「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

晴海選手村の道路下を長距離敷設をする水素パイプラインの安全性に詳しい方おられたら、メールをいただけますとありがたく存じます。

2017-12-14 23:00:00 | 街づくり
晴海選手村に水素ステーションができます。
また、水素パイプラインを用いて、住宅棟への水素の供給も計画中です。
水素ステーションではなく、道路下を長距離敷設をする水素パイプラインの安全性に詳しい方おられたら、メールをいただけますとありがたく存じます。

 メール:小坂和輝宛て kosakakazuki@gmail.com
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月島再開発問題第28号 「月島三丁目北地区大規模再開発問題」について準備組合事務局と住民との話合い 12月15日(金)19時~開催のお知らせ

2017-12-13 09:59:56 | 月島三丁目 北 地区第一種市街地再開発問題
 月島三丁目の同じ町内において、「月島三丁目南地区再開発(月島三丁目27~30番、高さ190m50階750戸)」と「月島三丁目北地区再開発(月島三丁目18番~24番、高さ199m59階1120戸)の二つの大規模マンション開発が同時期に行われる計画が浮上しています。

 南地区では、準備組合の理事の皆様と地域住民との間で、同じ住民同士の膝を突き合わせた話合いの準備作業中です。地域住民側からは、12月18日(月)夜の開催を第一希望でご提案をしています。遅くとも来週の12/18(月)~22(金)のいずれかの日程での開催を投げかけています。決まり次第お伝えいたします。

 北地区では、住民と準備組合事務局との話合いが、今週開催されます(下記)。開催に当たり、「愛する月島を守る会」から、『「月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業」について抜本的見直しと理事の皆様との話合いの場を作ること等についての要望書』【別掲】が12月12日付で準備組合事務局に提出されました。当日は、それら要望事項についての回答もいただく予定です。

 参加自由です。お気軽に、どうぞ、ご参加ください。ご意見・疑問点をお持ちの方は、その場で、ご発言下さい。


            記

「月島三丁目北地区再開発問題」について準備組合事務局と地域住民との話合い

・日時:平成29年12月15日(金) 19時~
・場所:「みんなの子育てひろば あすなろの木」
    (月島3丁目30-4 飯島ビル1F)

*直接、会場にお越しください。
*何か、お聞きしたいことがございましたら、アンケート用紙にご記入下さい。直接、会場でご質問・ご発言いただいても構いません。


***********************************
<アンケート用紙>
 何か、ご意見・ご質問がございましたら、この用紙にご記入の上、「愛する月島を守る会事務局」(中央区月島3-30-4飯島ビル1F)へ、いつでも、ご持参下さい。事務局前にご意見箱も設置いたしております。Fax03-5547-1166でもお受け致します。

記入者ご氏名(匿名でも構いません。):

ご住所(無記入でも構いません。):

1、月島三丁目北地区再開発について、準備組合へのご意見・ご質問などがございましたら、お書き下さい。12月15日開催の会での参考にさせていただきます。








2、月島三丁目南地区再開発について準備組合の理事の皆様へのご意見・ご質問などがございましたら、お書き下さい。12月18日以降開催(予定)の会での参考にさせていただきます。







3、月島三丁目両計画地内において、防災面・防犯面などで、緊急に対応すべきことがございましたら、この際、ご記入ください。再開発を待たず、対応していくべきと考えます。






ご協力ありがとうございました。



**********************************
【別掲】

平成29年12月12日

月島三丁目地区再開発準備組合
事務局 御中
及び
理事の皆様へ

『月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業』について
抜本的見直しと
理事の皆様との話合いの場を作ること等についての要望書


愛する月島を守る会
〒104-0052中央区月島3丁目30-4
飯島ビル1F
電話03-5547-1191fax03-5547-1166

 私たちは、『月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業』(以下、「本事業」という。)の計画概要が、平成29年11月11日と同月13日の両日開催された「中央区まちづくり基本条例に基づく説明会」において、施行区域内借家人や周辺地域住民に対して初めて明らかにされて以来、地元有志によりなる「愛する月島を守る会」の場において、本事業の問題点や月島のまちづくりのあり方について開かれた形での意見交換を重ねて参りました。

 本事業の再開発には、①西仲通り商店街の連続性の消失、②区立わたし児童遊園の2階への変更、③区道の廃止や一方通行から両面通行への変更、④西河岸通りへの歩道橋設置などから生じる問題点や、⑤地域コミュニティの崩壊や広範な日影・風害被害や⑥急激な人口増加に伴う地域への負荷そして⑦月島独特の路地文化の喪失など超高層大規模開発が周辺環境にもたらす様々な問題点があります。しかし、両日の説明会の場では、地域住民が納得できる丁寧な説明がなされたとは到底言えません。

 私たちは、この地域の課題を解決するまちづくりのあり方について一緒に考えて参りたく、以下の点を、あらためて、事務局及び理事の皆様にご要望させていただきます。


           記

1、大規模再開発計画の抜本的見直しについて

 本事業は、高さ199m59階建て1120戸の超高層大規模分譲マンションを供給するものです。
 地権者にとりまして、土地建物の所有権を実質的に失うだけでなく、高額の修繕積立金、管理費が負担となり、将来の建て替え等も考慮にいれると持続可能な計画とは言えません。
 人口増に伴う地域への負荷も膨大であり、月島第一小学校の学校区の変更の問題さえ生じています。日影被害、風害、建設工事に伴う騒音・振動・粉じんなどの被害も周辺地域の生活の平穏に悪影響を及ぼします。
 そして、今まで培われてきた大切な地域コミュニティの崩壊につながります。
 本事業の開発計画の代替案については、中央区からも検討したことのなんらの提示もなく、十分に検討した形跡がございません。
 今一度、路地を残した低層の再生により地域課題が解決をできないかを十分に検討を行うことで、本事業の開発計画を低層なものへ抜本的に見直すことを要望致します。


2、区立わたし児童遊園を2階への移設をしないことについて

 区立わたし児童遊園は、夏にはラジオ体操が行われる等地域の重要な活動拠点となっています。誰もが気軽に公園を利用できるようにするためには、道路面と同じ地盤面の高さである必要があります。たとえ、エレベーターを備えたからと言って、さほど利便性の向上に繋がるとは言えません。
 さらに、この児童遊園は、地域住民にとっては、お盆を迎える大切な場所となっています。草市で道具を買い揃え、この公園に観音様が設置され、ここで光明の火をいただき、自宅へ先祖を導きます。地域の大切な精神的な場であり続けてきた経緯からしても、改変は許されません。
 地上2階とする改変を加えないことを要望致します。


3、区道を改変しないことについて

 区道は、日常生活における大切な生活道路であるとともに、災害時の緊急車両の通行する大切な避難路でもあります。本事業により、一方通行が廃道となると、その先へのアクセス方法が非常に限定され、また、遠回りになり、日常生活においても緊急車両の通行にも支障を来します。
 また、一方通行を二方向に改めることも、その場所の通行量の増加から、周辺地域において生存権の基礎ともいうべき生活の平穏を害し、また、交通事故の誘因ともなり得ます。
 従って、区道の改変を行わないことを求めます。


4、商店街の連続性を絶たないことについて

 本事業では、4番街において、商店街との連続性が切れてしまう重大な問題点があります。3番街と4番街の交差点から途切れることのない店舗の配置をし、商店街の連続性を保つことを求めます。


5、路地文化の継承と発展に資するまちづくりへの抜本的見直しについて

 京都と並ぶ碁盤の目のような道の配置と路地は、無くすればもう二度と蘇らない大事な文化的価値のあるものです。
 路地により月島は独特の下町情緒が醸し出されており、街の魅力であるとともに、大事な観光資源でもあります。
 しかし、本事業は、多数の路地を消滅させてしまうもので、街の姿を一変させてしまいます。月島の今までの発展の歴史を無に帰すると言っても過言ではありません。
 路地文化の継承と発展に資する路地を生かした低層の再開発に抜本的に見直すことを求めます。


6、「中央区まちづくり基本条例に基づく説明会」の再度の開催について

 「中央区まちづくり基本条例に基づく説明会」においては、質問時間が両日とも40分程度しかなく、地域住民の疑問に答えたものとは到底言えません。
 両日とも、疑問をもつ住民が未だ多数おられ、再開を求める声が両日とも実際に出されたのであるから、その要望に真摯に応え、再度住民説明会を開催し、説明責任を果たすことを強く要望致します。


7、日影・風害などの周辺環境への影響図などの資料の地域住民への配布について

 11月の住民説明会において、日影や風害などの周辺環境に及ぼす影響を説明されていましたが、配布資料にはその内容は入っておりませんでした。配布することを求める質問も説明会でなされたにも関わらず、「他の準備組合でも配布をしない資料である」という消極的な回答しかなされませんでした。
 地域住民にとっては、最も気になる事柄のひとつであり、実際に配布を求める声が多数あるのだから、環境への影響評価を示す図面などの資料をきちんと影響を受ける周辺の地域住民に配布することを要望致します。


8、12月16日開催予定の臨時総会における議案「都市計画決定の依頼書の提出について」の決議方法は、個人情報の保護の観点から無記名投票とすべきことについて
 
 12月16日に、貴準備組合において臨時総会が開催されます。
 議案「都市計画決定の依頼書の提出について」等の都市計画の手続きを開始することを中央区に要請することの是非を問う重要な総会決議を取ることと通知をいただいております。
 その際、挙手の方法では賛成・反対の意思がお互いに知れることになり個人情報保護の観点からは、そのような決議は、無効な決議になると考えます。きちんと、選挙の時のように投票の秘密を厳格に保護した無記名投票の形をとるべきことを要望致します。


9、理事の皆様と地域住民との間で、住民同士の話し合いの場を持つことについて

 この地域に潜む諸問題の解決に向けて、理事の皆様とこの地域の地権者・借家人・住民ら地域住民の間で住民同士の膝を突き合わせた話し合いの場を作ることを要望致します。
 なお、同時期開発予定である月島三丁目南地区再開発においては、住民同士の話し合いを趣旨とする要望を準備組合側が受け、現在、実現に向けた協議がなされているところです。


10、上記要望事項への貴準備組合としての見解や考え方の提示について

 上記要望事項1~9への考え方の提示を、平成29年12月15日(金)19時開催予定の地域住民と準備組合事務局との話し合いの場で文書にてご提示いただけますように、お願いいたします。


 よろしくご検討いただけますように、お願い申し上げます。

 以上
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2017年、最も心に残るスピーチ。ノーベル平和賞授賞式、サーロー節子さん講演(全文)

2017-12-12 23:00:00 | 戦争と平和
 2017年、最も心に残るスピーチです。

 そして、その述べられていることの実現を、日本も含め世界中の政治家がなすことが求められています。


******朝日新聞20171212*****
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13268845.html

サーロー節子さん講演 ICAN・フィン事務局長講演 平和賞授賞式

2017年12月12日05時00分


 ■平和賞授賞式、サーロー節子さん講演(全文)

 皆さま、この賞をベアトリスとともに、ICAN運動にかかわる類いまれなる全ての人たちを代表して受け取ることは、大変な光栄です。皆さん一人一人が、核兵器の時代を終わらせることは可能であるし、私たちはそれを成し遂げるのだという大いなる希望を与えてくれます。

 私は、広島と長崎の原爆投下から生き延びた被爆者の一人としてお話をします。私たち被爆者は、70年以上にわたり、核兵器の完全廃絶のために努力をしてきました。

 私たちは、世界中でこの恐ろしい兵器の生産と実験のために被害を受けてきた人々と連帯しています。長く忘れられてきた、ムルロア、インエケル、セミパラチンスク、マラリンガ、ビキニなどの人々と。その土地と海を放射線により汚染され、その体を実験に供され、その文化を永遠に混乱させられた人々と。

 私たちは、被害者であることに甘んじていられません。私たちは、世界が大爆発して終わることも、緩慢に毒に侵されていくことも受け入れません。私たちは、大国と呼ばれる国々が私たちを核の夕暮れからさらに核の深夜へと無謀にも導いていこうとする中で、恐れの中でただ無為に座していることを拒みます。私たちは立ち上がったのです。私たちは、私たちが生きる物語を語り始めました。核兵器と人類は共存できない、と。

 今日、私は皆さんに、この会場において、広島と長崎で非業の死を遂げた全ての人々の存在を感じていただきたいと思います。皆さんに、私たちの上に、そして私たちのまわりに、25万人の魂の大きな固まりを感じ取っていただきたいと思います。その一人ひとりには名前がありました。一人ひとりが、誰かに愛されていました。彼らの死を無駄にしてはなりません。


 ■あきらめるな、光に向かってはって行け

 米国が最初の核兵器を私の暮らす広島の街に落としたとき、私は13歳でした。私はその朝のことを覚えています。8時15分、私は目をくらます青白い閃光(せんこう)を見ました。私は、宙に浮く感じがしたのを覚えています。

 静寂と暗闇の中で意識が戻ったとき、私は、自分が壊れた建物の下で身動きがとれなくなっていることに気がつきました。私は死に直面していることがわかりました。私の同級生たちが「お母さん、助けて。神様、助けてください」と、かすれる声で叫んでいるのが聞こえ始めました。

 そのとき突然、私の左肩を触る手があることに気がつきました。その人は「あきらめるな! (がれきを)押し続けろ! 蹴り続けろ! あなたを助けてあげるから。あの隙間から光が入ってくるのが見えるだろう? そこに向かって、なるべく早く、はって行きなさい」と言うのです。私がそこからはい出てみると、崩壊した建物は燃えていました。その建物の中にいた私の同級生のほとんどは、生きたまま焼き殺されていきました。私の周囲全体にはひどい、想像を超えた廃虚がありました。

 幽霊のような姿の人たちが、足を引きずりながら行列をなして歩いていきました。恐ろしいまでに傷ついた人々は、血を流し、やけどを負い、黒こげになり、膨れあがっていました。体の一部を失った人たち。肉や皮が体から垂れ下がっている人たち。飛び出た眼球を手に持っている人たち。おなかが裂けて開き、腸が飛び出て垂れ下がっている人たち。人体の焼ける悪臭が、そこら中に蔓延(まんえん)していました。

 このように、一発の爆弾で私が愛した街は完全に破壊されました。住民のほとんどは一般市民でしたが、彼らは燃えて灰と化し、蒸発し、黒こげの炭となりました。その中には、私の家族や、351人の同級生もいました。

 その後、数週間、数カ月、数年にわたり、何千人もの人たちが、放射線の遅発的な影響によって、次々と不可解な形で亡くなっていきました。今日なお、放射線は被爆者たちの命を奪っています。

 広島について思い出すとき、私の頭に最初に浮かぶのは4歳のおい、英治です。彼の小さな体は、何者か判別もできない溶けた肉の塊に変わってしまいました。彼はかすれた声で水を求め続けていましたが、息を引き取り、苦しみから解放されました。

 私にとって彼は、世界で今まさに核兵器によって脅されているすべての罪のない子どもたちを代表しています。毎日、毎秒、核兵器は、私たちの愛するすべての人を、私たちの親しむすべての物を、危機にさらしています。私たちは、この異常さをこれ以上、許していてはなりません。


 ■世界に懇願します。核禁止条約に参加を

 私たち被爆者は、苦しみと、生き残るための、そして灰の中から生き返るための真の闘いを通じて、この世に終わりをもたらす核兵器について世界に警告しなければならないと確信しました。くり返し、私たちは証言をしてきました。

 それにもかかわらず、広島と長崎の残虐行為を戦争犯罪と認めない人たちがいます。彼らは、これは「正義の戦争」を終わらせた「よい爆弾」だったというプロパガンダを受け入れています。この神話こそが、今日まで続く悲惨な核軍備競争を導いているのです。

 9カ国は、都市全体を燃やし尽くし、地球上の生命を破壊し、この美しい世界を将来世代が暮らしていけないものにすると脅し続けています。核兵器の開発は、国家の偉大さが高まることを表すものではなく、国家が暗黒のふちへと堕落することを表しています。核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です。

 今年7月7日、世界の圧倒的多数の国々が核兵器禁止条約を投票により採択したとき、私は喜びで感極まりました。かつて人類の最悪のときを目の当たりにした私は、この日、人類の最良のときを目の当たりにしました。私たち被爆者は、72年にわたり、核兵器の禁止を待ち望んできました。これを、核兵器の終わりの始まりにしようではありませんか。

 責任ある指導者であるなら、必ずや、この条約に署名するでしょう。そして歴史は、これを拒む者たちを厳しく裁くでしょう。彼らの抽象的な理論は、それが実は大量虐殺に他ならないという現実をもはや隠し通すことができません。「核抑止」なるものは、軍縮を抑止するものでしかないことはもはや明らかです。私たちはもはや、恐怖のキノコ雲の下で生きることはしないのです。

 核武装国の政府の皆さんに、そして、「核の傘」なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい。そして、あなたたちの行動こそ重要であることを知りなさい。あなたたちは皆、人類を危機にさらしている暴力システムに欠かせない一部分なのです。私たちは皆、悪の凡庸さに気づかなければなりません。

 世界のすべての国の大統領や首相たちに懇願します。核兵器禁止条約に参加し、核による絶滅の脅威を永遠に除去してください。

 私は13歳の少女だったときに、くすぶるがれきの中に捕らえられながら、前に進み続け、光に向かって動き続けました。そして生き残りました。今、私たちの光は核兵器禁止条約です。この会場にいるすべての皆さんと、これを聞いている世界中のすべての皆さんに対して、広島の廃虚の中で私が聞いた言葉をくり返したいと思います。「あきらめるな! (がれきを)押し続けろ! 動き続けろ! 光が見えるだろう? そこに向かってはって行け」

 今夜、私たちがオスロの街をたいまつをともして行進するにあたり、核の恐怖の闇夜からお互いを救い出しましょう。どのような障害に直面しようとも、私たちは動き続け、前に進み続け、この光を分かち合い続けます。この光は、この一つの尊い世界が生き続けるための私たちの情熱であり、誓いなのです。

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新自由主義でもなく、今の社会に求められているものは、「社会的なもの」。

2017-12-12 18:41:03 | NPO・地域力
 新自由主義でもなく、今の社会に求められているものは、「社会的なもの」。

 中央区でも、一番の課題は何かと言えば、社会の立て直しではないだろうか。


*******朝日新聞2017.12.01 抜粋**************
(異論のススメ)社会主義崩壊後の世界 新自由主義に壊されるもの 佐伯啓思
http://digital.asahi.com/articles/DA3S13253228.html

 家族、地域、学校、組織、企業、それに様々な仲間の集まりやサロンや社交の場が、かつてはそれなりに機能していた。様々な葛藤や矛盾を含みながらも、多くの人は、何らかの場に属して、そこで「人間交際」をやっていた。こうした「人間交際」の重層化されたものが「社会」である。だから、社会は一定の倫理的価値を保ちえたのである。

 このような「社会的(ソシエタル)なもの」を重視するという意味では、私はずっと「社会」主義(ソシエタリズム)に共感してきた。それは「社会主義(ソシアリズム)」ではない。しかしまた、新自由主義的な資本主義でもない。

 ところが、社会主義が崩壊し、冷戦が一応終了し、新自由主義とグローバル競争の時代になって、「社会的なもの」までもが崩壊している。家族や地域は、ずたずたになっている。学校も機能しなくなっている。組織も成果主義や自己責任で窮屈になっている。「社交」の場であるはずの居酒屋もうるさくてしょうがない。もっと大きくいえば、過剰なまでの市場競争と情報社会化が、「社会的なもの」の崩壊を促しているように見えるのだ。それを立て直すのは難しい。しかし、われわれの日常生活がごく自然に多様な「人間交際」によって成り立っているという当然のことを思い起こせば、「社会」の復権にもさほど悲観的になる必要もないのかもしれない。
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当院も多く接種待ちの状況。すべての子ども達にワクチン接種が行き渡るよう、精一杯努力して参る所存です。

2017-12-06 18:43:29 | 小児医療
 本日12/6の朝日新聞では、社説で、インフルエンザ流行を取り上げて下さっています。

 当院でも、患者さんが増加しているところです。

 ワクチンの供給不足が、今月中旬で解消との記事。
 根拠は、どこにあるのか、不明ではありますが、信じたいところです。

 当院も、多くの患者さんにワクチン接種をお待ちいただいているところで、「まだですか?」のお電話を多く頂いております。
 一件一件事情をお話しさせていただいております。

 どうか、すべての子ども達にワクチン接種が行き渡るよう、当院も精一杯努力して参る所存です。
 しばし、お待ちください。

 ただ、なかなか厳しいところがあることも、どうか、ご承知おき願います。

***********朝日新聞**********************
連載:社説

(社説)インフル流行 正しい知識で備えよう

2017年12月6日05時00分

 この冬もインフルエンザが全国的な流行期に入った。

 それに先立ち、未成年者を中心にインフルエンザにかかったときに起きることがある異常行動について、厚生労働省が注意を呼びかける通知を出した。

 国の研究班によると、突然走り出すなど重大な事故につながりかねない行動が、昨シーズンだけで53件確認された。通知には、予防策として玄関やすべての部屋の窓のかぎをかけることなどが盛り込まれている。

 医師や薬剤師が患者・家族に確実に伝えるとともに、とりわけ子どものいる家庭は十分に注意を払ってもらいたい。

 現在、治療薬は主に4種類ある。そのうちのひとつ、タミフルを飲んだ中学生の患者が自宅マンションから転落死するなどの事故が十数年前から相次ぎ、大きな社会問題になった。

 因果関係について結論が出ないまま、厚労省は発症から最低2日間は患者を一人にしないよう通知し、10代の患者にはタミフルの処方を原則として控える措置が、今もとられている。関係者は引き続き、薬が異常行動のリスクを高めることはないのか慎重に検証する必要がある。

 留意すべきは、異常行動は薬の種類や服用の有無にかかわらず、報告されているということだ。インフルエンザの症状として誰にでも起こりうると考え、備えなければならない。

 インフルエンザはいわゆる風邪とは違い、高齢者や子どもを中心に重症化することが少なくない。その認識は広く定着した。学校保健安全法の施行規則は、発症した翌日から5日間、かつ熱が下がってからも2日間を「出席停止期間」と定める。多くの職場でも同じような措置がとられている。

 今年は、重症化や発症の予防に一定の効果があるとされるワクチンが、地域や病院によっては入荷しづらい状況になっている。シーズンに向けてワクチン製造用に選んだウイルスでは十分な生産量が確保できないことがわかり、選び直しをして、生産開始が遅れたからだ。

 希望する高齢者や子どもが優先的に接種できるように、自治体や病院は配慮してほしい。ワクチン不足の状態は、今月中旬以降に解消される見通しだというが、厚労省はこれを教訓に再発防止に努めるべきだ

 いうまでもなく、重要なのは帰宅時や食事前の手洗いなど、ふだんからの予防策の徹底である。せきやくしゃみが出るときにはマスクをつけるなど、周囲への気配りも大切だ。正しい知識で流行期を乗り越えたい。
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【月島再開発問題】第27号 路地、長屋の街並みを守った低層の再生こそが、月島、そして地元商店街に、今、求められているのではないでしょうか。

2017-12-05 23:00:00 | 月島三丁目南地区第一種市街地再開発問題

 月島三丁目の同じ町内において、「月島三丁目南地区再開発(月島三丁目27~30番、高さ190m50階750戸)」と「月島三丁目北地区再開発(月島三丁目18番~24番、高さ199m59階1120戸)の二つの大規模マンション開発が同時期に行われる計画が浮上しています。

 南地区では、再開発準備組合の理事の皆様と地権者・借家人含めた地域住民との間で、同じ住民同士の膝を突き合わせた話合いの準備作業中です。

北地区では、住民有志と再開発準備組合事務局との話合いが、12月15日(金)19時~あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1F)で予定されています(参加自由)。

 現時点での両再開発の問題点を整理致します。

 

第1、第一種市街地再開発事業など大規模な公共事業を行う以上は、地域住民を排除することなく、その開発計画の素案の段階から、地域住民の声を反映させながら作成すべきことについて

 

 第一種市街地再開発事業など大規模な公共事業を行う際は、その影響の大きさから、地権者・借家人そして周辺住民の三者がまちづくりに参加し、三者それぞれの合意形成を経てなされていく必要があります。

しかし、現行の区の街づくりにおいては、市街地再開発施行区域内の地権者の一部の者だけでまちづくりの案が検討されるのみで、まちづくりの素案の検討に際し、その再開発に影響を受ける地域住民からの意見を反映させる機会が存在していません。例えば、月島三丁目南地区再開発では、地域住民がその開発計画を知らされたのは、本年4月27日であり、区が都市計画原案説明会を9月20日に行うわずか5ヶ月前でした。

中央区も主催者の位置づけで地元の再開発協議会など開催をし、開発計画などの素案の作成にかかわっているにも関わらず、検討事項の情報が、区民への還元がなされていません。このような姿勢は、全体の奉仕者であるべき(憲法15条2項)中央区が、一部の地権者への奉仕者となっているとみなさざるを得ません。

 自らの土地建物だけで建替え工事をするのであればまだしも、公園や区道も自らの事業のために用いることになる大規模な公共事業です。日影・風害等周辺の地域住民に対し及ぼす悪影響も甚大です。地権者でまちづくりを進めてよいことの法的根拠を区に問うても、法定の再開発組合等ができた場合の条文である『都市再開発法2条の2』をあげるのみであり、前段階である準備組合などにおける根拠づけはなされないままです。

 大阪学院大学法学部教授安本典夫氏著書の『都市法概説』(3版53頁)によると、「「膨張する都市に規制・誘導を加えることによって適正な市街地形成を図る」ことから、「ストックを活かして都市のアメニティ・個性づくりと活性化を図る」ことへと、都市政策の重点が移り、その下で、その場所の個性等を最も良く知る住民、その場で様々な活動を行う主体が、決定過程で積極的な役割を担うことが期待される」とあり、「対話型都市計画理論」が必要とされる時代になっています。

 日本国憲法92条の住民自治の考えかたに基づけば、まちづくりに参加する権利は、地権者・地域住民に平等にあります。新基本構想の理念からしても、開発計画の素案の検討も地域住民参加のもと進められるべきです。公共事業である市街地再開発の開発計画作成にあたり地域住民を排除するのではなく、素案の段階から、地域住民と共に考える民主的な対話型のまちづくりに中央区も転換すべきと考えます。

 

第2、月島三丁目南地区再開発事業は、現行の「地区計画」の「目標」、「地区施設の整備の方針」、「建築物等の規制・誘導の方針」に該当していないことについて

 

 月島三丁目南地区再開発事業の都市計画手続きである公告縦覧が11月24日に締め切られたところですが、この大規模再開発は、現行の「月島三丁目地区地区計画」の「地区計画の目標」でいう「細い街路の拡幅整備などで、良好な街並みの形成」を行うことに合致していません。「地区施設の整備の方針」も、「路地を活かして地区施設を配置し、歩行者専用の通路として整備する。」とあり、「相当規模の一団の土地の面的整備」の必要性への記載がなく、「建築物等の規制・誘導の方針」においても同様です。

 現行の「地区計画」では、記載がなく想定をしていない大規模な開発がなされようとしており、法律に基づく行政の原理が適用されるならば、「地区計画」に反する開発行為であり検討の余地がないことになります。

 しかし、今回の都市計画案では、本年8月24日開催の「月島地区まちづくり協議会」で、配布資料に記載もなく、議論がなされていなかったにも関わらず、「地区計画の目標」や「整備の方針」「建築物等の規制・誘導の方針」に「相当規模の一団の土地の面的整備」の内容を、「月島地区まちづくりガイドライン」策定にかこつけて記載が加えられ、あたかも南地区再開発が、地区計画でも認められているかのように体裁を整えようとしています。

 地区計画に沿わない大規模な計画をするのであれば、まず、地区計画のほうを、都市計画審議会を経て先に大規模の計画を許容する形に変更し、その後、その地区計画に則った開発計画を検討するべきであると考えます。地区計画にそぐわない開発計画だからと、地区計画の方を開発計画に合わせて変更可能にするとすれば、その地区計画のもつ意味が形骸化させる行為となり、法治主義の原理から絶対に許されないと考えます。

 「ガイドライン」に合わせた月島各地区の地区計画の変更はこれからまちづくり協議会で話される議題であり、月島三丁目地区地区計画のみ先行して「ガイドライン」を反映させることは、まちづくり協議会の検討も経ていないために手続き上もできないと考えます。

 

第3、住宅750戸(南地区)や1120戸(北地区)を供給することは、区全域で準備作業中の急激な人口増に対応するための地区計画改定方針に反することについて

 

 急激な人口増に対応するため、住宅による容積率緩和をしないようにする地区計画の改定方針を本年9月に中央区は打ち出しました。その方針に則り、現在、中央区全域でまちづくり協議会を開催し、地区計画の改定に向け、準備作業中です(「月島地区まちづくり協議会」は、12月5日18時半~「アートはるみ」で開催)。

 しかし、南地区や北地区を含め月島地域の各再開発は、容積率を緩和して、いずれも住宅の大規模供給が行われようとしており、人口増を抑えるという地区計画改定の方針に明らかに反しています。規模を抑えるどころか、月島第一小学校の学校区(通学区域)を変更してまで、住宅の大規模供給を許容することは、本末転倒ではないでしょうか。

 

第4、都市計画手続を開始の是非を判断するにあたり、地権者の9割の同意率達成を条件とする慣習法の堅持について

 

 月島地区の市街地再開発事業においては、施行区域内の地権者の同意率が9割で都市計画手続きに入っています。例えば、月島一丁目3・4・5番地区90.7%、勝どき五丁目地区94.3%、月島一丁目西仲通り地区89.8%、豊海地区97.3%など実際に9割で都市計画手続きに中央区が入って来ました(平成29年10月決算特別委員会 資料198参照、最後に掲載)。住民説明会や都市計画審議会においても同意率は重きが置かれている現況から、言わば9割の達成は、慣習法となっていると考えられます。

 このことは、嫌が負うでも施行区域内の地権者の土地建物を法的強制力をもって取り上げてしまう市街地再開発事業の性格上、多数決ではなく、ほぼ全員の同意で事業を行うためであるとともに、もうひとつ大切なこととして、民間の一任意団体に過ぎない準備組合の提案を地域の提案として地区計画に反映されるべきことの正統性を示すためであると考えます。

 各再開発準備組合の皆様もご存じのように、月島地区の過去の市街地再開発事業において、同意率を9割を達成することを指導してきた事実が現にあります。今後の市街地再開発においても、月島地区においては、中央区まちづくり行政の慣習法ともいうべき同意率9割は、堅持をしていくべきことは当然であると考えます

 また、地権者の重要な意思の表明である同意書は、慎重に取り扱うべきであると考えます。すなわち、同意書の集め方についても、「出していないのはあなただけだから」「もう決まったことだから」と準備組合コンサルタントに言われて提出してしまったことを後悔し、同意書撤回をされた方が月島三丁目南地区ではおられました。同意書は、準備組合が集めるものでも、区が回収するものでもなく、地権者自身の手により区に提出がなされるべきものであり、また、「同意書の提出の有無」や「同意の可否」の個人情報は、区の責任において厳重に管理がなされるべきと考えます。

 付け加えて、準備組合での議案「都市計画決定の依頼書の提出について」等の都市計画の手続きを開始することを中央区に要請することの是非を問う重要な総会決議を取る際も、挙手の方法では賛成・反対の意思がお互いに知れることになり個人情報保護の観点からは、そのような決議は、無効な決議と言えます。きちんと、選挙の時のように投票の秘密を厳格に保護した無記名投票の形をとるべきです。

 

第5、月島三丁目南地区再開発の同意率が7割台で正統性を欠くことについて

 

 月島三丁目南地区の同意率は、現在、7割7分と8割にも届いておらず、前述第4の9割の慣習法に則るのであれば、都市計画手続きが進められる状態にありません。また、同地区では、地域住民と準備組合理事とのお互い住民同士で、まちづくりのあり方について、膝を突き合わして話し合いをもつことが協議中です。同意率9割の達成や住民同士の話し合いの結果を待たずして、区が独走して手続きを進め、都市計画審議会へは付議することはできない状態にあります。

月島三丁目南地区再開発の事業内容の正当性についても疑義が生じています。すなわち、南地区に接して防災広場約2300㎡の公共施設がすでに整備され、建て替えによる更新も現行地区計画に則りなされており、南地区は、都市再開発法3条の市街地再開発施行区域要件に該当しない可能性があります

 そもそも、「なぜ、190m50階750戸の住宅が必要であるのか」と道行くひとは疑問を投げかけます。再開発を中止し代替案の検討を求める請願賛同者160、再開発へ予算執行の差止める住民監査請求82、再開発の中止を求める署名470に上っており、住民監査請求に続いて「都市再開発法の施行区域要件に反し違法である事業への補助金支出をしてはならないとする差止めの住民訴訟」が11月24日に提起されました。

一方、同24日まで公告縦覧がなされた都市計画案の「理由書」において、国土交通省『都市計画運用指針』で「理由書」に記載すべきこととなっている「規模の妥当性」についての記載がなされていません。『月島三丁目南地区第一種市街地再開発事業』の規模の妥当性について、未だに区は区民が納得できる形での説明責任を果たしておりません

 また、代替案の検討が、具体的に十分なされたのか、なされていないのであれば、都市計画審議会に諮る前に、代替案を含めた検討を十分になされるべきと考えます。代替案で地域の課題が解決されるのであれば、日影や風害等地域住民に及ぼす弊害が大きく且つ地権者にとっても背負うリスクが膨大な超高層の案をわざわざ採用する理がなくなります。

 

第6、月島三丁目北地区再開発の商店街等への深刻な影響について

 

 北地区の計画では、高さ199m59階建て1120戸と、南地区のさらに1.5の規模を有する巨大開発であり、その施行区域の南側は、月島西仲通り商店街4番街に面しています。

 この大規模再開発がなされると、西仲通り商店街の連続性が途絶え、また、多数の路地が壊され、路地長屋の雰囲気で情緒を醸し出していた商店街の良さが半減することに直接繋がります。結果、この情緒を楽しみにして訪れる観光客も半減すると考えます。

 また、北側の第二種住居地域には、深刻な日影被害が生じます。

 南地区同様、地域コミュニティの崩壊、月島の地域資源であり重要な財産である路地長屋の街並の消失そして、商店街の存続の危機に影響を与える以上、大規模な再開発は中止し、路地を活かした低層の再生を行うべきと考えます。北地区においても、代替案は十分に検討がなされてきたことの提示を区は怠っています。

 

第7、同じ町内での大規模な二つの再開発を考えた場合の、同時工事に伴う過度な住民負担について

 

 南地区の工事期間は、平成33年から平成36年(202124年)の4年間、北地区の工事期間は、平成34年から平成37年(202225年)の4年間で、合計すると5年間の期間、特に3年間は両方の工事が小さな月島三丁目の町内において同時進行で行われることとなります。

 現在、西仲通り商店街2番街で行われている高さ125m36階503戸の「月島一丁目西仲通り地区」、南地区の0.7の規模ですが、このひとつの再開発事業に伴う騒音・振動でさえ耐えられないと月島の住民から悲鳴が上がっています。月島三丁目北地区と南地区の両再開発が始まってしまうと、特に、4面のうちの2面が工事で挟まれることとなる月島三丁目13番~17番、20番、26番、27番等にお住まいの住民の皆様にとって、生活の平穏が脅かされることになってしまうことは明らかです。

 同じ町内のほぼ隣接する二つの大規模な再開発の同時進行は、ありえないと考えます行うのであれば、都市計画決定の最終判断をする区の責任おいて、両方の工事に伴う騒音・振動・工事車両通行等の影響を合わせて評価し、健康や平穏な生活のレベルに影響が出ないことを、環境影響評価の手法に則って、事前に確かめる必要があると考えます

 

第8、佃・月島の路地長屋を再生し十年後の世界遺産登録について

 

 佃・月島といえば、その街の財産は、江戸の街割りを残した路地や長屋です。この路地の空間は、生活するものにとっても、近隣とのコミュニケーションの場であるとともに、月島を訪れる外来者の目を楽しませるものであります。

 この木密の路地を逆に整備をし、佃・月島の路地長屋を再生したうえで、世界遺産の登録を目指そうという動きが地元でもあります。再開発問題が生じて以来、地域住民が、「愛する月島を守る会」の名のもとで、今までに16回にわたり月島の再生のありかたについて開かれた形の議論がされて来ています。

 超高層再開発では、今まで培われてきた月島の顔の見えるコミュニティが、そのコミュニティは認知症やご高齢の方を見守る力を有しているにもかかわらず、崩壊してしまいます。風害、日影被害も大きく、防災面でも長周期地震動や長周期パルスに対する建物自体の脆弱性があり、共用部分の防火対策があっても、各戸の中には燃える物が多数存在し火災災害の危険性もまた消えていません。高額の管理費や修繕積立金など将来の不安や将来の建て替え費用など持続可能性があるとは到底言えません。あまりにも多くの弊害を超高層再開発は生んでしまいます。

超高層大規模再開発ではなく、今ある月島三丁目の再開発の機運を生かし、南地区1.0haと北地区1.5haを合わせた2.5haの規模を活用して、小規模の再生で路地をよみがえらせ、十年後の世界遺産登録を目指すべきと考えます。

月島築島百周年を記念し地元の先人の皆様が25年前に作成・発行された『月島百年史』に描かれる未来の月島像は、まさに月島らしさを守った低層の街の更新でした(閲覧ご希望の方はお声掛け下さい。区立図書館にも所蔵有り。)。既存の中高層住宅の資産価値をも下げてしまうほどの超高層開発乱立ではなく、先人の皆様の思いを継承し、既存住宅の価値を上げる街の魅力を高める月島の再生を、今こそ提言していくべき時だと考えます。

以上

*次回17愛する月島を守る会」は、1211日(月)19時~あすなろの木(月島三丁目30-4飯島ビル1Fで開催予定。

*『月島三丁目北地区再開発問題』について、「準備組合事務局」との話し合い、1215日(金)19時~あすなろの木(同上)で開催予定。両会ともに参加自由。ご関心のある方、奮ってご参加、ご意見願います。

 

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厚生労働省作、「進撃の咳エチケット」 大事です。

2017-12-03 23:00:00 | 小児医療

 インフルエンザ、流行中です。

 咳の場合は、咳エチケットを。

 進撃の咳エチケット、実践を!⇒ http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/A2_2.pdf

 

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市街地再開発事業における事後評価手法マニュアル(案) H15.11月

2017-12-02 23:00:00 | 街づくり
 市街地再開発事業における事後評価手法マニュアル(案)

 市街地再開発事業をして、どうであったかの事後評価は大切です。
 以下、そのためのマニュアルもあるようです。

 ⇒ http://www.mlit.go.jp/crd/city/sigaiti/materials/images/urcbanalysis_jigo.pdf#search=%27%E5%B8%82%E8%A1%97%E5%9C%B0%E5%86%8D%E9%96%8B%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%BA%8B%E5%BE%8C%E8%A9%95%E4%BE%A1%E6%89%8B%E6%B3%95%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E6%A1%88%27
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インフルエンザのワクチンが大幅供給不足。入荷次第の接種順番待ちの受付を行っています。その際の心臓病等の重い基礎疾患のある子への配慮について。

2017-12-01 08:41:12 | 小児医療
 インフルエンザのワクチンが供給大幅不足。入荷次第の連絡待ちの受付を行っています。

 わずかでも入荷があった際、心臓病等の重い基礎疾患のある子には、順番に関わらず最優先に接種する配慮を致しております。

 予約の際、基礎疾患について、こちらからも最後にお聞きするようにしておりますが、患者さんのほうからも基礎疾患の状況をお忘れなくお伝えいただけますようにお願いいたします。
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