Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ハンドル 高さ調整 スプートニク

2022-09-10 20:00:44 | ロード
ロードレーサーのハンドルの高さを調整します 構造はアヘッドタイプです
スペーサーのサイズを変える事で希望の高さにします 作業風景をどうぞご覧下さい





マグネシウムとカーボンのコンポジットフレーム スプートニクです
先日ハンドルを突いて角度を変えました それで STI レバーとその付近が
高く 身体に近くなりました




実際に乗ってみると凄く楽にはなりました
サイクリング車ならそれで良いと思います でも乗っているのは
ロードレーサーです このままでは上体が立って背中が上手く使えません




もう少しハンドルを下げて 今の状態を解消したいと思います




まずトップキャップを外します ヘッド小物は
CHRIS KING を使っています






5mm のアーレンキーを使い ボルトを外しました




キャップを外しました アルマイトが上質なんでしょうね
まだ全く腐食していません






Hirame のマルチプレッシャーアンカーを使っています
このパーツは良いですね






ステム上部のコラムスペーサーを外します 2枚使っています






ステム取付け用ボルトを緩めます






4mm のアーレンキーを使います このネジ 2本を緩めると
ステムを抜く事が出来ます






ステムを抜こうとハンドルを持ち上げましたが
フロントブレーキのワイヤーが短くて抜けません
さてどうしましょう・・






この様な場合 ブレーキワイヤーを外すか ブレーキ本体を
外すかの二択ですが 今回は本体を外します






ブレーキ取付け用の沈頭ボルトを外しました 5mm の
アーレンキーを使います






ブレーキ本体を外しました この方がインナーワイヤーを
傷めなくて良いでしょう






ステムをフォークコラムから抜きました






ステム下にはスペーサーを 3枚使っています
サイズは後で測ってみましょう




取り外したパーツはこれだけです






整備台に移りました 使われているスペーサーの厚さを
ノギスで測ります




各スペーサーの寸法を記入しました 右の 2枚がステム上部です
これらを組替えて 2~3mm 下げます








組替えだけで上手くいかなければ 買い置きしている奴を
使いましょう ただこのスペーサーはメーカーが変ると
微妙に外径が合わずに段差が出来ます








こうします 右の2mm を 買い置きの 3mm に替え
左の 5mm と入れ替えます これで 2mm ステムが
下がります
全体の合計が 1mm 増えますがそれは 対応出来ます








では組みます フォークコラムの古いグリスを拭き
新しいグリスを使います ヘッド周辺の汗対策は
大切です 隙間無く塗布します






ステム下のスペーサーを入れます 10mm と 3mm 3mm です






一旦コラムと ステムの内径部をウエスで拭き取ります






摩擦増強剤を使います






塗布部分全体に塗り拡げます






ステムをコラムに差し込みます






ステム上部にスペーサーを入れます




スペーサーを入れました 10mm と 5mm です






トップキャップを取り付けます これの周囲 スペーサーと
干渉する部分にもグリスを塗っています






ボルトを入れます 今はプレッシャーアンカーの上に
乗っています これだけネジ込み代が有れば大丈夫です




ボルトを締めます 仮締めです






ブレーキを復旧します




センター出しをしながら取り付けボルトを締めます






ハンドルのセンターを睨みながら ステム固定ボルトを
締め込みます ヘッドのガタは当然無い様に調整は必要です
ボルトの締め付けトルクは 5N.m でセットしています






余剰グリスを拭き取り 一連の作業は完了です







今回の高さ調整に使っているスペーサーの寸法です
この様な事をノートに残しておくと 必ず役に立つ時が
有ります





今回の高さ調整は 2mm 下げただけですが これでも乗り味は凄く変るでしょう
これで一度乗ってみます


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