「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

8月のお知らせ:夏期休暇・お盆休みなく開院。7/31・8/1豊海小新校舎一般公開。7/31(日)電話対応のみ

2016-07-29 19:23:37 | 日程、行事のお知らせ

こんにちは、小坂クリニックです。

 7月26日相模原の重度障害者施設での殺傷事件を受け、医療者としてはいてもたってもいられず、長文ですが思うところをまず述べさせていただきます。


 どんなに重い障がいを持って生まれたとしても、その子の生はかけがいの生であり、その生が豊かなものとなるように、精一杯のサポートをしていくのが医療者の役目だと考えています。

 一方的に、重い障がいがあるから不幸と決めつけられるものでもありません。
 その子の必死に生きる力強さは、家族そして医療者に常に勇気を与えて下さいます。

 障がいのある子が、みな社会的自立ができなければならないということでもないと考えます。
 全員が全員できるようになるのは現実的には難しいと思います。
 できる子もあれば、できない子もいる。

 できなくても全然構わない。
 たとえできなくともなんらの不自由なく生きていける社会であらねばならい。
 努力するべきは、その子では決してありません。
 その子を抱えるその家族でもありません。
 逆に、できない子を、その家族だけで抱えてしまうことのないようにしなければなりません。
 努力するべきは、私たちの社会であり、私たち全員です。

 
 できなくともその子が困らないようにしていくのは、社会の役目でこそあります。
 できなくても、その子なりに生を全うしていくことを全力でサポートしていく社会でありたいものです。

 小児科医師として私自身も、そして当院も、全力でサポートする社会の一構成要素となれるよう、これからも頑張って参る所存です。
 声を届けていただきたいです。
 一緒に解決に向け、考えさせていただく所存です。
 共生するとは何か、排除しないこととは何か、全員参加するにはどうしたらよいか、これからもずっと考えて参ります。

 そして、このような同様な犯罪は、決して繰り返させません。
 そのような犯罪者を、地域の力でサポートすることで、病気を原因には、生み出させません。
 病気が原因ならば、信頼できるひとが見守ることで、治癒の方向に向かわせることは可能だと考えます。信頼できるひとが一人でもいれば。

 また、この地域には、犯罪者、テロ行為者の付け入る隙を絶対に与えない。
 精一杯体を張って守らせていただきます。
 町会自治会・学校・商店街・警察・消防などとも連携しつつ、地域の力で未然に防いで参ります。

小児科専門医(日本小児科学会認定)
小坂こども元気クリニック・病児保育室
中央区議会議員(改革2020)

小坂和輝 

東京都中央区月島3-30-3ベルウッドビル2~4F
電話03-5547-1191
メール kosakakazuki@gmail.com    
 
**********************************

<日程>
New!【1】8月の休日対応、すべての日曜日、祝日の午前、対応致します。なお、夏休みは、ございません。
 (今後も、もし、日曜日、祝日の午前中で、急病対応の日程がご不明な場合は、クリニックにお問い合わせください。日曜在勤スタッフが日程の詳細をお伝えします。)

 急病対応可能な休日:8月11日(祝、木)、21日(日)

 なお、7月31日(日)、8月7日(日)、8月14日(日)、8月28日(日)は、電話対応のみとさせていただきます。


New!【2】8月の診療時間の変更(病児保育は通常通りです。)

 8月3日(水)  午前診療 通常通り  午後診療15:30~18:00まで

 8月20日(土) 9:00~11:00まで 

<小児予防医療・健康診断関連>
【3】予防接種関連:B型肝炎無料接種、10月より!
国によるB型肝炎の無料接種が、10月から始まります。ただし、無料の対象者は、本年4月生まれ以降の0歳児です。   
B型肝炎予防接種の重要性が厚労省に確認されたことに伴い、いままでも接種を推奨して参りましたが、まだ、接種されていない方も公費助成の対象外ではありますが、接種されることを、あらためてお勧め致します。


<小児医療関連>
【4】夏風邪、流行中!
 高熱、口内炎、胃腸症状などを伴う夏風邪が流行し始めました!
 手足、おしりなど発疹も伴う手足口病
 口内炎がひどくなるヘルパンギーナ。
 高熱、結膜炎のプール熱(アデノウイルス)など。

 大人もかかっているのが、今年の一つの特徴です。

 飛沫感染、接触感染が主ですが、予防は、なんといっても、十分な休養と手洗いです。

 診断された場合は、特に抗ウイルス薬はないため、口の中はいたがるものの、水分補給だけは、よろしくお願いいたします。


【5】旅行の薬
 夏休みのご旅行で、持参薬、忘れないで下さいね。
 車酔いのご相談もお受け致します。

<病児保育関連>

【6】病児保育について:利用当日でも登録は可能ですが、念のための事前登録をお勧め致します。
 冬に向け、スタッフの増員なども含め、保育体制の充実に鋭意努めております。

  
<学校・幼稚園・保育園生活>
【7】医療的ケア児・者の生活でのお困りな点を、中央区が、全員に対し、聞き取り調査を行います。実施中ではないでしょうか?
 
 医療的ケア児・者の皆様の全員に、もれなく聞き取り調査を行うことになっています。
 それら調査から、ニーズを把握し、施策の設計に生かされることになります。
 お困りな点など、是非とも、調査を通じて、中央区にお伝え下さい。


【8】就学相談

 特別支援学校や特別支援学級、特別支援教室(通級学級)などの就学に当たってのご相談もお受けいたします。
 

【9】7/31(日)8/1(月)、新しくできた中央区立豊海小学校一般公開となります!

 詳細⇒ http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/9dfd72a6f2dfdad0f01c16c3dd35ebe8 
  

<子育て支援関連>

【10】クリニック隣り、みんなの子育てひろば“あすなろの木”のお知らせ

〇テコンドー教室を毎週日曜日に開催しております。

〇『あすなろ倶楽部』無料体験会開催中!!

〇木の部屋、空間でイベント開催しませんか?

〇「キッズフラ」講座

〇ママのためのフラダンスレッスン講座

いずれも詳細はこちらから、あすなろの木ブログ⇒ http://ameblo.jp/asunaro-kids/entry-12184728343.html

<地域、区政>

【11】中央区新基本構想 来年の今頃(平成29年6月第二回定例会議決)策定予定、11月にパブリックコメント実施

 中央区のこの先20年の方向性を定める『中央区新基本構想』が、現在作られている途上です。

 大事なキーワードは、少なくとも落とさず盛り込んでいく必要性を強く感じます。

 作成の途中経過をブログなどでお伝えしていきます。⇒ http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/c/1a6cb9db9dba49e72859144a0aa25325  
 区民の皆様からの声が反映されたものとなるように、ぜひとも、意見を中央区、区議会議員に届けて下さい。
 所属する団体がおありのかたは、その団体を通じてでも、意見を届けて下さい。
 11月頃実施されるパブリックコメントでは、公式に区民の皆様のご意見をお伺いする機会となります。
 どうか様々なご意見をお届けいただけますように、よろしくお願いいたします。

 いきなり、パブリックコメントを求められても戸惑いますので、途中経過を含め、お伝えしていこうと思っています。

******************************

以上です。    

 7月31日(日)は、東京都の明日を決する大切な都知事選挙投票日です。

 私は、投票日当日の日曜日に、「わんぱく相撲全国大会」の医療協力に出るため、念のため、期日前投票をしました。

 東京の明日を、増田・小池の自民候補ではなく、都民の立場に立つことができる鳥越俊太郎氏に託しました。

 鳥越俊太郎氏の政策

 〇コンパクトでシンプルな東京五輪の成功

 〇子どもの貧困や待機児童の解消

 〇ガン検診の促進や骨粗しょう症対策

 〇望む人が正社員になれる格差のない社会

 〇再生可能エネルギーの普及を促進

 〇憲法を生かした「平和都市」東京の実現

 など政策を信じたいと思います。


 7/29には、築地市場の視察もして下さり、中央区の大問題にもご注目いただいたとのこと。

 
 皆様の大切な一票を誰に託しますか?

⇒ 政策・考え方の比較など http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/9c4bbf747dcd2f8a917b660e058a55bd 
 
文責、小坂和輝 

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重い障がいがあってもなんらの不自由なく生きていける社会を。努力すべきは、その子ではなく、私たち全員。

2016-07-29 17:22:26 | 医療
 どんなに重い障がいを持って生まれたとしても、その子の生はかけがいの生であり、その生が豊かなものとなるように、精一杯のサポートをしていくのが医療者の役目だと考えています。

 一方的に、重い障がいがあるから不幸と決めつけられるものでもありません。
 その子の必死に生きる力強さは、家族そして医療者に常に勇気を与えて下さいます。

 障がいのある子が、みな社会的自立ができなければならないということでもないと考えます。
 全員が全員できるようになるのは現実的には難しいと思います。
 できる子もあれば、できない子もいる。

 できなくても全然構わない。
 たとえできなくともなんらの不自由なく生きていける社会であらねばならい。
 努力するべきは、その子では決してありません。
 その子を抱えるその家族でもありません。
 逆に、できない子を、その家族だけで抱えてしまうことのないようにしなければなりません。
 努力するべきは、私たちの社会であり、私たち全員です。

 
 できなくともその子が困らないようにしていくのは、社会の役目でこそあります。
 できなくても、その子なりに生を全うしていくことを全力でサポートしていく社会でありたいものです。

 小児科医師として私自身も、そして当院も、全力でサポートする社会の一構成要素となれるよう、これからも頑張って参る所存です。
 声を届けていただきたいです。
 一緒に解決に向け、考えさせていただく所存です。
 共生するとは何か、排除しないこととは何か、全員参加するにはどうしたらよいか、これからもずっと考えて参ります。

 そして、このような同様な犯罪は、決して繰り返させません。
 そのような犯罪者を、地域の力でサポートすることで、病気を原因には、生み出させません。
 病気が原因ならば、信頼できるひとが見守ることで、治癒の方向に向かわせることは可能だと考えます。信頼できるひとが一人でもいれば。

 また、この地域には、犯罪者、テロ行為者の付け入る隙を絶対に与えない。
 精一杯体を張って守らせていただきます。
 町会自治会・学校・商店街・警察・消防などとも連携しつつ、地域の力で未然に防いで参ります。
 (なお、傍論ではありますが、そのような犯罪者にGPSを埋め込むような手法は、予算の無駄遣いであり、百害あって一利なしだと私は思います。)

平成28年7月29日

小坂こども元気クリニック・病児保育室院長
中央区議会議員

小児科医師 小坂和輝

 
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7/31(日)東京の明日を託す。私は、都民の立場に立つことのできる鳥越俊太郎氏に期日前投票致しました。

2016-07-29 16:16:15 | 公約2015

 いよいよ、最重要の選挙、都知事選投票日です。

 私は、投票日当日の日曜日に、「わんぱく相撲全国大会」の医療協力に出るため、念のため、期日前投票をしました。

 東京の明日を、増田・小池の自民候補ではなく、都民の立場に立つことができる鳥越俊太郎氏に託しました。

 鳥越俊太郎氏の政策

 〇コンパクトでシンプルな東京五輪の成功

 〇子どもの貧困や待機児童の解消

 〇ガン検診の促進や骨粗しょう症対策

 〇望む人が正社員になれる格差のない社会

 〇再生可能エネルギーの普及を促進

 〇憲法を生かした「平和都市」東京の実現

 など政策を信じたいと思います。


 本日、築地市場の視察もして下さり、中央区の大問題にもご注目いただいたとのこと。







 皆様の大切な一票を誰に託しますか?

 ご参考までに、政策の比較です。




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「人間の価値の序列化、人の存在意義を軽視・否定する論理・メカニズム」全盲・全ろう東大教授福島智氏より

2016-07-29 11:21:03 | 医療

 相模原の事件後、事件に関する様々な論説を読んでいますが、重要な問題提起をされている論説ゆえ、掲載いたします。

 自分も頭にあるのは、誰もが与えられた生を全うしようと、必至で生きている中でおきた殺人事件への憤りです。

 二度と同様な事件を起こさせない。
 誰一人として排除しない中央区でありたいし、それに貢献するクリニック・小児科医師でありたい。

********************************
http://mainichi.jp/articles/20160728/k00/00e/040/221000c 


相模原殺傷
.
尊厳否定「二重の殺人」全盲・全ろう東大教授



毎日新聞2016年7月28日 13時14分(最終更新 7月28日 18時57分)




 相模原市の障害者施設殺傷事件を受け、障害者の関係団体が相次いで声明などを発表する中、全盲と全ろうの重複障害を持つ福島智・東京大先端科学技術研究センター教授から「暗たんたる思いに包まれています」というメールが27日、毎日新聞に届いた。福島さんが「今回の事件から考えた原理的な問題」をまとめたという原稿を紹介する。


強者優先の社会を連想…福島智氏

 「重複障害者は生きていても意味がないので、安楽死にすればいい」。多くの障害者を惨殺した容疑者は、こう供述したという。

 これで連想したのは、「ナチス、ヒトラーによる優生思想に基づく障害者抹殺」という歴史的残虐行為である。ホロコーストによりユダヤ人が大虐殺されたことは周知の事実だが、ナチスが知的障害者らをおよそ20万人殺したことはあまり知られていない。

 一方、現代の世界では、過激派組織「イスラム国」(IS)の思想に感化された若者たちによるテロ事件が、各地で頻発している。このような歴史や現在の状況を踏まえた時、今回の容疑者は、ナチズムのような何らかの過激思想に感化され、麻薬による妄想や狂気が加わり蛮行に及んだのではないか、との思いがよぎる。

 被害者たちのほとんどは、容疑者の凶行から自分の身を守る「心身の能力」が制約された重度障害者たちだ。こうした無抵抗の重度障害者を殺すということは二重の意味での「殺人」と考える。一つは、人間の肉体的生命を奪う「生物学的殺人」。もう一つは、人間の尊厳や生存の意味そのものを、優生思想によって否定する「実存的殺人」である。

 前者は被害者の肉体を物理的に破壊する殺人だが、後者は被害者にとどまらず、人々の思想・価値観・意識に浸透し、むしばみ、社会に広く波及するという意味で、「人の魂にとってのコンピューターウイルス」のような危険をはらむ「大量殺人」だと思う。

 こうした思想や行動の源泉がどこにあるのかは定かではないものの、今の日本を覆う「新自由主義的な人間観」と無縁ではないだろう。労働力の担い手としての経済的価値や能力で人間を序列化する社会。そこでは、重度の障害者の生存は軽視され、究極的には否定されてしまいかねない。

 しかし、これは障害者に対してだけのことではないだろう。生産性や労働能力に基づく人間の価値の序列化、人の存在意義を軽視・否定する論理・メカニズムは、徐々に拡大し、最終的には大多数の人を覆い尽くすに違いない。つまり、ごく一握りの「勝者」「強者」だけが報われる社会だ。すでに、日本も世界も事実上その傾向にあるのではないか。

 障害者の生存を軽視・否定する思想とは、すなわち障害の有無にかかわらず、すべての人の生存を軽視・否定する思想なのである。私たちの社会の底流に、こうした思想を生み出す要因はないか、真剣に考えたい。

 ふくしま・さとし 1962年神戸市生まれ。小学生で全盲となり、高校生のときに特発性難聴により聴覚も失う。母が、両手の指の関節を点字の突起に見立てた「指点字」というコミュニケーション方法を考案し、よどみなく会話ができるようになった。盲ろう者として初めて大学(現・首都大学東京)に入学し、金沢大助教授などを経て現職。全国盲ろう者協会理事、世界盲ろう者連盟アジア地域代表を務める。2003年に米週刊誌タイムの「アジアの英雄」に選ばれた。

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いよいよ、7/31(日)8/1(月)、中央区立豊海小学校一般公開です!教育・学問の中央区の進展に期待。

2016-07-29 10:07:03 | 教育

 いよいよ、7/31(日)8/1(月)、新しくできた中央区立豊海小学校一般公開となります!

 様々な工夫をして、また、キャパシティーもかなりとって学校づくりがなされています。

 素晴らしい教育環境だと思います。


 私が、少し気になった点は、

 〇特別支援教室 これから、個別指導の部屋とか、作り込んでいくのかな?

 〇バリアフリー;車いすの小学生は、みんなとは異なる玄関になるのかな?

 〇校長室と職員室の距離が少し離れすぎていないかな?

 また、旧校舎を、待機児童不足の現段階においては、しばらくは保育園として生かすことで中央区の待機児童問題をゼロに解消をしたり、あるいは、城東・阪本小改築にあたっての仮校舎としてリノベーションして使用することで、プレハブで過ごすことなく当該小学校の子ども達の教育環境の維持向上を果たせたであろうし、かなりの中央区予算の節減ができたものと考えます。それら検討さえなされなかったのであれば、残念です。
 もちろん、旧校舎を取り壊したあとに、すばらしい新豊海公園ができることも存じ上げているうえで、それでも記載をしています。

 前置きが長くなりました。新校舎、ぜひ、ご覧ください。
 







 

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