給水工事をする時にパイプの自由が利かない地獄(じごく)と言う状態が有ります
その様な時でも仕事を進め完了させなければいけません 地獄配管で通常の継手を使い
パイプを繋ぐ方法をご紹介します
今回の作業は一部実際に現場で作業を行った写真に加え、倉庫で模擬作業を行い
皆さんにその様子をご覧頂きます
実例
土を掘り地中埋設給水管を出しました
仕事の都合に依り給水管の一部を切り取ります
この給水管は掘り方も狭く自由に動かせません
この様な条件では給水管を復旧する時 ソケットを使い
ただ繋げば良いと言う訳には行きません
繋ぎ
結果としてこの様な継手の使い方をして復旧します
復旧の方法としては他のやり方も有りますが今回は
何故ソケットが使えなくなるのかの説明をしながら
この施工方法をご案内させて頂きます
倉庫のベニや板の上で模擬作業を行います 用意したのは
HIVP 20 と言うパイプで一般的に良く使われている部材です
まず念頭に置いて頂きたいのは この給水管は左右、上下に
動かない状態で有る事を想定しています
まず給水管のこの部分をカットします
パイプカッターを使います
給水管を切りました 確認して頂く為にパイプを上下にずらしています
この後この給水管を復旧し水を通水出来る様に作業を進めます
この給水管を元に戻す場合はソケット(真っ直ぐな継手)を
使えば良いのですが、今回の状況では使えません
※ この理由はもう少し後で説明させて頂きます
給水管をもう一ヶ所切りました カット間の寸法は約 25cm です
この給水管を復旧する場合 この様にソケットを2個使えば済みます
ソケットを含め継手にはパイプを差し込む必要が有ります
これは管径に依って変わりますが 今回の 20mm のパイプの
差し込み寸法は 35mm です
継手にパイプを差し込む時には、一旦パイプを 35mm動かし
もう一度それを継手の奥まで差し込む必要が有ります
この様な作業を ヤリトリ と呼びます
今回は最初にお断りした様に給水管は動かせません
これではソケットに差し込む事が出来ません
この状態を 地獄 と呼んでいます
地獄配管の場合 パイプを炎で炙り柔らかくして施工する事も有りますが
今回は、火を使わずこのエルボと言う 90度に曲がった継手を使います
まず切り取った動かせない給水管の両側にエルボを接着剤を使い
取り付けます この時に注意をする事は、左右のエルボの方向が
捻れていない事
この写真では両方のエルボがベニヤ板に隙間無く接しています
この状態を現場では目視で行います
※ パイプの切り端の面取り、継手の差込代のマーキング
接着剤の塗布は必要ですが 今回の模擬作業では省いています
次に行うのは復旧用に用意した給水管を寸法取りして 先程取り付けたエルボ間の
寸法に合わせた写真の様な物を作ります このエルボにも接着剤は使っています
この動かせない給水管のエルボ間と 復旧用に用意したエルボ間との寸法は
同じである必要が有ります
二つを仮に合せてみるとしっかりと合っています これは
大切な事です
復旧用のエルボに短管を装着します この短管の長さも
今回の状態では同じ長さにします
寸法取りした復旧側と動かせない給水側とを接着剤を塗り
しっかりと継手の奥までパイプを差し込みます
これで接着剤が乾けば完了です 地獄配管 これは悩ましい状態で改装工事などでは
たまに起こる事は有りますが、新規で配管をする場合は絶対にそんな状況を作ってはいけません
その様な時でも仕事を進め完了させなければいけません 地獄配管で通常の継手を使い
パイプを繋ぐ方法をご紹介します
今回の作業は一部実際に現場で作業を行った写真に加え、倉庫で模擬作業を行い
皆さんにその様子をご覧頂きます
実例
土を掘り地中埋設給水管を出しました
仕事の都合に依り給水管の一部を切り取ります
この給水管は掘り方も狭く自由に動かせません
この様な条件では給水管を復旧する時 ソケットを使い
ただ繋げば良いと言う訳には行きません
繋ぎ
結果としてこの様な継手の使い方をして復旧します
復旧の方法としては他のやり方も有りますが今回は
何故ソケットが使えなくなるのかの説明をしながら
この施工方法をご案内させて頂きます
倉庫のベニや板の上で模擬作業を行います 用意したのは
HIVP 20 と言うパイプで一般的に良く使われている部材です
まず念頭に置いて頂きたいのは この給水管は左右、上下に
動かない状態で有る事を想定しています
まず給水管のこの部分をカットします
パイプカッターを使います
給水管を切りました 確認して頂く為にパイプを上下にずらしています
この後この給水管を復旧し水を通水出来る様に作業を進めます
この給水管を元に戻す場合はソケット(真っ直ぐな継手)を
使えば良いのですが、今回の状況では使えません
※ この理由はもう少し後で説明させて頂きます
給水管をもう一ヶ所切りました カット間の寸法は約 25cm です
この給水管を復旧する場合 この様にソケットを2個使えば済みます
ソケットを含め継手にはパイプを差し込む必要が有ります
これは管径に依って変わりますが 今回の 20mm のパイプの
差し込み寸法は 35mm です
継手にパイプを差し込む時には、一旦パイプを 35mm動かし
もう一度それを継手の奥まで差し込む必要が有ります
この様な作業を ヤリトリ と呼びます
今回は最初にお断りした様に給水管は動かせません
これではソケットに差し込む事が出来ません
この状態を 地獄 と呼んでいます
地獄配管の場合 パイプを炎で炙り柔らかくして施工する事も有りますが
今回は、火を使わずこのエルボと言う 90度に曲がった継手を使います
まず切り取った動かせない給水管の両側にエルボを接着剤を使い
取り付けます この時に注意をする事は、左右のエルボの方向が
捻れていない事
この写真では両方のエルボがベニヤ板に隙間無く接しています
この状態を現場では目視で行います
※ パイプの切り端の面取り、継手の差込代のマーキング
接着剤の塗布は必要ですが 今回の模擬作業では省いています
次に行うのは復旧用に用意した給水管を寸法取りして 先程取り付けたエルボ間の
寸法に合わせた写真の様な物を作ります このエルボにも接着剤は使っています
この動かせない給水管のエルボ間と 復旧用に用意したエルボ間との寸法は
同じである必要が有ります
二つを仮に合せてみるとしっかりと合っています これは
大切な事です
復旧用のエルボに短管を装着します この短管の長さも
今回の状態では同じ長さにします
寸法取りした復旧側と動かせない給水側とを接着剤を塗り
しっかりと継手の奥までパイプを差し込みます
これで接着剤が乾けば完了です 地獄配管 これは悩ましい状態で改装工事などでは
たまに起こる事は有りますが、新規で配管をする場合は絶対にそんな状況を作ってはいけません
実際の現場写真であれば もっと臨場感も有るかと思いますが その様な写真は扱いが難しく、自分の倉庫での模擬作業でご紹介させて頂いています
土木屋さんで有れば私達一般住宅やマンションの工事とは多少違う部分はあると思いますが それぞれが自分の知恵が必要ですよね
自転車整備を楽しみにして頂いている方達がどの様に思われているか気になりますが 出来れば又 本職の方の仕事も紹介させて頂きます。
最近はkinoさんの自転車日記がお仕事日記になることが多いですが、それでもまじめで丁寧な解説に、ついつい最後までじっくり読んでしまいます。
全く違う分野でも何か参考になりそうなことがあるような気がするのです。
以前からのお話しぶりからクロス屋さんだと思っていました 出力紙(検索しました)を扱う職業だと言う事ですが、やはり写真等をポスターや店舗装飾の為に加工、製作する仕事なんでしょうか
最近は私自身が自転車に乗る時間が無いので 本職のごく一部をご紹介している状態です
この様な仕事も基本が有っても、何が絶対に正しいと言うものも無く 自分が持っている引き出しの中の知識と技術の中から現場に応じて対応していると言う処ですね
興味を持ってお付き合いを頂き有難うございます
そうしないと、長期的に見ると水撃で配管にダメージを与え耐久寿命が短くなったり、他の箇所が壊れたりしませんかね?
水撃、ウォーターハンマーで配管の寿命が短くなる?
その様な事を懸念をされる人が ここでどうしてユニオンを使う事を推奨されるのでしょうか?