Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

魚用の プクプクを修理する

2016-06-11 20:14:48 | よもやま話
魚用のプクプクって何なんだ・・ 朝早くにお助け依頼メールが入りました
魚の空気が無くなって死んじゃうかも、直してって 観賞魚の水槽に空気を送る
エアポンプが壊れた様です




このお家の水槽に居る魚たちに私もエサを
あげるので情が移って可哀想です なんとか
してあげましょう






鑑賞魚用の小さなポンプが付いています
確かに空気を送ったり途切れたりしています
力もかなり弱い様です




この手のポンプの故障は大体中のダイヤフラム
ゴムの弁の不調から来ているのでしょう 
幸い品番も確認出来たので同等の能力のポンプを 
ホームセンターまで買いに行きましょう






こんな時近くにお店が有れば大変助かります
そして同じ商品の扱いも有りました 補修用の
ダイヤフラムも有りました 凄い
でも、後わずかな金額を足すと 新しいポンプ本体と
ろ過機とホースのセットが有るじゃないですか
何よこの価格設定は・・ 不思議な世界です






その様なお値段に魅かれ良くセット物を買いますが
使わない物を何処かに仕舞い忘れてしまうなんて事も
良くある話し 今回はパーツだけにしておきました




補修パーツを交換して電源を入れると快調に
作動しました 魚もご機嫌です 一丁あがり!





ついでに少し歩けば池が有ります この周りには遊歩道が有り近所の人達も良く歩いています
雨が降った後の緑は綺麗ですね

 
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スポーツバイク 納車前の整備

2016-06-10 20:14:00 | 自転車整備 その他 
前回洗車とオイルアップを済ませた COLNAGO コルナゴのスポーツバイク
自転車を届ける前にもう少し整備を行います







今回この自転車を預かって来たのはハンドルに
バーエンドバーを取り付ける為でしたがその時に
ブレーキワイヤーを交換しています ワイヤーの
先端処理をハンダ付で行ってやりましょう




ステンレスワイヤーの半田付は フラックスと
ヤニ無しハンダを使います






ワイヤーに付いている油や汚れを良く除去し
ステンレス用フラックスを塗ります






ハンダコテでワイヤーを熱し 適温時にハンダを差すと一瞬で
ワイヤーにハンダが回ります 温度が低いとハンダは溶けず、
温度が高過ぎるとハンダは弾きます、自分でやってみてコツを
掴むしかないのかな・・ 前後共ハンダ処理をしました




もう一つの整備 後輪のフリーの回転が重いので分解し
オイルを変えてやります ホイールは MAVIC マビックの
キシリウムです




スプロケットとロックリングのリムバーで、フリーの
ロックリングを緩めます






ロックリングを外しカセットフリーを引き抜きます






マビックのフリーです これの分解は 10mm.5mm の
アーレンキーを使います




フリーの押えボルトを外します






フリーボディは引っ張れば抜けます その内部の
爪が付いている部分が表れます




フリーの爪です小さなスプリングとの組み合わせで
これが 2個付いています これが飛び出したりしない
様に注意します 紛失したら直ぐに手当が出来ずに
きっと泣きます




一番奥に付いているゴム質のシールです これとフリー
ボディが絶えず接触しながら回転します マビックの
フリーの重さはこれの抵抗がほとんどです




使っていたグリスの状態を指先で確認しています とても
柔らかくて良い状態です この時は SPIN スピンのグリスを
使っています






分解したパーツをクリーナーで綺麗に洗浄します




今回はマビック純正のフリーホイールオイルを使います
マビックのフリーにはやはり これが一番合っていると
思います






ハブ側の本体の奥にオイルを使いシールを装着
します




ラチェットの爪を取り付けました ここにもオイルを
塗布します






フリーボディの内部にもオイルを入れます ここには
やや多い目のオイルを使います 逆様にしたら流れる
くらい使っても良いでしょう






ハブ本体にフリーボディを取り付けボルトで
締め付ければ完了です 外したフリーも取付けます 




自転車の美装の仕上げはワックス掛けです これは
特に自転車専用を使う必要は有りません 色々な中
から自分が良いと思うものを使っています




整備をしたホイールも装着しました




良く汚れていた変速機周りも綺麗になっています




なんと言ってもハンガー周りの Campagnolo カンパニョーロの
直付けワイヤーリードが美しいです このパーツの造形は
自転車史に残る名品ではないでしょうか




ヘッドとブレーキ周りも良く汚れが落ちています
これは不思議と良く効くブレーキです 私がブルーに
塗装しましたがこれは黒色でも良かったなと、今でも
思います(笑)





完成した自転車をお届けしました この大きなサイズの自転車はさすがに試走が
出来ません脚が攣りそうになります でも本人が乗れば驚くほど軽くなっていると思います
皆さんには預った処から納車までお付き合い頂きました

この前の作業 【 スポーツバイクの 洗車と注油 】

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スポーツバイクの 洗車と注油

2016-06-08 20:45:56 | 自転車整備 その他 
ロードバイクの洗車は日常的に行っていますが今回は整備を依頼された
スポーツバイクの洗車を行います綺麗にして持ち主にお返ししましょう




先日ハンドルにバーエンドバーを取り付けた COLNAGO
コルナゴの街乗り仕様 スポーツバイクです 少し汚れて
いるので洗車をしましょう






この自転車も以前私が洗っています それから時間も
経ち オイルも固くなって来ています




この様な掃除をし難い所もしっかりと綺麗にしてやります






前後のホイールを外しました 自転車に取り付けている
備品も外します






リア用の小さなランプ これは後方からの視認性が
良くなりとても良いと思います






ハンドル周りの外せる物も外しましょう




今日はこんなお天気です 洗車ですから雨でも構わない
ですが 自転車を届けるのに降る前に終わらせたいですね






洗車の準備が出来ました 後ろのチェーンレストは
自作ですがとても重宝しています






洗浄剤とそれを塗布する刷毛を何時もより多い
種類を用意しました




油汚れを落すフィルタークリーナーもやや多目に
入れています でも 50cc も入っていません






ブレーキ関係にクリーナーを塗ります ブレーキゴムの
周辺も丁寧に塗布しています






フロントディレーラーやリアディレーラー プーリー
にもクリーナーを塗ります




通常はこの様な体勢でクランクを廻しチェーンに
1~2周クリーナーを塗ります






今回は少しオイルが固くなっているので 毛先の硬い
洗車用ブラシでチェーンを擦ってやります フロントギアも
同じ要領です Morgan Blue のブラシです






スプロケットの奥の方まで汚れているので 専用
ブラシを使います Park Tool GSC-1 です






油汚れを落すワコーズのパーツクリーナーを塗り
終えました 直ぐに古いオイルが柔らかくなります






高圧の噴霧器でクリーナーを洗い流します






水を掛けるとクリーナーが白濁して白い水が
落ちます これが透明になれば OK です






フレームや全体を洗う洗剤です 台所用洗剤でも OK です
私は泡切れの良いシンプルグリーンを使っています








スポンジに洗剤を含ませて隅々まで優しく洗って
やります






上から下へと洗ってやれば良いですね




自転車のこの部分が綺麗だと自転車が栄えます






チェーンも洗ってやっても構いません 自分の自転車は
何時も手入れをしているのでチェーンに洗剤は使いませんが
良く汚れている物には効果が有ります






ホイールもタイヤのチェックをしながら洗います
スポークもハブも擦ります




全体の洗浄が終わりました 洗い流しましょう






高圧の噴霧器で洗剤を洗い流します もちろん
水道のホースでも充分です






今日は少し濃い目の洗剤を使ったので メンテスタンドも
洗います これは結構汚れるんですよ




場所を移しました






エアブロワで水を切ります




この赤いテープは水の浸入を防いでいます クロモリの
フレームはシートピンの背割りの部分とシートラグの上
から水が良く入ります 洗車をする前に養生をしておき
ました 洗車が終われば剥します




水切りはブロワ―が良い所とウエスの方が早い所も
有ります 両方使い分けて作業を進めています






水切りが終わったのでチェーンチェッカーで伸びを
見ておきましょう まだ大丈夫です






手早くオイルアップを行います 今回はチェーンも
洗剤を使い洗ったので オイルが乗っていない
チェーンは直ぐに錆びが発生します オイルは
ヴィプロスのグレサージュを選びました 
噴射ノズルの細いパイプを曲げて使い易い様に
しています






チェーンや他の駆動部にもピンポイントでオイルを
注します




もしオイルがブレーキシューなどに飛散した時は
洗剤で拭き取っておきます






チェーンは特に丁寧にオイルを注す様にすれば良いですよ
自転車の乗り味に影響が大きなパーツです 洗車とオイル
アップが終りました 洗車の前後を見てみましょう




before and after



スプロケットです






チェーンです






ハンガーシェル付近





綺麗に仕上がっています 怪しかった空模様も大丈夫な様です
このまま届けたい処ですが、折角なのでもう少し整備をします
預った以上少しでも良くしたいですよね

ここまでの作業 【 自転車にバーエンドバーを 取り付ける 】

次の作業をして納車します 【 スポーツバイク 納車前の整備 】

コメント (2)
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自転車にバーエンドバーを 取り付ける

2016-06-07 20:19:55 | 自転車整備 その他 
自転車のフラットハンドルの先端に取り付けるバーエンドバーと言うパーツを
取付けたいと言う相談を受けました ボルトオンのポン付けのパーツですが
その様に簡単に出来るのでしょうか 取付け作業の全部をご覧頂きます





これがバーエンドバーと呼ばれるパーツで もしかしたら他の呼称も有るのかも分りません
これはハンドルの端に装着するもので MTB やクロスバイクなどで見掛けた方もいらっしゃる
かと思います 今回はこれの取付け依頼です




取り付ける自転車はこれです COLNAGO の
フレームを使い 2014.7 に私が街乗り用に組んで
います






フレームの全塗装から始めた自転車です 新しいパーツを
バーエンドへ装着する為に ハンドルに付いている部品を
本来は内側へ全て移動しないといけません




ただ今回はライザーバーの曲りの部分にブレーキレバーが
有るのでこれ以上内側へ寄せる事が出来ません ハンドルの
交換も必要です






その辺りは相談を受けた時に簡単には行かないぞ 
と思っていました(笑) 全てのーパーツを外します
まずはバーエンドキャップです








グリップを外します エルゴグリップと呼ばれる物です
これは握っていて楽で良いですね




シフターです このレボシフターと呼ばれるものは
とても使い易くて五重マルだと思います






ブレーキレバーはワイヤーが短いので ハンドルを
先に外しましょう








ハンドルを外してもブレーキレバーは外れません
フロント側のワイヤーを外してしまいましょう
これで左右のレバーが外れました




ハンドルとその周りの部品の取り外しが終わりました





少し休憩をしましょう このヘッドの塗り別けは かなり気合を入れて作業を進めたのを思い出します 
1インチスレッドのフォークに NITTO のコラムコンバーターを使い アヘッドステムが使える様に
しています






仕事に戻ります 相談を受けた時にハンドルの交換は
想像出来たので新しい物を用意しています






新しいハンドルを取り付ける前に古いパーツの
汚れを落しておきましょう 良い機会です






潤滑と錆びの防止の為に使っているグリスも綺麗に
拭き取ってしまいます






さて組み付けに掛りますが今回はネジのカジリ
防止に Park Tool の ASC-1 を使ってみます
古くから有る商品ですが使った事が有りません
処が今、海外で活躍する日本人のメカニックが
使っていますよ、と言ってくれたのでそれじゃ
試してみようと言う気になりました






まずハンドルを取り付けました 今迄グリスを
使っていた所に ASC-1 を使っています とても
良く伸びる材質で、かなりベタベタしています
防錆の効果も有る様です 113g 1290円






外したブレーキレバー そのインナーワイヤーにも
新しくグリスを塗っておきます ブレーキワイヤーの
潤滑剤が切れると音鳴りがする事も有ります これホント






バーエンドバーも取付け ブレーキワイヤーも
復旧させます あれ?・・・






ブレーキワイヤーが短いです ハンドルのライズの
寸法が増えたのと幅がやや広くなったのが原因です 
さすがにここまで想像する頭がありませんでした






ライズ寸法が大きくなった為ハンドルも高くなって
います 少しコンバーターを下げます




それでもブレーキワイヤーの短いのは解消出来ません
先に備品の取付けを終わらせました








ブレーキアウターの買い置きが有るので新しい物に
交換しましょう ワイヤーバンドを外しました






アウターの長さを決めカットします 長さの決定は
ハンドルを目一杯に切った時ワイヤーが引っ張られて
無理をしない長さです






カットしたアウターの切り口は潰れています そこを成形
するのは大切な事です 絶対に必要な事では有りませんが
自転車好きを自称するなら掛けておきたい一手間です






ヤスリで潰れた金属を平らに削り くじりや目打ちなど
先の鋭利なものでインナーライナーの穴を整えてやります




アウターを用意しましたが 試すとインナーも短いです・・
買い置きも沢山有りますがドロップレバー用ばかりで
フラットレバー用が有りません これは買いに行かなくちゃ




ちょっと駅前まで行ってきます これでも聞いて
待っていて下さい COOLIO






時間が有れば自転車屋さんのお世話になるのですが
徒歩圏に有るホームセンターへ来ました 驚きの価格
ブレーキアウターとインナーセット 後ろ用が 198円
色が黒なら 125円って・・ 思わず買いそうになりましたよ(笑)




ここの 2階には アルペングループの SPORTS DEPO
スポーツデポと言うお店もあり そこでは自転車も
扱っています ピンクのパッケージはステンレスの
後部用ワイヤー




さすがにピンクは止めて シマノのステンレスを選び
急いで帰ってきました 続きをやりましょう






新しいワイヤーにもグリスを薄く塗り 後ろに使いました
後ろの奴を前に流用して無駄な出費はなるべく抑えています




これで予定していた作業は完了です この様なバーエンドは
使った事が無いので使用感も分かりません ただ腕が使い易い
だろうなと言う事は想像できます





何かハンドル周りが凄く重く感じますがシンプルさを求めるより
街乗りや通勤に使うものは本人が使い易いのが一番良いのかも分かりません
この自転車の持ち主はディズニーランドへ遊びに行っています まだ時間が有るから
洗車もしてやろうかな・・

この後の作業 【 スポーツバイクの 洗車と注油 】

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Vipros ヴィプロス グレサージュを使ってみて

2016-06-06 20:05:55 | メンテ 用品
自転車に使う潤滑剤は実に様々な物が有ります そんな中で最近良く目にする
Vipros ヴィプロスと言う会社の商品を使ってみました、その使用感をご紹介します





シックな落ち着いた色合いの容器です (株)ヴィプロスと言う会社が出している
潤滑剤の一つ Graissage グレサージュと言う商品です これを誰に勧められた
訳では有りませんが 2年程前から良く目にする様になりました この会社のH.Pを
見ていると実に様々な商品がラインアップされています







今回この商品を選んだのは まず洗車後に使い易い物
水置換の性質とスプレー式で有り 日常的に使うので
経済的に負担の少ない価格帯と言う処です






このオイルは先の洗車後に容器を良く振り撹拌してから
感覚的には何時もの量よりやや多い目に塗布し 丸一日
オイルを馴染ませました






その時感じているのは 思いの外サラサラとした手触りで
強い吸着力を感じました、これは金属に強くへばりつく力と
言えば良いのでしょうか





実に良い状態にチェーンが仕上がっています 量を多く塗布したのは試走する時に
確実にオイルが回っている状態にしておきたかったからで 塗布後オイルはウエス
などで拭き取っていません この状態で走ってきます






武庫川のサイクリングロードを走っています
車に気を使わなくて良いので自転車に集中出来ます






38×17/19T 位のギアでクルクルと回して来ました
オイルを注している時は特に特徴が有るとは感じ
無かったのですが 実に静かですほとんどチェーンの
音がしません ケイデンスは 90~120 位です





洗車後にワックスも掛け美装も行った自転車は実に気持ちが良いです
でもお昼が近づき少しお腹が減ってきました







武庫川のサイクリングロードから離れ お昼を楽しみます
今日はハンバーグのランチセットにしました 食後のチャイの
甘さが丁度良いです




自転車に乗る格好であまり長くお店に居るのは
他のお客さんに少し気を使います 直ぐに退店し
また自転車で走ります でもお腹が苦しいです(笑)






15Km 程走った状態では出発前とほとんど変りません
変速も問題無く行えます




帰路も河川敷を走ります こんな所で何が有ったのかと
思いましたが消防士の人達の訓練でした ここから先は
障害物もほとんど無く自転車も走り易くなります でも
関東のサイクリングロードと比べると 人車の区分が
曖昧でかなり気は使います




自転車小屋まで帰って来ました グレサージュは
どうだったのでしょう






今日は約 30Km 走っています このインナーギアと
リアスプロケットのオイルを見て頂ければ 塗布した
オイルの多さが解って頂けると思います
塗布した量からオイルが飛散するだろうと ウエスを
持って走りましたが使わずに済んでいます 






クランクを廻し 180回転以上上げましたが飛散は
全く起りませんでした チェーンステーも綺麗な
ままです  




オイルも拭かずにこのまま又走ってみます
今日の試走では我々自転車競技愛好家でも
充分使えるオイルだと思います




私が今迄同様に使っていたのがワコーズのチェーンルブです
これに不満が有って今回のオイルを試した訳では有りません
オイルの噴射量や圧力が異なるので 細かな部分ではとまどいが
有ります 加えてスプレー後オイルが泡立ちそれが表面に残るのが
少し気になりますね





濃い緑色です ワコーズのチェーンルブは 180ml で1600円 グレサージュは 300ml で2200円
価格を比べるとこんな処です 日常的に使うオイルとしては甲乙付け難いですね ワコーズの
方は300~350Km 走行した辺りで追加塗布しています ヴィプロスの方はもう少し見てみます

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