北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

掛川でのお仕事 ~ たくさんの人に会えました

2022-10-05 23:12:30 | Weblog

 

 本日は今回出張のメインのお仕事で、午後に掛川市役所へ業務推進のプレゼンを行います。

 ところでそれに先立つ午前中は久しぶりに大日本報徳社の本社を訪問。

 事前に訪問を伝えてあったので鷲山社長さんもいらしていただいており、報徳にまつわる深いお話ができました。

 鷲山社長は、「ルネサンスの時の"市民"とかフランス革命の時の"市民"と言うのがいたと思うのだけど、それぞれのときに市民がその役割を果たしたから世の中が変革したのだと思うのです。僕は市民は市民なりの素養とかふるまい方と言うのがあって、それを"市民道"と呼んだらどうかな、と思うのです」
「なるほど、日本人はなにかとあるべきことを"道"と呼びますね」

「そう、そして立派な市民になるためには練習や学びや訓練が必用です。そのための一つの素養が報徳なんじゃないかな、と思うのです」

 報徳を学ぶことで然るべき時に正しい判断や振る舞いができる市民に育ってもらうようにする。

 正しい判断力、行動力、品格を供えた市民が育てば、まちづくりもより良いものになってゆくのに違いありません。

 鷲山社長に「実は明日、札幌市内でお年寄りの会で二宮尊徳のお話をすることになっているのです」と言うと、「それですよ、こういうことを広げるためには活動家が必用なんです。あなたはぜひそれを続けてくださいね」と温かい言葉をいただきました。

 報徳をもっと学びましょう。


     ◆

 
 午後は市役所でのお仕事。

 まずは久保田市長さんと両副市長に会ってご挨拶。

 久保田市長と話をしている中で、「小松さんと私は共通のことがあるんですよ」と言われました。

「おや、なんでしょう?」
「それは、二つの自治体で副市長・助役を務めていることです。私も陸前高田とここ掛川で副市長を務めましたので」

「なるほど、それはお手本が多く見られたという点で良いことですね」

 久保田市長さんからは、ちょうどこの春に上梓された本を買って読んでいたので、良い機会だと思って著者からのサインをいただきました。

 
     ◆


 続いて本来の仕事に関するプレゼンを担当の部課長さんに行いました。

 こちらの趣旨は、今まで市役所の職員が行っている道路管理の業務を民間に委ねることを考えてはどうか、ということ。

 この先少子化や財政が厳しい中で、行政が行う業務は見直しとスリム化が必要です。

 しかしそれでもやらなくてはならない業務はあるもので、それは本当に行政職員が行うべきかあるいは民間の力を借りて仕事として外だしすることがあり得るのではないか、という趣旨です。

 我々がやっている業務の説明と意見交換の中で、市役所側からは「いつかはそこに進まないといけないと思ってはいたものの、どこから手を付けて良いのか悩んでいた」とのこと。

「それならばまずは実際にどのような仕事をしているのかについて分析と棚卸をしてみてはいかがでしょうか」というあたりで今日は時間終了。

 今後は市役所の担当の皆さんで検討されて、もしも「もっと詳しく進めたいのでアドバイスを」ということであれば、またはせ参じることになるでしょう。

 掛川市では行政DX(デジタル・トランスフォーメーション)を副市長が先頭に立って進めるという事のようですが、DXの本質はパソコンを使ってデジタル化するというような形だけの事ではなく、行政が行うべきことと外に出すことの見極めを行うことが一丁目一番地のお仕事のはず。

 さて今後もお付き合いができるでしょうか。

 またお仕事で掛川に来られることを願います。

 久しぶりの掛川でしたが、たっぷり人に会えて充実した時間でした。

 掛川の皆さん、お世話になりました。

コメント
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