アレルギー性鼻炎を発症して、たまらずかかりつけの耳鼻咽喉科で受診してきました。
例年鼻炎の季節にこの病院へ行くと、9時から診療に先立って、朝8時過ぎから登録だけの患者さんが十数人はいたのですが、今年はがらがら。
さすがにもうこの時期は、花粉症になる人はなってしまっているのかな、と思いながら、受診しました。
いつもべらんめえ調で元気の良い先生ですが、変わらずお元気な様子で、「どれ、花粉症かい」と鼻の中を診察してくれました。
「今年はシラカバの花粉が飛ぶのが例年よりも一ヶ月遅いんだわ。ちょうど今頃からだな」
北海道立衛生研究所では、道民の保健衛生の向上のために様々な調査研究をしていますが、その一つが花粉情報の提供です。 → http://bit.ly/ZafV1m
先生によると、実は昨年はシラカバの花粉の量が非常に少ない歳だったのだそう。
上記のシラカバ花粉量の情報でも、昨年はピーク日でも例年の半分程度に留まっていたことがわかります。
「昨年は釧路にいたので、花粉症にかかりませんでした」と言うと、「釧路かい、港町は花粉症が少ないね」とさらり言います。
「港町は花粉が少ないんですか?」
「だって、半分が海じゃないですか。海から風が吹いてくるときは花粉を持ってこないでしょう。それにそもそも釧路はシラカバも多くないしね。札幌なんかは四方八方、どこから風が吹いてもシラカバの花粉が攻めてくるよ(笑)」
「遅く始まって、ぱっと終わるという具合にはなりませんか」
「ならないね。そのままずれるだけ。これから一ヶ月くらいは飛ぶね」
本当は鼻炎の薬も、発症する2~3週間前から飲み始めると、体に耐性がつくのだと教えられていても、毎年心のどこかで、(今年は発症しなかったりして)という無駄な期待のために病院への足が遠のいているのです。
すなおに先に受診しておけば良いのですが、何もないのに病院はかかりにくいものですね。
薬を処方してもらって症状を抑えるとぐっと楽になりました。
かかった費用は、診察と薬で約3千円ほど。これで一か月のQOLが保てるならば助かります。
苦しい時は頑張らないで早く楽になりましょう。