Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

マリーさん来訪 愛車 Orca オルカの洗車

2011-08-25 20:35:06 | よもやま話
自転車仲間のスレンダーなローディ マリーさんが私の自転車工房へ
来てくれました 先日長野県で行われた実業団の雨中レースで使った
愛車のメンテナンスと洗車のお手伝いをしました




マリーさんの愛車 ORBEA Orca オルベアのオルカ
トップエンドの素晴らしい自転車です






雨中でのレース 自転車にも大きなストレスを
与えます レースを終了後自転車の手入れをせずに
持って帰って来たとのこと
 
チェーンにうっすらと錆が浮いてきています これは
なんとしても避けたい事 普段大切にし、調子が良く
なって来たチェーンが一度で駄目になります せめて
ここだけは どんなオイルでも良いですから一塗りして
持って帰りたいですね




雨中で使ったホイールらしく 良い雰囲気を出しています(笑)

さて綺麗にしましょう!




何時もの洗車の手順 フィルタークリーナーを使います
油脂汚れの部分には刷毛で塗ります






マリーさんは その間にホイールを洗っています
こんな素敵な笑顔ですが 最近はかなり自制し
月間 1000km を超える練習をされています 家の
事をしながらのこの距離は かなりの自己管理が
必要だと思います

履いているパンツは先日買ったオニューだって




フィルタークリーナーの後は シンプルグリーンで
フレームなどの汚れを落とし 水を掛けて洗剤を
洗い流しましょう



befor after



チェーンホイール デュラは汚れていてもあまり目立たないですね(笑)






フロントディレーラー付近 チェーンも綺麗に
なっているね






リアディレーラー






誇らしげな Orca の文字
B.B 部分とチェーンホイール裏側





少々時間を掛け洗車とオイルアップをしました 選手の自転車を触るのは楽しいですね
少しでも良い状態にしたいと気持が高揚します 
このオルカ 良くまとまった自転車です この容姿に仕上げるには 乗り方が間違って
いない事 自転車の知識を持った人が組上げた この辺が上手く機能したのだと思います

マリーさんは自分で洗車をする知識と技術はお持ちです 今回来られたのは他にも用事が
有ったからで それはリアホイールの調子がおかしい と言うもの 自転車に対する気配り
これは選手として大変大切な事です これからも自転車を大切にされる事でしょう

自転車の洗車の詳しい方法は
過去日記 【 自転車の洗車 レースメカニックはこうする 】

マリーさんの楽しいブログは 【 あんふぁん絵日記 】


そして



マリーさんからの今日のご褒美はこれ
こだわりの かりんとう 普段甘いものはあまり
食べませんが これは優しいお味で美味しく頂きました・・

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Campagnolo SHAMAL ハブのグリスアップと調整

2011-08-24 20:27:01 | 自転車整備 ハブ
すでに数回記事が続いている Canpagnolo SHAMAL カンパニョーロのホイール
シャマル 今回は新しいグリスを入れ組み立て調整の 最終作業を行います
多くの写真を使いその作業手順をご覧頂きます





カンパニョーロの完組みホイール Shamal シャマル まだ未使用の新しいホイールですが 
先日より分解、洗浄し マイクロロン処理も済ませました 今回は最後の作業、組み立て調整です





回転部分に使われているパーツはこれだけです




では始めましょう



樹脂製の茶色いリテーナーのケースに セラミックボールを
組み付けて行きます ここで使うグリスは極少量が良いですね
この段階で多くのグリスを使うと埃を呼ぶだけです






左右のリテーナーを組み付けました これは少し置いて
おきます








ハブ本体のボールレース(玉受け)にグリスを塗布します
グリスは 思いの外防水シールが効いていそうなので
マイクロロンのルブリカントを使います やはりこの
グリスの摩擦抵抗の低さは魅力です






このボールレースに 先程準備したリテーナーを入れますが
これには方向が有りますので注意が必要です 写真上の方向で
そのまま装着します






ボールレースにリテーナーを入れ そこにグリスを
塗布します






これはしなくても良い作業ですが ここでコーン(玉押し)を
一度装着し指先で回転させてみます こうする事でリテーナーの
方向の確認と グリスの回り具合を確認出来ます 私は今でも
必ず行う確認作業です






確認作業が終われば 白い防水シールを装着します






この防水シールは玉押しと一緒に回る事も有るので
ハブ本体との接触部分にはグリスを塗布します

このシールはただ置くだけでは無く ハブ本体にはまり込む
溝が有ります 写真ではドライバーを使っていますが 傷を
付けてはいけません 実際の作業では指の爪で押し込んで
行きました




ハブ本体片側に組み込む回転部品はこれで完了です






逆側にも同じ手順で組み付けます




回転部品を組み付けた ハブボディに シャフトを
装着しましょう シャフトには薄くグリスを塗っておきます
これは腐食防止で回転性能には関係ありません








このハブは左右でシャフト外部の構造が異なります

それらの外景を自転車のどちらへ持っていくかは
シャフトを入れる方向に関係して来ます リムのデザイン
などを良く観察しながら決めると良いですね これは
見た目の事だけで性能には関係ないので 拘らない
方は何も考える必要はありません






左側からシャフトを入れました 次は右側からの作業です
ホイールを反転させます (便宜上 右 左と言っています)






玉押しを装着します ネジは切って有りません 
押し込むだけです 全体に薄くグリスは塗って
おきましょう








背割りがされた金属スリーブを取り付けます
玉押しを押す為の部品です 右側のここまでは
各部品をシャフトの外側へ差し込んでいるだけです




次は玉当りを調整する為の部品です






上記部品の緩み止めの為のボルトです 青い緩み止め剤が
使われていますが ここは絶えず外気に晒される部分です

錆止も兼ねてグリスを塗っておきます マイクロロンの
ルブリカントはネジに塗るとネジが良く緩むので使っては
いけません カンパグリス LB100を使っておきましょう






玉当り調整の部品にも内ネジが切ってあります
ここも使うのは白い カンパグリス




ハブシャフトにねじ込みます 調整は後でするので
適度に締め込んでおきましょう ※ ネジは正ネジです






ステンレスのワッシャーですが グリスを塗り
ハブシャフトの上に置いておきます(シャフトと
外径が同じサイズです)






ハブの一番外側の部品で シャフトの内ネジに
ねじ込みます ここにもカンパグリスを塗布 
※ ネジは正ネジです




左右共 5mm のアーレンキーを使い 前出の部品を
目一杯締め込みます これで組み立ては完了です




玉当りの調整は この右側の部品を締め込んだり
緩めたりして 玉押しの当りの調整を行います
当りが決まれば 2.5mm のアーレンキーで ボルトを
締め込み 調整部品が動かない様にします




完了です 分解洗浄 マイクロロン処理 摩擦抵抗の少ない
マイクロロンのルブリカントを使い 私が出来るだけの整備、
調整をしました




これは私のロードに使っている リアが 120mm巾時代の
オールドカンパと呼ばれる 40年以上前のレコードハブ

回転の軽さだけで評価をしたら 40年以上前のハブが
ボロ勝ちです ただ現在はそれだけで評価をしたら
いけないのかも分りません





Campagnolo SHAMAL ULTRA ハブはカーボン胴で 回転部は USB SERAMIC Ultra Smooth bearings

カンパニョーロは 
ハブにUSB を採用し、ホイールの回転性能を大きく改善しました。軽量化が図られ、メンテナンスの
頻度も少なくすることが可能です。
比較試験によると、USB ベアリングはスタンダード・ベアリングより50%も優れた回転性能を持っている
ことが分かりました なんて紹介をしています

40年以上前にオールドカンパの あの回転性能を完成させていたカンパニョーロ それ以降
新しい素材も出来、製造技術も発達した現在 セラミックのベアリングまで使ったハブって
何処まで素晴らしいの? の期待を持って触ったシャマルのハブ・・・ しかしその回転の渋さに
がっかりで おまけにゴリを感じる始末 そんな事もあり今回のフルメンテになったのですが

今回分解整備をし さすがにゴリ感は無くなりましたが回転の渋さは相変わらず
これは防水性を追い続けた結果かな? 回転軸をゴムで挟むんだから仕方が
無いですよね 回転の軽さを犠牲にしてでも防水性を優先し整備性を上げる 
これが今の風潮なんでしょう 

そして硬度の高いセラミック、実走行なら歪みも無いから良いんだよ 机の上で
指で回しても仕方が無いよ実際走ってごらん なんて言われそうです ごもっともです・・

前回の記事 【 カンパ シャマル ウルトラ ハブの部品構成 】

リアハブの分解整備はこちら 【 Campagnolo シャマル ウルトラ フリー分解 】

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カンパ シャマル ウルトラ ハブの構成部品

2011-08-23 20:22:27 | 自転車整備 ハブ
Campagnolo SHAMAL カンパの完組みホイール シャマル 
これのフロントハブを前回分解しましたが 今回は各部の
洗浄に併せこのハブの構成部品を見てみましょう





前回分解した各部品達 まだ未使用のホイールですが使われていたグリスを
洗浄します 良く知った部品ならガソリンを使いますが、私自身に実績がない
ハブですので 今回は洗浄力は落ちますがデグリーザーを使います






ハブ本体の内部 ボールレースを中心に ウエスに
デグリーザーを染み込ませ丁寧に拭き取りました




他の回転部分の部品もブラシなどを使い綺麗に
グリスを落としました おそらくカンパの LB100
と言うグリスだと思いますが デグリーザーに
直ぐ溶ける柔らかなグリスですね




では



部品構成を見て行きましょう これはハブシャフト
材質はアルミだと思います この黒い部分はハブの
左側(フロントハブに左右は有りませんが そう表現
させて頂きます)
左側の玉押しで 大きな輪の方は樹脂で出来た防御カバー
です






これからの部品は ハブの内部側から順に紹介
して行きます しばらくは左右一緒の物が続きます

一番内側はリテーナーです 茶色いのは樹脂製の
リテーナーのケース 下の黒いボールはセラミック製の
ベアリングの玉です 片方 15個づつ使われています






リテーナーの外側の防水シール 表面は白いゴム質ですが
内部の黒い物はおそらく金属でしょう 内径部分がシャフトと
接し 防水の機能を持たせます




ここからは右側に使うパーツで これは玉押し




玉押しの中に入り 外側のツバで玉押しを押さえる
構造で 背割りが入っており 材質はアルミです




外径と内径がハブシャフトと一緒のサイズ 厚さが
1mm くらいの ステンレス製と思われるワッシャーです






これが右側(片方)だけに有る 玉押しの当りを
調整する為の部品で 内ネジが切って有り シャフトに
ねじ込みます




前出の調整用部品を締め付ける為のボルトです
頭は 2.5mm のアーレンキーを使います




ハブの一番外側 フロントエンドに当る部分 外ネジが
切ってあり ハブシャフトにねじ込みます

これで回転部分に使われている部品は全部です まだ
これらの内側に 玉受け(ボールレース)薄いシム
防水シールが有りますが そこまで分解整備をする事は
通常では無いかと思います



 
折角ですから ハブにも Microlon マイクロロン処理を
やってしまいましょう






ついこの間 Microlon マイクロロン処理の方法を詳しく
案内したので 簡単に行きましょう 処理をしたい
所を加熱し メタルトリートメント スプレーを吹き付け
冷却 これでお肌はスベスベ






他のスモールパーツにも処理をします セラミックボールの
表面にマイクロロンの皮膜が出来るのかは不案内ですが
テフロンが何か良い方にお手伝いをしてくれるでしょう




さて たかが回転部品の洗浄で長く引っ張ってしまいましたが
私も一つ一つ確認しながら 次の事を考えながら皆さんと一緒に
勉強です この部分はどうの様に整備を進めればよいかな?と

そんな事を考えるのも又楽しいですよね じゃ次回はグリスアップと
組み立てをやりましょう 次回もお付き合い下さい・・

マイクロロン処理の方法は 【 自転車部品に Microlon マイクロロン処理 】

前回の分解作業は 【 カンパニョーロ シャマル フロントハブ 分解整備 】

次の作業 【 Campagnolo SHAMAL ハブのグリスアップと調整 】

 
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カンパニョーロ シャマル フロントハブ分解 整備

2011-08-22 20:09:59 | 自転車整備 ハブ
Campagnolo SHAMAL ULTRA カンパニョーロの完組みホイール シャマル
これに使われているハブを分解整備します まずはフロントハブから
始めましょう






今回分解するのはこのホイール カンパのシャマル
まだ未使用の新しいホイールですが 使う前に分解し
グリスの入れ替えなどの調整をします






このハブの胴はカーボン 回転部分は USB
ULTRA SMOOTH BEARINGS と謳われています

カンパニョーロに依ると
比較試験によると、USB™ベアリングはスタンダード・
ベアリングより50%も優れた回転性能を持っている
ことが分かりました。 と言う事なんですが・・・






分解する前にこのハブを外から観察してみましょう
前ハブに 右も左も有りませんが 便宜上写真上の
右側には玉当りを調整する為の部品が付いています
シャフトの中心は 6角の穴

写真下の左側は 玉当りの調整部品が無くシンプルな
外見で やはりシャフトのシャフトの中心には 6角の
穴です 

まあこう言う穴が有る所は 始めて触る部品でも
何か工具を使う所だと想像出来ますよね






では分解してみましょう 私もこのハブの整備は
始めてですが 外見を見た処一番外側の、フレームの
エンド小物に接触する部品 これを外すのが一番最初
でしょう

先程の 6角穴を早速使います 左右共に 5mm のアーレンキー
を使い緩めます ※ ネジは正ネジです
右側の外側ナットが外れました これは想像通りです






そのナットの外面と内側 これは単にホイールを
フレームに取り付ける為に必要な部品で ハブの
回転性能には関係していません

今回のハブ この後色々な部品を外して行きますが
正確な名称、呼称が判りません 私が適当に表現
しますのでご了解下さい






外側ナットを外した ハブの右側 次はこの
玉当りを調整する部品だね






この小さな 6角は 2.5mm のアーレンキーです
左側シャフトにアーレンキーを使い相ちゃんした方が
このネジは緩め易いですね

ネジを緩めたら 部品本体を緩め ハブシャフトから
外しましょう ※ どちらのネジも正ネジです




ハブシャフトから外れました 新しいハブだから
ネジにゴミも無く軽く回りましたが 使ったハブなら
何か力を加える工具が必要になるでしょうね




シャフトに 1mm 厚弱のワッシャーが引っ付いています




割りの入った金属のカラーが抜けます これで次に外す
玉押しを押しています




コーン、玉押しが外れました ここまで全くネジは
使われていません ハブシャフトに挿入して有るだけです






ここで逆側から ハブシャフトを引き抜きます
アルミ製のシャフトに左側の玉押し等が収まっていますが
これは手で引っ張ったくらいでは外れそうに有りません






外の白いシールを外します 簡単に外れますがデリケートな
厚みと手触り あまり無理をしてはいけません 始めて
じっくりとボールを見る事が出来ました






ボールを取り出します セラミックボールを使った
リテーナーです グリスはおそらく先日紹介した
Campagnolo グリス LB100 でしょう




リテーナーが収まっていたボールレース(軌道輪)と
奥に見えるのは内側の防水シールです
この防水シールは片側に内外の 2ヶ所に使われて
いますが 双方白いゴム質の感じで薄い金属の上に
コーティングされています  

今回分解するのはここまで ボールレースも脱着可能ですが
グリスの交換にそこまで必要は有りません そして脱着には
プーラーなどの工具が要りそうです





ご自分で整備をなさる方の参考になれば・・・ 展開図を載せておきます





Campagnolo SHAMAL ULTRA カンパニョーロ シャマル 簡単な構造です
パレットの下側がハブの右側の部品で 内側から外側の物を左から並べています
 
思っていたより防水シールが程好く効いています 分解する前は カンパのグリス LB100を
使おうかと思っていましたが これなら Microlon マイクロロンのルブリカントを使っても
良いかな・・ この後部品の洗浄をしグリスアップしますが どうするかちょっと考えてみます

次の作業は 【 カンパ シャマル ウルトラ ハブの構成部品 】

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マイクロロン処理後の オイルアップ

2011-08-20 20:21:50 | 自転車整備 その他 
前回 Microlon マイクロロンの表面処理をした カンパニョーロの
部品達 今日は処理後の大切なオイル差しを行いましょう オイルは
目的、用途、使う人の事を考えながら選ぶと良いですね





ロードレーサーやトラックレーサーの競技用自転車に使うオイル類は このくらい用意
しています 全てが良いものだと思いますが やはりそれぞれ特徴が有り 用途により
使い分けています




その中でも良く使うのは この3種類かな どれを
選んでも満足出来る結果を残してくれます

この中のオイルで一番決戦場面で良いのは
やはり Tomity Recing Oil でしょう このトミティオイルは
マイクロロン配合の大変優れたオイルで これを使った
チェーンの軽さは感激すら覚えます ただオイル持ちが短く
絶えず気配りが必要なオイルです




今回このチェーンを使うのは 私の友人、ゆえに性格も
判っています あまり頻繁に整備をするタイプでは無い・・
 
そんな人には Super Lubスパールブがお薦めですが 
浸透性に劣ります 今回は完全に脱脂をし枯れたチェーン 
初回は浸透性とオイル持ちも良い TACRINO タクリーノの
チェンルブが良いでしょう






タクリーノのチェーンルブをチェーンに塗布しますが 
1 リンクづつ確認しながら丁寧に作業を進めて行きます
 
チェーンのオイルで大切な事は 駆動するローラーリンクの
内外はもちろんですが プレートの表裏にオイルが乗っている
事も大切な事です その辺は指先でチェーンを揉み込み全てに
オイルを行き渡らせてやります






丁寧にオイルを塗布したチェーン お肌に艶も出て
気持良さそうです ビニール袋に入れ使うまで保管
して置きましょう






次はスプロケット この部品自体は駆動する事なく
固定された上をチェーンが走って行きます しかし
チェーン離れが良いなどと表現する様に それを
感じる人も居る様です 

ただその辺はチェーンオイルに影響される事が多いと思います
スプロケットのオイルは 錆止めなどを考慮し やや粘度の
高いオイル持ちの良い物が良いかと思います それならこれ
Super Lube スーパールブ これが良いですね これもフッ素系の
優れたオイルです






スプロケットの表面に Super Lube を適量塗り
指で延ばして行きます






それでも 3枚がカシメられたスプロケット 指が入らない所が
有ります そこへはエア工具でオイルを送り込んでやります

こんな工具の持ち合わせが無い頃 ウエスに多量のオイルを
染み込ませ そのウエスで隙間までオイルを塗布したり 
歯ブラシを使う事も有りました その辺はご自分で工夫されると
良いですね






ブレーキとシフトのインナーワイヤー これは一度
組み付けるとまず抜いてまでメンテをする事が有りません
少し粘度が有りオイル枯れがし難い奴が良いですね

スプレー直後は浸透し易い粘度 しばらく時間が経つと
粘度が高くなる Wakos' ワコーズのチェーンルブ これが
良いでしょう やはりフッ素系で今、私がお気に入りの
オイルです




使うまで元箱に入れ保管して置きましょう
これもオイルが金属に馴染む時間と考えれば
悪くない時間です

カンパもシマノもテクニカルセミナーでは
工場出荷時のチェーンオイルは取り省かないで
下さいと言うそうです オリジナルのまま使うか
どうかは自分の判断 さて貴方はどうされます?





未使用の新しい部品 使用する前に洗浄脱脂をしマイクロロン処理をしました
その後のオイルアップです 自転車に使う駆動部の部品、ここはやはり潤滑油が
必要です 初回だけでなく日々の心使いも大切な事で それを繰り返す事で
オイル乗りの良い部品になります その様な部品は雨に濡れたり 洗車をした後でも
錆が発生し難くなり メンテもし易くなります

油乗りが良い・・・ 良く手入れされた 料理人の方達が使うフライパンや中華鍋
あんな感じに部品が仕上がれば良いな

前回の作業 【 自転車部品に Microlon マイクロロン処理 】 

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