築地市場移転問題を、最も取材されてきたジャーナリストの一人、木村氏による業界紙コラムの続き。
書かれているように、安心までも含んだ対策を東京都は、都民そして地元区に約束していながら、盛り土をせず、そして、土壌汚染の処理がなされていないことが判明する地下水モニタリング結果となっています。
木村氏が述べられています。
「汚染物質が地上の環境に与える影響について、実測と同時に、天変地異等が起こった際にも封じ込めができるのかどうかの検証が必要となるだろう。
次に、全て除去すると宣言していた操業由来の汚染物質がなせ残っていたのかの解明である。
筆者は、両方が解明されなければ、豊洲市場の開場は見通せないと考える。」
私も同感です。さらにいうのであれば、
これからも引き続き地下水モニタリングがなされていきます。
そのモニタリング結果の数値の悪化が、市場の生鮮食料品の価格に影響を与えることとなります。
1000円で売れるはずのものが、モニタリング結果が悪く、500円の値しかつかないことが起こりえます。
築地市場の値は、全国の市場での値段となります。
全国に、地下水モニタリングの結果が波及することとなってしまいます。
産品以外の要因が、市場での価格形成に影響を与えるようなことがあってはなりません。
日本の基幹市場の中の基幹市場である築地市場、
「信用」の取引が不可能な豊洲東京ガス跡地への移転は、あり得ないと私は結論づけます。
*****日刊食料新聞 20170117*******
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/906f7754090224d6fe5a5caa9eede5a4
*****日刊食料新聞 20170119*******
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/a8b408bc0cf5da5a07ed74180becce2a
******日刊食料新聞2017/01/24******