久しぶりに札幌市南区の滝野すずらん丘陵公園へ行ってきました。
昨日、今日と北海道キャンピングフェアが開かれているのは知っていましたが、今朝の道新で紹介されていたのと、久しぶりに天気も良かったので、車で足を延ばしてみたのです。
かつて所長を務めたことのある滝野すずらん丘陵公園ですが、実際に来るのは本当に久しぶりです。
今日は東口近くの芝生広場にたくさんのテントが張られていて、様々なメーカーの商品が展示されていました。
定番のファミリーテントは、前室の広いタイプが増えてきて品質は向上しましたが、価格もずいぶん上昇しているよう。
元々は雨よけや日よけの道具だったタープも進化していて、横壁がついて風もよけられるようになりました。
展示されていたガスバーナー周辺はまるでシステムキッチンのようで、アウトドアでの料理が楽しくなりそうです。
ライトなどはガスやガソリンを燃やすタイプから、LEDによる明かりの種類が増えました。
電池を食わないのと、何より火を使わないので安全ですし、それに紫外線を出さないので虫も寄らないと言われています。
女性にはこれが一番うれしいかもしれませんね。
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テントの展示の中に、木造二階建てというとても変わったテントがありました。
世界初の二階建て組立テントの名は「コテート(COTE-TO)」と言うそうですが、四畳半くらいの面積があって大人6人が入っても大丈夫なほどの強度です。
部材は全て組み立て式で、独りが一時間で組み立てられるそうですし、床が地面から30センチほど浮いているので地面からの底冷えが防げて、レジャーだけではなく災害用の応急施設としても使えそう。
イベント時の販売用ブースとしても面白そうで、いろいろなアイディアがあるものだと感心しました。
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何か面白いアウトドアグッズはないものかと探していたところ、ジェットボイルという商品がありました。
【これがジェットボイル、カップとバーナーが一体になる】
これは、小ぶりなガスバーナーのバーナー部分と水などを入れるカップがカチッと装着できる一体型の湯沸し道具なのですが、カップの底面がラジエーターのようになっていて熱効率が極めて高いのが特徴です。
バーナーから出る熱を極めて高効率に吸収するので、カップの外に熱がほとんど拡散せず手を当てても全く熱くないのにびっくりです。
専用のガスカートリッジとバーナー部分はカップの中に入るので、運ぶのは極めてコンパクトで、登山のお供には最適でしょう。
ドライブの際にどこかでコーヒーでも一杯という使い方なんて憧れますね。
ジェットボイル → http://bit.ly/11ofK2G
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次に見つけたのが、たき火をすることで電気を発生してUSBで充電までできるという超スグレモノの「バイオライト(BioLite)」です。
【バイオライト。これは優れものです】
たき火と言っても、直径10センチ深さ20センチほどの空き缶の様なもので小枝を拾ってパチパチとかわいらしい焚火なのですが、缶の横についているパワーモジュールにはリチウム電池が入っていて最初は自力でファンによるエアを送ります。
これで火が起きたら、今度はそこから出る熱をペルチェ素子という部品で電気に変換しています。
ペルチェ素子というのはふつう、パソコンのCPUを電気で冷却するときによく使われているのは知っていましたが、その逆に熱を電気に変換すれば外部出力にも使えるというのは初めて知りました。なるほどねえ!
外部出力はUSB端子で行われ、スマホや携帯電話を充電するくらいだったら十分なパワーが得られるとのこと。
LEDライトで明るく照らすなんてこともできますが、たき火の薄明かるい雰囲気がハンディにできるというのは面白いアイディアです。
【バイオライト】 → http://bit.ly/12GdOPy
なんだかとてもアウトドアマインドが刺激されてしまいました。
プレゼンも上手で、とっても欲しくなってしまいましたが、少し冷静になって考えをめぐらそうと思います。
単身赴任だとなかなかキャンプにも行けませんでしたが、今年はあちこちに行きたいなあ。
まずは道具を引っ張り出して、洗うところから始めるとしますか。
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滝野公園のこどもの広場は、大勢の子供たちの歓声で大賑わい。
とても嬉しくなりました。
【「虹の巣ドーム」と名付けたのは私です(笑)】