2021.10.10開催、第17回日本小児科医会生涯研修セミナーに、ZOOM参加。
演題の一つ『乳幼児の養育者の心のケア~小児科医に期待すること~』を拝聴し、感じたこと。
まずは、演者である渡邊博幸医師が、妊産婦への精神的ケアの充実に向け、自身の病院内に、「家族支援チーム(FAST)」の設置するなど、本来、行政が先頭に立って運営すべきところ、精力的にされていることに、たいへん感銘を受けました。
ご講演では、虐待死の背景として、以下の状況が述べられていました。
・母子手帳交付なし、妊婦検診なし
・地域社会との接触ほとんどなし
・0カ月の虐待死
どこにも、つながることなく、一人で抱えられて虐待死につながっていることが推察されます。
いかに、支援をいれていけばよいかとても難しい課題と思います。
小児科医として、どのように介入できるか考えて行きたいです。おそらく、もっと早い段階、小学生・中学生での妊娠出産に関する健康教育(産婦人科の先生方がなされているプレコンセプション教育含め)が一つの鍵、一つのできることと思います。