Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

観察と準備

2013-07-12 20:26:54 | わかり易い 自転車整備
お買い物自転車の整備を始めますが一通り自転車を眺め、今の状態を良く
見ておくのも良い事です 一緒に見てみましょう




出来るだけ自転車を触り易い所でやるのが良いですね、今回は道路をちょっとお借りしましょう
観察と言っても難しく考える事は無く整備の準備をしながら 部品の汚れ具合や、思い出に
浸るのも良いのじゃないかな?






整備はまず自転車の洗車から始めるので 
その準備をしながら進めて行きましょう
この自転車はロードレーサーの様に 車輪に
クイックレリーズを使っていないので サドルの
後ろにスペアタイヤと一緒に 15mm のスパナを
吊っています






トラック用のハブナットは前後共 15mmですが
一般車は前が 14mm 後ろが 15mmを使うのが
一般的ですね






サドルに吊っていた スパナ BAHCO バーコ
スエーデンで創業されたメーカーの工具ですが
ここのモンキーレンチは精度が高いと言われ
競輪選手の方達が良く使っていましたね






ハブナットにレンチを掛け左右のナットを緩め
自転車を持ち上げてやると簡単に車輪が外れます

この様な簡単な構造なので取り付ける時はしっかりと
ナットを締めないといけないのが解りますね
※ ネジは左右とも正ネジです

私の記事では良く 正ネジ、逆ネジと言う言葉が出て来ますが
正ネジとは右方向、時計回りに回すとネジが締まる物で
逆ネジとは左方向へ回すとネジが締まる物です 自転車では
良く使われています




洗車の為にメンテスタンドへ乗せました

整備スタンドは自転車整備に必ず必要な物では無く
無くても整備は出来るので、それぞれ工夫をすれば
良いですね




整備や洗車の時、必要の無い物や濡らしたくない物は
自転車から取り外しましょう






リアブレーキ あまり普段整備をしない自転車ですが
ブレーキの駆動部にオイル汚れが目立ちます これは
適時にオイルを差している為で 決して悪い事では有り
ません むしろ動かした時にギシギシなんて音がしている
方が問題です そんな人は反省!




溝入りのシートポスト これは恰好が良いのですが
パイプの中に水が入り放題、アルマイト加工もされて
いないので今回交換しようかな・・・






フロントギア 特に悪い所は有りませんが 今回は
ギア板も外して 5ピンや取付け部のチェックもしてみましょう




チェーンは手入れを続けているので良い状態ですが
さすがにチェーンが伸びて来ています 張り調整も
してやれば良いですね






フロントブレーキ周り こちらはブレーキアーチの
サイズの関係でリーチの短い DAI COMPE ダイアコンペを
使っています 良くオイルが回っていますので綺麗に
洗ってやりましょう




自転車の反対側からも見てみます






このチェーンリング、ギア板の裏側の掃除って
時間が掛りますよね でも洗車をすれば綺麗に
なりますよ






表には深い彫りの杉野の王冠マークと薄い BIA 刻印 
クランクの裏には 68'8 製造と 168mmの長さが刻まれて
います この頃は杉野鉄工所と言った時代で、私が高校を
卒業する時に、就職票を送ってもらった事も有ります






ペダルはユニークトラックの初期型 やはり 四十数年は
経っています こいつにはまだまだ頑張って貰いましょう





なんて言いながら一通り観察をして行きますが、ほとんど昔を思い出して
楽しんでいる様なものですね でもこれから始まる整備のイメージも膨らませて
います 自転車も整備が待ち遠しいようです

前回の記事 【 謎のピスト お買い物自転車を整備する 】

次の記事 【 自転車を洗車する 】

コメント
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