新しい仕事について札幌市内の各所であいさつ回りをしていると、「やあどうも、稚内におられたときはブログを見ていましたよ」と言ってくださる方がいます。
(じゃあ札幌に戻ってきてからは見てくれていないんですね)などと皮肉を言う私ではないのでニッコリ笑って「それはありがとうございます」とお礼を言う私。
しかしそこで気が付いたのは「稚内での記事にはニーズがあった」ということ。やはり稚内という最果ての地の現場からの情報は数が少なく、しかもあまり知り合いもいないのでしょう。
たとえ稚内の記事があっても知らない人の記事だとあまり共有感が出ないのに対して、少しでも知っている人からの情報だと「あの人はどうしているかな」という気になるらしい。
"知り合いでいる"ということは情報が伝わるある種のインフラになっています。
新しい繋がりを生み出すのはいつでも「交流すること」。小さな地域にとどまっているのでは知り合いの輪を広げるのは難しいことです。
だから転勤族のように半分強制的に交流する人生を歩んでいる人をうまく使えれば、友人関係を譲ってもらうこともできるでしょう。またそもそも転勤族は自分の友達資産を生かして、地域からの情報を発信すべきなのです。
フェイスブックの「いいね」だって、細いながら繋がりを確認しながら情報が伝わっていくツールの一つ。「いいね」が欲しければ「いいね」を打つことです。
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新しい職場で付き合いのある会社の営業マンが挨拶にきて、「実は私、少し前に釧路にいて小松さんがらみの仕事をしたんです」と話してくれました。
「実はフェイスブックで友達にもなっているんですよ」
「えー?ちょっと待ってください…あれ、本当だ!」
"友達"になっていても気が付かないこともありますが、わずかな繋がりが後々生きてくるということってあるものなんですね。しかも彼のお父さんと私も仕事上の関係があることもわかりました。
ちょっと面白かったなあ。