昔のまちづくりの賢人の皆様が努力して、ヒートアイランド現象などの用語がないときから、街の緑の景観のため、そして、歩行者の快適な歩行空間のために、街路樹が作られ育てられてきました。
千代田区で、それら街路樹の安易な伐採撤去が進められようとしています。
以下、千代田区在住の北城氏の記述です。
街路樹並木は、すぐには取り戻すことはできません。
東京都は、立派に成長し街の景観をなすに至った街路樹を保存しつつの都市計画を進めることは、本当にできなかったのだろうか?
なお、お隣りの千代田区をひとごとにできません。中央区も、安易な街路樹の伐採撤去をなされた過去があります。守りきれなかったことに、大いに反省をするところです。例えば、月島3丁目の清澄通り沿いポプラ並木の途切れている箇所。(もしかして、あくまでも私の想像ですが、同様な都市計画の推し進め方を取られるのであれば、今後、晴海2丁目、晴海通り沿い街路樹も狙われる可能性はあるかもしれません。あくまでも想像です。しかし、早くから声を挙げとかねば、声が行政に届きません。)
*********北城照様記述*********************
「ちよだのまちづくり」に重要な問題が神田で多数勃発致しました。
1 白山通り(神保町交差点から水道橋駅まで)で東京オリンピックのマラソンコースに成った為に電柱地中化工事で沿道のイチョウの木が4割「切り倒される」工事が突然(沿道の町会にはチラシが配布された様です)
元々白山通りは「都市計画道路」に指定されたまま、50年以上放置され昨年計画を進める事が決まりましたが、実質的には交渉にも入ってない状態でした、オリンピックマラソンコースで使用される期間のために「7億」をかけて地中化を行うのです。
特に西側(水道橋駅に向かって左側)は何年後かの道路拡幅後に再度「都税」を使い再工事が行われます!たった数日のマラソンの為の工事です。
2 神田警察通り(共立学園から神田駅まで)で、自転車と歩道の整備のため沿道のイチョウの樹木が「切り倒す」工事が始まりました、共立学園と一橋講堂の間から始めます。
イチョウの木が伸びて「倒壊」「歩道の隆起」の為に切り倒す工事です。伸びて倒壊ならば絵画館目のイチョウ並木は?安田門上の100年のイチョウの木は?和気清麻呂脇の震災で焼けたイチョウの木は?
3 明大通り(三省堂のある駿河台下交差点からお茶の水駅まで)の2車線を1車線に狭め、歩道を25Cmから200Cmに広げる、特に明大のリバティタワー(?)前は公開空地と歩道でとても広いですが、ここが2mも広げる計画です、1期2期で約4億円かけて沿道のマロニエの木を全部「切り倒す」計画です。 ここは病院も多く救急車も多く通ります、時間帯によっては渋滞が発生するし歩行者との交差が多く安全にも問題です。