さんが
カワムラ自転車から独立され 1979年に明石市硯町で創業された
サイクルワークショップ・クサカ フレームのブランド名は
VIVA VELO 自転車万歳! の造語で VIVALO ビバロ 多くの
オリンピック選手や競輪選手が使用した大変優れたフレームです





平成元年に現所 神戸市西区に工房が移転し 2007年に競輪競走中に事故が有り
NJS 登録が抹消された その後も経営状態が苦しい中 フレームは造り続けておられました






ビバロ創業当時 水貼りの旧ロゴ




当時のホーククラウン 刻み文字 この他ビバロ独特の
ステンレス製のシートステー 笹型の蓋などが特徴を出していました






今私が所有するこのブルーのフレームは比較的新しい物ですが 大切に磨き上げています
創業当時は私も良く工場にお邪魔し 自転車用のルーフキャリアをオーダーしたり 
他社のフレームのなめし変え(塗り替え)など面倒な事をお願いしました 
たまに日下氏とは 明石市の夜の街を飲み歩いたりもしたな





当時の歴代の従業員は今でもたまに電話をくれます そんな想い出深いビバロですが
2010年3月1日より サイクルワークショップ・クサカは 営業権、工場設備等全てが
神戸市の、ある自転車店に買収され VIVALO ビバロブランドは残りますが 経営母体は
全く別の物になりました





VIVALO ビバロのフレームは今迄通り 日下周一氏が製作されフレームの外見は何も変る事は無いでしょう
日下さんも経営上の煩わしい事から解放され 有る意味、気持ちは楽になられるでしょうね 経営者のこの苦しみは
本人しか解らない事ですから・・

ただ私にとっての VIVALO ビバロはあくまで日下氏がオーナーの  サイクルワークショップ・クサカと言う
フレーム工房 今回の一件で屋号も変りもう昔のビバロでは無くなってしまいました・・
もう高齢になられた日下さん これからはゆっくりした気持ちでより良いフレームを作って頂きたいですね

コメント (10)
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