明石小学校の取り壊しの日が、迫っている中、多くのメディアが注目しています。
記事の中で、中央区担当者は「リノベーションした校舎では30年程度しかもたない。区としては、子どもたちの教育環境の向上を第一に考える」と話していると書かれています。本気でリノベーションを考えずして、30年の根拠はどこにあるのでしょうか。取り壊しありきで、区は計画を進めてきました。
そして、リノベーションを考えている方々もまた、いや、この方々こそ、子ども達の教育環境の向上を第一に考えていらっしゃいます。
****朝日新聞*****
戦災逃れたモダンな「復興小」解体か保存か 2010年8月9日8時30分
丸い柱やアーチ形の窓が特徴の中央小学校(旧鉄砲洲小)=東京都中央区
丸い柱やアーチ形の窓が特徴の明石小学校=東京都中央区
関東大震災後の1920年代後半に東京都内に建てられ、モダンな外観が特徴の「復興小学校」が今秋に取り壊される。中央区にある明石小、中央小(旧鉄砲洲小)の2校舎だ。卒業生や建築家は「重要文化財の価値がある」と保存を求めているが、区は「老朽化」を理由に、計画通り解体する方針だ。
23年の関東大震災で被災した117校の小学校を、当時の東京市が再建した。こうした校舎は復興小学校と呼ばれている。
防災に配慮した鉄筋コンクリート造りで、外観は当時流行の表現主義を採り入れ、丸い柱やアーチ形の窓など曲面を多用したデザインだ。現在も校舎として使用されている10校のうち、26年完成の明石小、29年完成の中央小を含む7校が、戦災を免れた中央区にある。
日本建築学会によると、特に明石小は復興小学校の中でも最初に設計されたとみられ、その後全国に建てられた「日本の鉄筋造り校舎の原型」であり、「重要文化財にふさわしい」という。
中央区は97年に復興小学校の耐震補強工事をしたが、築後80年がたち、雨漏りや壁の亀裂など建物が劣化しているとして昨年、明石小と中央小の建て替えを決めた。
今月10日から校内設備の撤去を始め、校舎は10月から解体。新校舎は2012年7月完成予定で、現校舎のデザインを生かして現在の場所に建てる。両校舎建て替えの総工費は計100億円。
区の計画に対し、卒業生らでつくる住民団体や日本建築学会が、保存要望書を数回にわたって区に提出してきた。住民団体は、保存要望書のなかで代替案としてリノベーション(改修)による保存活用を提案している。
土方苑子・帝京平成大教授(日本教育史)は「復興小学校は震災後の財政困難な時期に、親や地域の人々も意見やお金を出して造った、特別な学校。教育史の中で誇りにすべきだ」と話す。
区教委は保存要望の動きに、計画を変更しないことを明らかにしている。担当者は「リノベーションした校舎では30年程度しかもたない。区としては、子どもたちの教育環境の向上を第一に考える」と話している。(井上秀樹)
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本日8月8日、13:00~TBS 噂の東京マガジン国の重要文化財級 明石小取り壊し問題、番組始まる。司会者が、「国宝級!」と出だしから発言。
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噂の東京マガジン「もったいない」とゲストが多く発言。外国人記者が透明性欠けると。中央区による改築協議会の出席者は改築ありきで進められたと。
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明石小学校の取り壊し問題。取り壊しありきで中央区は話を進めてきた。『小学校改築計画策定調査報告書』(平成21年3月)も建築の専門家の分析を入れることなく策定。保存を望む皆様も教育環境の更新を目指す方向では区と同じ。これら地域の声を無視して規定通り取り壊しを進めることに大いに疑問。
by kosakakazuki on Twitter