昨日一日、アウトドアで過ごしていたために、シラカバ花粉症が悪化しました。
今年は寒い日が続いたおかげで花粉飛散がかなり遅れていたのですが、さすがにここ数日の晴天で、山も新緑が広がってきましたが、それはつまりシラカバの芽吹きも進んだと言うことなのでしょう。
この季節のお約束どおり、目と鼻のかゆみ、くしゃみ、鼻水に悩まされて、QOL(=Quality of Life・生活の質)が低下します。
医療技術の向上は「生き死に」の課題に最も力が注がれますが、生きているさなかでの生活の質の向上にもぜひ力を入れて欲しいものです。
iPS細胞を利用した医療が進んで、アレルギー性鼻炎の抑えられるような日が来ないものでしょうか。
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さて、来る参議院選挙からはインターネットでの選挙運動が解禁になるのだそうです。
『ネット選挙のメリット・デメリット』というまとめサイトがありました。 こちら→http://bit.ly/114LBoU
「使い捨てられるチラシやポスターが減り、エコな選挙活動が実現する」とか、「コストをかけずに自分をアピールできて、立候補者の幅が広がる」、「古い体制からやしがらみから脱却できる」などといったメリットへの希望がある一方、「なりすましや偽装などの偽の情報に惑わされそう」とか、「不適切な投稿の削除が間に合わないのではないか」などといったデメリットの観測が飛び交っています。
おそらく選挙期間に入ると支援と誹謗中傷の情報が膨大に飛び交うようになるのではないかと思いますが、私が一番変わるだろうなと思うのは、有権者が立候補者に対して直接「この問題をどう思うか」という問いかけがあって、立候補者はそれに明確な考え方を示さざるを得なくなるのではないか、というのが私の予想です。
どうなるかというと、今までは候補者は自分の言いたいことだけを言って有権者に判断してもらえば良かったのが、有権者の側が、「訊きたいのはそんなことじゃない。○○については賛成か反対か、その理由と共に教えてほしい」というリクエストがネットを介して簡単にできるようになるのではないかと思うのです。
すると今までのように、言いたくないことに対して態度をあいまいにして過ごしてはいられなくなりますし、さらにはその回答が強力なネット住民の力で比較されて、全てを晒されることになります。
態度を明確にして耐えられるだけの理論が自分の中にあればよいですが、嘘や偽りや支援団体の意向を代弁するだけの候補者ではたちまちメッキがはがれてしまうのではないか、という期待と恐れを感じています。
大衆が情報を得て分析できるようになった時代の選挙とはどうあるべきかが問われますが、それによって、あまりにひどい候補者は淘汰され排除されてゆき、立派な政治家だけが残るようなら良いのに、と思うのです。
まさか社会に害を与えようとする候補者がいるとは思いませんが、もしそういう人がいるなら、アレルギー反応のように、体内が抗体を作って排除する苦しみがあっても良いかもしれません。
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釧路にいたときは、スギはもちろんないうえに、北海道なのにシラカバも少なくてシラカバ花粉症の私がほとんど苦しまずにすみました。
釧路では今、夏の避暑地としてブームになりかけていますが、春先の「避(花)粉地」としての地の利も売り出しています。
まだまだ知名度は低いですが、花粉症に苦しむ人たちが高齢化して、暇とお金をかけても楽な日常を取り戻したいと思ったときは、きっと釧路をはじめとした道東が有力な避難地になるに違いありません。
道内のシラカバ花粉症の人たちにとっても、道東は避粉地になりうるわけで、やはり引退した後の長期滞在に道東は魅力です。
ああ、この時期は道東にいたいですね。