前回マイクロロン処理を前提に洗浄脱脂をした Campagnolo カンパの
チェーンとスプロケット この部品に Microlon マイクロロン処理を行います
過去に何度もしている作業ですが もう一度詳しくその方法をご案内
させて頂きます

Microlon マイクロロン 元来は車などのエンジン内部などの摩擦を軽減させる為に
開発されたケミカル商品でその効果は多くの方達が認めています そんな商品を
自転車の回転部や駆動部に転用するのですが この方法は間違いなく実施前より
良くなったと実感できます
金属の表面処理に使うのは Microlon Metal Treatment Liquid 16オンス(473cc) 10500円
又は Microlon Metal Treatment Spray 220ml 3990円のいずれかを用います
これで処理をする事によりテフロン樹脂が金属の多孔構造に埋込まれ、極薄の保護膜ができ
そしてマイクロロンが定着すると 劇的に摩擦が低減します
では実際にやってみましょう


今回処理を行うのは 先日洗浄脱脂を済ませた
カンパ 11s のスプロケットとチェーンです

このパレットはマイクロロンの処理専用に使っていますが
トリートメントの液体には何の効果も有りませんし 潤滑剤
でも有りません このパレットに残る白い粉 このテフロン樹脂を
部品の隅々まで運ぶ為の液体で これは直ぐに乾燥してしまいます


マイクロロン メタルトリートメント リキッドを
パレットに注ぎます この小さなボトルは最後の方で
何か解る様にしましょう

金属にマクロロン樹脂を定着させるには 熱が必要です
これはマイクロロンの H.P にも載っていませんが 色々と
調べ 考えた結果そう言う結論を出したのですが まず間違いは
ないでしょう 加熱と冷却 これが大切だと思います
表面処理をする金属を加熱します この位の物なら
小型のヘアードライヤーで充分です ちなみにテフロンの
使用上限温度は 260度だと言われます 下は-190℃です


そして加熱した部品を メタルトリートメントの中に
浸けます この時使用するのがトリートメントスプレーなら
部品にスプレーします

メタルトリートメントから引き上げた部品を再度
加熱してやると良いですね この作業が一度で不充分
だと感じたら 同じ作業を繰り返します

スプロケットが終わればチェーンにも 同じ作業を
行います まずは加熱


加熱したチェーンをメタルトリートメントに浸けますが
テフロンを隅々まで行き渡らせるために パレットを
揺らすなどし 液体を攪拌すると良いでしょう


メタルトリートメントから引き上げ 再度加熱します
そして冷却 これでトリートメントの液体はほとんど
蒸発してしまいます


ついでだから ブレーキとシフトのインナーワイヤーにも
処理をしましょう


加熱し 液に浸ける・・・


今回の予定していたマイクロロン処理が終わったので
パレットに残ったメタルトリートメントは 小さな容器に
保管し 次に使いましょう
これは中に入っているテフロン樹脂の量と相談しながら
何時まで使うかは判断しますが この辺を決めるのは
自分の感覚しか無いですね


しっかりとマイクロロン処理をしたスプロケットと
11速用のチェーン これでチェーンはスベスベ
鰻の様に手から逃げて行きます・・・

こうして処理をしたマイクロロン 一度形成された皮膜を取り省くのには
金属を削り取るしか方法は無いそうです まあこの辺の事は自分で検証
する事が出来ませんから メーカーの謳い文句を信じましょう
この様な処理は一般の自転車には必要の無い事かも分りません 競技の世界で
少しでも自転車を良い状態で試合に臨みたい 選手がそう感じるのは当然ですし
メカニックもそうしてやりたい そんな時には一つの方法とし大変有効な手段だと
思います 次は用途に合せこの部品達にオイルアップをしてやります
処理前の洗浄作業 【 Campagnolo Record 11s スプロケットの洗浄 】
この後の作業 【 マイクロロン処理後の オイルアップ 】
チェーンとスプロケット この部品に Microlon マイクロロン処理を行います
過去に何度もしている作業ですが もう一度詳しくその方法をご案内
させて頂きます

Microlon マイクロロン 元来は車などのエンジン内部などの摩擦を軽減させる為に
開発されたケミカル商品でその効果は多くの方達が認めています そんな商品を
自転車の回転部や駆動部に転用するのですが この方法は間違いなく実施前より
良くなったと実感できます
金属の表面処理に使うのは Microlon Metal Treatment Liquid 16オンス(473cc) 10500円
又は Microlon Metal Treatment Spray 220ml 3990円のいずれかを用います
これで処理をする事によりテフロン樹脂が金属の多孔構造に埋込まれ、極薄の保護膜ができ
そしてマイクロロンが定着すると 劇的に摩擦が低減します
では実際にやってみましょう


今回処理を行うのは 先日洗浄脱脂を済ませた
カンパ 11s のスプロケットとチェーンです

このパレットはマイクロロンの処理専用に使っていますが
トリートメントの液体には何の効果も有りませんし 潤滑剤
でも有りません このパレットに残る白い粉 このテフロン樹脂を
部品の隅々まで運ぶ為の液体で これは直ぐに乾燥してしまいます


マイクロロン メタルトリートメント リキッドを
パレットに注ぎます この小さなボトルは最後の方で
何か解る様にしましょう

金属にマクロロン樹脂を定着させるには 熱が必要です
これはマイクロロンの H.P にも載っていませんが 色々と
調べ 考えた結果そう言う結論を出したのですが まず間違いは
ないでしょう 加熱と冷却 これが大切だと思います
表面処理をする金属を加熱します この位の物なら
小型のヘアードライヤーで充分です ちなみにテフロンの
使用上限温度は 260度だと言われます 下は-190℃です


そして加熱した部品を メタルトリートメントの中に
浸けます この時使用するのがトリートメントスプレーなら
部品にスプレーします

メタルトリートメントから引き上げた部品を再度
加熱してやると良いですね この作業が一度で不充分
だと感じたら 同じ作業を繰り返します

スプロケットが終わればチェーンにも 同じ作業を
行います まずは加熱


加熱したチェーンをメタルトリートメントに浸けますが
テフロンを隅々まで行き渡らせるために パレットを
揺らすなどし 液体を攪拌すると良いでしょう


メタルトリートメントから引き上げ 再度加熱します
そして冷却 これでトリートメントの液体はほとんど
蒸発してしまいます


ついでだから ブレーキとシフトのインナーワイヤーにも
処理をしましょう


加熱し 液に浸ける・・・


今回の予定していたマイクロロン処理が終わったので
パレットに残ったメタルトリートメントは 小さな容器に
保管し 次に使いましょう
これは中に入っているテフロン樹脂の量と相談しながら
何時まで使うかは判断しますが この辺を決めるのは
自分の感覚しか無いですね


しっかりとマイクロロン処理をしたスプロケットと
11速用のチェーン これでチェーンはスベスベ
鰻の様に手から逃げて行きます・・・

こうして処理をしたマイクロロン 一度形成された皮膜を取り省くのには
金属を削り取るしか方法は無いそうです まあこの辺の事は自分で検証
する事が出来ませんから メーカーの謳い文句を信じましょう
この様な処理は一般の自転車には必要の無い事かも分りません 競技の世界で
少しでも自転車を良い状態で試合に臨みたい 選手がそう感じるのは当然ですし
メカニックもそうしてやりたい そんな時には一つの方法とし大変有効な手段だと
思います 次は用途に合せこの部品達にオイルアップをしてやります
処理前の洗浄作業 【 Campagnolo Record 11s スプロケットの洗浄 】
この後の作業 【 マイクロロン処理後の オイルアップ 】