シマノのビンディングペダル 105シリーズ PD-5610 のメンテナンスを行います
細部にわたり多くの写真を使い作業手順をご紹介させて頂きます どうぞご覧下さい
シマノのSPD-SL ビンディングペダル これのグリスアップを行います
回転部分だけではなくビンディングも分解し整備をして行きます
PD-5610 シマノの 105シリーズですが 5600系は
2005年に出ています 数字の最後に 10の文字が有るのは
マイナーチェンジがされた時に、用いられると思いますが
私には正確な年代まで解りません
今回のペダルは誰かがお使いになっていた物で
その使われ方も整備の履歴も分りません
良く観察しながら作業を進めて行きたいと思います
今回の整備をする為の道具を用意しました 最低これだけは必要です
これ以外に必要な時は本文中で紹介させて頂きます
整備を始める前に色々と観察します 外見は特に問題は
無く 年式を考えるとむしろ綺麗な方です 回転具合は
左右で感触が全く異なります、これは気になる部分です
まず回転部分をペダルから取り外します 使う工具は
シマノ TL-PD40 この工具は絶対用意しておいた方が
良いです 以前これを使わずに酷い目に合いました
左側のペダルから始めます 工具をペダルの回転部分の
装着部 黒い樹脂部品に差し込みます
この様な状態です
工具を回す為に モンキーレンチを用意します
シマノの工具は 30mm以上有りますから 口がそれ以上開く
モンキーが必要です このモンキーは 36mm まで開きます
樹脂製工具にモンキーを掛けます
本体をしっかりと保持し モンキーを緩める方向に
力を加えます 固いです、回りません
※ 左側のペダルは 正ネジ 右側は 逆ネジです
一つ道具を追加します 300mm サイズのモンキーレンチです
これはテコ代わりに使うので モンキーで無くても強度が有る
棒状の物で OK です
傷が付かない様に テコをペダル本体に差し込み
樹脂工具を緩めます この様な大きな力を掛ける時は
怪我をしない様に充分注意が必要です 工具が外れたり
急にネジが緩んだ時に良く怪我をします
ネジを最後まで緩め シャフト=回転部分を抜きます
一つのパーツとして構成された回転部分です 先端の
グリスを拭き取りました 構造はカップアンドコーンです
ロックナットと玉押しが見えます グリスの感触は見た目も
新品時の純正のままだと思います
この取り外した回転部分は ペダル アクスル アッセンブリー
と言う名称で ペダルの展開図に案内され 少し調べると
アルテグラにも同じ物が使われています 分解して行きます
一番先端に有るロックナットには 7mm のレンチを使います
その下に有る玉押しには 10mm のスパナを使いますが
通常のスパナの厚さでは ロックナットに被ってしまいます
ここには薄型のスパナを使った方が賢明です
通常のスパナと薄型のスパナです 滅多に使わない道具ですが
不具合なく整備を進める為に揃えています
道具を相チャンして使います イメージとして短いスパナを
保持し 長いレンチを緩める方向に回します ※ 正ネジです
工具はこの様に部品のナットを傷めない様に使っています
ロックナットが緩みました 青く見えているのは
ネジの緩み止め剤でしょう
少しロックナットが固いので 違う工具を用意しました
小さなモンキーレンチです UM24 ロブスターのハイブリッド
モンキーと言う商品で 先程の UM36 と同じシリーズです
モンキーをシャフトのペダル脱着時に使う 小判型部に掛け
ロックナットを緩めています
ロックナットを外しました
次は玉押しを緩め 外します
これが玉押しで ナット側とコーン側です
玉受けに並んでいたスチールボールも取り出しました
小さな玉です 回転部分を分解する時はこのボールを
無くさない様に気を付ける必要が有ります
分解時には下にウエスを敷くなどし 落ちたボールが
転がって行かない様にすると良いと思います
スチールボールのサイズを測ってみます ノギス読みで 2.40mm
ベアリングの規格では 2.38mm 呼び径 3/32 と言う小さな物です
筒状の玉受けを外します このパーツには単品としての
取扱いは無く 部品交換の場合はシャフトも含めたアッセン
での購入が必要になります
パーツを外しました 引き抜くだけです 玉受け部が
見えています
先に クランク寄りのスチールボールを取り出しました
先程と同じボールが 12個づつ使われています
グリスを拭き取ると 黒い樹脂パーツの姿が見えます
樹脂パーツは差し込んで有るだけです 回転性能に寄与
していない部品です 組立て時に多少ボールが並べ易い
程度のパーツです
黒い樹脂のネジが切った ロックボルトに引っ付いている
金属の輪 これも玉受けです こちら側は外した金属の筒と
両方が玉受けと言う変った構造だと思います
樹脂製の名称がロックナットを外します 差し込んである
だけです
樹脂製では有りますが ペダルアクスルを本体に固定
する為の重要な役割を持っています
グリスで良く汚れていますが ここには・・
ゴム系のシールが装着されています これも単品では手当てが
出来ません 無ければ水が入り放題です 丁寧に扱わないといけません
これで回転部分のスモールパーツは全て分解しました
ここまで随分長い記事になってしまいました 構造と作業手順は解って頂けたでしょうか
今回はビンディング部の分解も行います その作業風景は次回にさせて頂きます 次回も
どうぞお付き合い下さい
次の作業 【 ペダルのメンテナンス ビンディングを分解 シマノ PD-5610 】
細部にわたり多くの写真を使い作業手順をご紹介させて頂きます どうぞご覧下さい
シマノのSPD-SL ビンディングペダル これのグリスアップを行います
回転部分だけではなくビンディングも分解し整備をして行きます
PD-5610 シマノの 105シリーズですが 5600系は
2005年に出ています 数字の最後に 10の文字が有るのは
マイナーチェンジがされた時に、用いられると思いますが
私には正確な年代まで解りません
今回のペダルは誰かがお使いになっていた物で
その使われ方も整備の履歴も分りません
良く観察しながら作業を進めて行きたいと思います
今回の整備をする為の道具を用意しました 最低これだけは必要です
これ以外に必要な時は本文中で紹介させて頂きます
整備を始める前に色々と観察します 外見は特に問題は
無く 年式を考えるとむしろ綺麗な方です 回転具合は
左右で感触が全く異なります、これは気になる部分です
まず回転部分をペダルから取り外します 使う工具は
シマノ TL-PD40 この工具は絶対用意しておいた方が
良いです 以前これを使わずに酷い目に合いました
左側のペダルから始めます 工具をペダルの回転部分の
装着部 黒い樹脂部品に差し込みます
この様な状態です
工具を回す為に モンキーレンチを用意します
シマノの工具は 30mm以上有りますから 口がそれ以上開く
モンキーが必要です このモンキーは 36mm まで開きます
樹脂製工具にモンキーを掛けます
本体をしっかりと保持し モンキーを緩める方向に
力を加えます 固いです、回りません
※ 左側のペダルは 正ネジ 右側は 逆ネジです
一つ道具を追加します 300mm サイズのモンキーレンチです
これはテコ代わりに使うので モンキーで無くても強度が有る
棒状の物で OK です
傷が付かない様に テコをペダル本体に差し込み
樹脂工具を緩めます この様な大きな力を掛ける時は
怪我をしない様に充分注意が必要です 工具が外れたり
急にネジが緩んだ時に良く怪我をします
ネジを最後まで緩め シャフト=回転部分を抜きます
一つのパーツとして構成された回転部分です 先端の
グリスを拭き取りました 構造はカップアンドコーンです
ロックナットと玉押しが見えます グリスの感触は見た目も
新品時の純正のままだと思います
この取り外した回転部分は ペダル アクスル アッセンブリー
と言う名称で ペダルの展開図に案内され 少し調べると
アルテグラにも同じ物が使われています 分解して行きます
一番先端に有るロックナットには 7mm のレンチを使います
その下に有る玉押しには 10mm のスパナを使いますが
通常のスパナの厚さでは ロックナットに被ってしまいます
ここには薄型のスパナを使った方が賢明です
通常のスパナと薄型のスパナです 滅多に使わない道具ですが
不具合なく整備を進める為に揃えています
道具を相チャンして使います イメージとして短いスパナを
保持し 長いレンチを緩める方向に回します ※ 正ネジです
工具はこの様に部品のナットを傷めない様に使っています
ロックナットが緩みました 青く見えているのは
ネジの緩み止め剤でしょう
少しロックナットが固いので 違う工具を用意しました
小さなモンキーレンチです UM24 ロブスターのハイブリッド
モンキーと言う商品で 先程の UM36 と同じシリーズです
モンキーをシャフトのペダル脱着時に使う 小判型部に掛け
ロックナットを緩めています
ロックナットを外しました
次は玉押しを緩め 外します
これが玉押しで ナット側とコーン側です
玉受けに並んでいたスチールボールも取り出しました
小さな玉です 回転部分を分解する時はこのボールを
無くさない様に気を付ける必要が有ります
分解時には下にウエスを敷くなどし 落ちたボールが
転がって行かない様にすると良いと思います
スチールボールのサイズを測ってみます ノギス読みで 2.40mm
ベアリングの規格では 2.38mm 呼び径 3/32 と言う小さな物です
筒状の玉受けを外します このパーツには単品としての
取扱いは無く 部品交換の場合はシャフトも含めたアッセン
での購入が必要になります
パーツを外しました 引き抜くだけです 玉受け部が
見えています
先に クランク寄りのスチールボールを取り出しました
先程と同じボールが 12個づつ使われています
グリスを拭き取ると 黒い樹脂パーツの姿が見えます
樹脂パーツは差し込んで有るだけです 回転性能に寄与
していない部品です 組立て時に多少ボールが並べ易い
程度のパーツです
黒い樹脂のネジが切った ロックボルトに引っ付いている
金属の輪 これも玉受けです こちら側は外した金属の筒と
両方が玉受けと言う変った構造だと思います
樹脂製の名称がロックナットを外します 差し込んである
だけです
樹脂製では有りますが ペダルアクスルを本体に固定
する為の重要な役割を持っています
グリスで良く汚れていますが ここには・・
ゴム系のシールが装着されています これも単品では手当てが
出来ません 無ければ水が入り放題です 丁寧に扱わないといけません
これで回転部分のスモールパーツは全て分解しました
ここまで随分長い記事になってしまいました 構造と作業手順は解って頂けたでしょうか
今回はビンディング部の分解も行います その作業風景は次回にさせて頂きます 次回も
どうぞお付き合い下さい
次の作業 【 ペダルのメンテナンス ビンディングを分解 シマノ PD-5610 】
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