Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

メンテナンス ペダル

2009-01-11 11:49:37 | 自転車整備 ペダル
今回はペダルのメンテナンスをやってみましょう




予備に買い置きして有ったCampagnolo スーパーレゲロ ピスト用ペダルです
1974年前後のデットストックですが 最高の状態にしておきましょう



これからばらしていきましょう



必要な物はこれだけ Microlonを使う様になってからヘア・ドライヤーを良く使います





ペダルキャップを外しました 使っていないペダルですがカンパの乳白色のグリスがこんな色になっています


この当時のカンパのグリス 製造中止、私の在庫も少なくなりショックでした



ロックナットを外します スパナは11mm


玉押しに使うスパナは13mmです



ばらしたら洗い油の中へ 本来灯油を使いますが私はガソリンを使います
ガソリンは引火点が低く取り扱いに注意が必要ですが 洗浄力も高く
乾燥も早いので次の作業に移りやすくて良いですね


歯ブラシとキッチン用のこんなブラシを使い分け 洗浄、脱脂をします


スチールボールは良く無くすので茶こしに入れて洗浄 これは便利でお薦め


洗浄後 同じ整備をするなら出来るだけ丁寧にしましょう



ここからMicrolon処理 回転部分のパーツをドライヤーで加熱します


そしてMicrolonメタルトリートメントをスプレー 
その後もう一度加熱しテフロン樹脂を金属の多孔構造に埋め込み、マイクロロンを定着させます



組み付けをする前にグリスをネジやシャフト全体に薄く塗っておきます こうしておくと何年たっても綺麗なままです


Microlonリブリカントを使って組むのですが このグリスは粘度が低くベアリングを入れるのがかなり難しいです 
この辺は私の技術をもっと磨かないといけません


玉当りの調整 これは真剣に指先に神経を集中しガタが出る一歩手前ギリギリの一点を探します 
頻繁なメンテが必要ですがこの調整は大切な事です



組み付け調整後 各部も磨きピカピカに 磨くの大好き(笑)
今ピストにはカンパの鉄プレートを使っていますが それが結構お気に入りです この軽合プレートに代えるか思案中


このMicrolonを使い出すともう他のグリスが使えません それくらい手応え、感触が良いです
今回の調整後もカンパ特有のしっとりヌメヌメ感の感触を残しながら 素晴らしい状態に仕上がりました



このマイクロロン 結構敷居が高く取り扱いをしているお店が限られています
私はこちらでお世話になっています 神の腕を持つ凄腕メカニック
【カツリーズ サイクル】





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