Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキケーブル 長さの決定と先端処理

2014-07-16 20:32:24 | COLNAGO コルナゴ 組立
ワイヤーラインのシフトケーブルの取付けが終わった COLNAGO 今回は
ブレーキケーブルの長さを決め先端処理を行います これは大切な作業です





いよいよワイヤーラインの取付け作業が始まったコルナゴ
シフトに続きブレーキワイヤーに掛かります






フラットバー用のブレーキレバーにサイドプルの
ブレーキです 少しでも良い状態になる様に進めて
行きましょう






今回のブレーキレバーは軽快車向けの物を
選んでいます DIA-COMPE CT180 と言う商品です
ブレーキワイヤーを選ぶ時は取付部の形状に
注意が必要です








ワイヤーの先端の部分をタイコと呼びますが
このブレーキレバーにはこのタイプが必要です




ドロップハンドル用のレバーにはこの形の物を
使います




アウターケーブルは 巻物で長めの物を用意して
います






フロントブレーキのアウター受けから レバーの
ワイヤー受けまでの寸法を測ります フロントは
あまり難しく考える必要は有りません 見栄えが
良い長さにします




長さを決めたら印を入れておきます






ケーブルの切断にはカッターを使います

Park Tool CN-10C これの切断能力はステンレス
ワイヤーなら6mm程度と案内されていたので 1.6mm の
ステンレススポークを切ったら刃に傷が付きました
高価な道具、ちょっと悲しい・・・(笑)






フロントのケーブルを切りました 丁度良い長さです






リア側を測ります 私は右前で組んでいます






このフレーム、リアブレーキはフルアウターで
アウターケーブルはワイヤーバンドで止めます
DIA-COMPE の物を用意しました






胴抜きに合せオレンジを選びましたが とても
綺麗な色をしています






アウターを仮に止めてケーブルの長さを測ります






リアブレーキのワイヤーはハンドルを切った時に
引っ張られます






ハンドルを切り 要所でワイヤーが無理をしない
長さが必要です これは大切な事でここを注意
しないと落車などした時 ブレーキやレバー等の
部品を傷める事が有ります






リアブレーキのアウター受けまでの寸法を測ります
サドル下のワイヤーの曲がり具合は センスの出る
処です






ワイヤーをカットします こんな感じかな・・




今回ワイヤーの長さを決める時 アジャストボルトを
引上げています これはクイック機能の無いブレーキ
なのでホイールの脱着時の事を考えての事です






ケーブルのカットが終わったので作業台へ来ました
専用のカッターで切ってもケーブルの切り口は
潰れています これをこのまま使うのは良く
有りません 整えてやりましょう




金属スパイラルをヤスリで削り 平にしますが
表面の被覆はヤスリでは削れません 先に
カッターで少し切っておきます




ヤスリを用意します これは自分の使い慣れた
物で良いです ただあまり目の粗い物は使い難い
と思います






ヤスリで内部の金属を削り 面を綺麗にしてやります




面は整いましたが内部のライナーはまだ潰れたままです






ライナーは先の細い物を差し込んで整形します




これで完成です こんな事の積み重ねでタッチの良い
自転車になって行きます






インナーライナーに DRY-FILM これはフッ素樹脂
ですがスプレーをしておきます





これでケーブルの処理が終わりました 少し手間が掛りますが この辺りの作業を
しっかりしておくとブレーキレバーを握った時に カチッとした自転車になります
細かな事の積み重ねが大切です

前回の作業 【 シフトケーブルの長さ調整と取付け フロント 】

次の作業 【 ブレーキケーブル 取付け COLNAGO 】

 
コメント (8)
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