全道から担当者が集まる会議を開催しました。
冒頭で挨拶をする機会があって、「職員を管理すること」について話をしました。
「職員を管理する」などというと、とてもきつい表現に聞こえるかもしれません。
しかし管理職とは、職員に最高のパフォーマンスを発揮してもらった結果として求められる成果が得られるように、職員への気配り・目配り・心配りをするためにいる存在ですから、そういう意味での管理ができているかどうかが問題です。
管理には三つあると話しました。
一つ目は勤務時間管理。わが職場は超過勤務時間について個人レベルでしっかりと把握をしていますが、場所によっては一昨年よりも昨年大幅に増えたところがあります。
一人一人の勤務時間を把握するミクロな視点と、全体として増えたのはなぜなのかということを考えるマクロな視点が必要です。
全体として仕事が多かったのか、仕事ができる人に仕事が全て集中しすぎていないか、あるいはもしかしたら時間管理にルーズな特定の職員がいるのかもしれません。
管理職としては、現状を把握して、その原因を探り、悪さをしている部分は改善をすることで現状を改善する取り組みを継続する立場です。
そういう目で職場を観ることが必要です。
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そうした勤務時間管理を行うことで、職員の健康管理を行わなくてはなりません。
それも超過勤務が長いから健康診断を受けさせるというようなマニュアルではなく、一人一人をよく見て、ちゃんと目を見て挨拶ができているかどうか、元気のない兆しはないか、挙動不審な点はないか、などをよく見ていることで、肉体だけではなく気力や精神の健康までをよく見てあげることが必要です。
職員の健康管理とはそういうものであるはずです。
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そしてお願いしたい三つ目は、職員のコミュニケーション管理です。
コミュニケーション管理とは、ちゃんと話ができる相手がいるのかどうかを見てあげてほしいということ。
タテ・ヨコ・ナナメと言いますが、タテとは現場の事務所などでの上司・部下の関係でのコミュニケーション。
ヨコとは、事務所内やそれ以外でも同期や同僚などの友人関係、そしてナナメとは、タテでもヨコでもなく、職種の部隊全体での知人というわけです。
小さな職場や狭い地域であるために、相談相手が身近にいないということであれば、電話でもメールでも遠くにいる私に相談してほしい、という声掛けが通じるように心を通わせていてほしい、というお願いです。
「勤務時間」「健康」「コミュニケーション」という三つの管理ができてこその職員管理。
これらを突然ドカンとやるのではなく、静かに常にやるということも大切です。
自分で挨拶しておいて忘れるわけには行かないので、今日はそんな備忘録のつもりなのです。