メールで連絡をくれた福岡の友人と電話で話しました。
九州はもう連日暑い日が続いているとのことで、まだ朝夕の通勤時にコートが手放せない北海道との差を痛感しました。
「北海道はゴールデンウィークが連日雨で気温が低かったので、アウトドアレジャー施設は軒並み入込が減っていますよ」と言うと、「いやあ、こちらはその対極というか、連日調子が良かったですよ。こちらの施設も歴代二位の入れ込みなんて言うくらいです」といたって景気が良さそうです。
やはり天気は季節に応じた感じが良いですし、暑くなれば人々の気持ちも明るくなり、暑くなったなりの消費も増えることでしょう。
札幌はやっと桜が咲き始めたくらいで、お花見の気分になれるかどうか。やはり寒いというのは気持ちも沈みがちですね。
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一方、東京にいる友人からは、ネットを通じて、「なんだか少しずつ仕掛けていたようなことが一気に動き出しそうな雰囲気が出てきました。アベノミクスの景気効果なのかもしれませんがね」という連絡が来ました。
「北海道にいるとどうも東京の動きにはついていけなくなりますね」と言うと、「東京にはいたはずの小松さんでも駄目ですか。やっぱり情報は近くにいないと入ってこないものですし、情報発信源の近くにいるというだけで入って来るものなんですね」と納得の様子。
かつて、ある国家試験の採点に携わったことがありましたが、受験者の地域別で随分と成績に優劣があるのに気が付きました。
やはり首都圏近郊からの受験者は良い回答で点数が高かったのに対して、北海道や九州が格段に成績が悪かったのです。
これも試験に出るような時事ネタや最先端の課題に対する情報に接していられる環境ゆえなのかな、と強く感じたことを思い出しました。
情報発信とは言いますが、首都圏や都会からは自分たちの身近な情報なんて黙っていても出てくるもので、そんなものでも地方にいるとなかなか入ってこないために取りにゆくのに必死の思いをしています。
まして、情報過多のところへ分け入って、地方発の情報をねじ込もうというのは至難の業。
そんなところで目立とうと思えば、どうしても「初めて」とか「これまでで最大の」などといった、形容詞が必要になり、大げさな言い方になってしまいます。
素直な情報を素直に欲しい人に届けるためには、もっとネットを上手に使わないといけませんし、そんな現代でも、「情報は足とネットワークで取るもの」という真理は変わらないような気がします。
さて、そろそろ北海道も暑くなってもらって、気分を盛り上げたいものです。