Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車を洗車する

2013-07-13 20:23:43 | わかり易い 自転車整備
自転車整備の前に、これからの作業を進め易くするのが洗車です
綺麗にすると言うのも目的では有りますが 整備の為の準備と考えるのが
本来の洗車の目的かな・・





自転車の洗車 これは有る程度出来る環境が必要ですがこれを繰り返す事で
自転車の状態が良くなって行くのも事実です でも方法を間違えると弊害も
有るので注意も必要ですね 注意する事も書き加えながら進めて行きましょう






洗車に必要な物を用意しました 特に難しい物は
有りません 油汚れ用のクリーナーや他の部分を
洗う洗剤とスポンジなどです








まず油汚れの洗浄から始めます 使うのは青い容器の
WAKO'S ワコーズのフィルタークリーナー これを別の
容器に必要量移します 50cc程度も有れば充分です

使っている容器は自転車用のボトル、水筒の頭を切った
物です






クリーナーをハケを使い油汚れをした所へ塗って
行きます ハケは塗装用のお安い物で結構です




上部に有る部品から下へと進め 下でクリーナーを
受けてやると無駄なく使えます






チェーンやギアなどにも塗りますが 良く整備された
チェーンなら一周塗れば大丈夫 汚れが酷いなら少し
擦ってやれば良いですね





クリーナーを塗った瞬間から油脂分が流れ落ちます そして部品やフレームが
汚れたクリーナーで汚くなりますがこれは気にしなくて良いですよ 次の工程で
綺麗になりますから・・






クリーナを塗り終わったら水を掛けます 
するとクリーナーが白濁し流れ落ちます






チェーンは特に念入りに水を掛けた方が良いですね
チェーンのローラーリンクの中にクリーナーが残らない
方が良いですから 水が透明になればオーケイです

水を掛ける時はその方向に気を付けましょう
シートポストのフレームへの装着部分や特に
回転部分 水が入り易い方向からの放水は
なるべく避けた方が良いですね






駆動部などの油汚れの次はフレームや部品の
洗浄です 私が使うのは Simple Green シンプルグリーン
環境に優しいと言われている洗剤ですが お肌にも優しいと
感じます






これを希釈して使いますが泡が出る程度で充分です

先程のパーツクリーナーやこの洗剤 これは人に依り
お気に入りは色々だと思います 油汚れに強い台所用の
ジョイと言う商品 これが自転車の油汚れにも良いと言う
話しは聞いた事が有ります






この希釈した洗剤でスポンジを使い自転車の隅々まで
洗ってやります このシートポストの辺りはパイプ内に
水が入らない様に気を付けたい部分です






フレームなどを優しく洗い ホイールも丁寧に
洗ってやります スポークも結構汚れているので
ここは手を抜かない方が良いね




全体をシャンプーすれば水を掛けて洗剤を洗い
流します 洗剤はシミになるので残さない方が
良いですよ 

本職のメカニックなどは、何時も水が豊富に使えるとは
限らないので やはり泡切れの良い洗剤を選ぶ人が多い
のじゃないかな






日頃の汚れが落ちてすっきり






ブレーキの油汚れも ハンガー周りも綺麗に
なりました




洗い難いギア板の裏側もご覧の通り






年期の入った CINELLI チネリのバッヂステム
製造数も少なく少し貴重な部品です





これで自転車の洗車が完了です この後しばらく自然乾燥をさせてあげれば良いですよ

自転車の洗車、最近の部品は防水対策がかなり施されています これはやはり
雨天での走行やステージレース(何日も続けて走るレース)の影響も有るのかも
解りません 
でも古い自転車などは防水対策がほとんどされていないので、出来るなら洗車は
避けた方が良いでしょうね ただ今回の様に全ての整備をするのが前提なら大変
有効な作業だと思います

前回の記事 【 観察と準備 】

次の作業 【 チェーンには急いで オイルを差す 】

コメント (9)
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