「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【重要】新型インフルエンザ発生時に個人が出来る対策

2008-03-08 06:02:50 | 各論:新型インフルエンザに備える
『新型インフルエンザ発生時に個人が出来る対策』と題した回覧板が、
町会・自治会を通じて、今、回っているところだと思います。

とても大事な情報ですので、
コピーして、各家庭に保管をお願いいたします。

当クリニックでも、配布できるようにしておきます。

新型インフルエンザは、いつ来襲してもおかしくありません。
是非、万が一の時の知識を持っておいて下さい。


なお、内容の要点は、

新型インフルエンザが万が一発生した時に備えて、
ご家庭でも準備しておきましょう。

1.うがい・手洗い・マスクの励行

2.不要不急の外出の自粛

3.食糧・水・日用品の確保・備蓄
災害時と同様に外出しなくても良いだけの“2週間程度”の食糧・日用品等は準備しておくとよいでしょう。
(備蓄品の例は、そのチラシに載っています。)

4.情報収集
中央区では、「区のお知らせ」「中央区ホームページ」等での情報提供や専門相談を開始しますので随時確認して下さい。

5.新型インフルエンザ発症が疑われる場合
中央区では、新型インフルエンザの流行状況により、『発熱センター』、『発熱外来』を設置します。
保健所から、情報が提供されますので、随時チェックをするようにして下さい。

【問い合わせ先】
中央区保健所健康推進課予防係 電話03-3541-5930

保健所の担当者の皆様、大切な情報提供をありがとうございます。
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4月からの住民健診等の医療制度の変化

2008-03-08 06:02:43 | 医療
3/7医師会主催の「特定健診・特定保健指導」及び「診療報酬改定」に関する勉強会に参加してきました。

4月からのあらたな医療制度、説明を聞いて、あきらかにおかしいと感じるところを、書きおきます。

①75歳以上の健診が、『努力義務』?
後期高齢者医療制度において、75歳以上の高齢者に対しては、後期高齢者医療広域連合が健診を行うとしています。それを『努力義務』としています。なぜ、『義務』じゃないのでしょうか?高齢者こそ、健診を実施することで、病気の早期発見をして、対応を早くすべきであります。そのためには、健診実施をすることは、保険者の義務とすべきです。

②基本健康診査が抜け落ちる
『特定健診』という名のもと、検査される項目が決められています。ということは、それ以外の項目で、いままで実施されてきた検査は、法律に基づかない、市町村による住民サービスという位置づけになってしまいます。

③後期高齢者診療料の矛盾
月一回、入院中の患者以外の方に、後期高齢者が慢性疾患の治療で外来に受診する場合、600点(6000円)の費用となります。(自己負担が1割なら600円)この算定には様々な抜け道があるため、採用する医師がでるのかどうか、将来的に廃止される項目になるのでは?

④特定指導のイメージがまだ見えてない。

などなど、疑問の一部を書きました。

なにせ4月からの実施。
医療機関は今、厚労省が出してくる方針に必死についていきながら、4月からの実施に準備をしているところです。


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