エルミタージュ美術館展

今日は、福岡市立博物館まで『エルミタージュ美術館展』を見に行きました。
これらの美術品を主に集めたエカテリーナ２世は、善政を行ったらしいけど、
それでも、贅沢ですよねー。

金銀宝石を大量にちりばめた日用品の数々。
私は、エメラルドの宝飾時計と宝石で作られた花束に惹かれました。
花束は、今でこそ花瓶に入れられていますが、当時はアクセサリーとして使われたと見られる
留め金があるようです。
また、カエルの紋章入りの陶磁器セットは、クリーム色の地にセピア色で
当時のイギリスの風景画が描かれており、今でもこういう陶磁器を作ってくれないかと
思ってしまいました。

また、冬の宮殿には、琥珀でいっぱいに飾られた琥珀の間というものがあるそうです。
戦時中に、ドイツによって散逸したのですが、２００３年と書いてあったかな？再現することができたようです。

椅子や家具などの調度品も素晴らしく、当時、中国趣味が流行っており、中国女性や男性をモチーフにしたものが、
たくさん見られました。

馬車も、赤を基調に金銀で飾られた美しく、乗り心地の良さそうなものでした。

絵画に描かれている人々は、かなりふくよかで、物によってはキューピッドが中年のおっさんに見えました（＾＾；）
色が柔らかなので、風景画などは見ていて穏やかな気持ちになります。

あと、エカテリーナ２世は面食いだったようで、様々な美しい愛人がいたようです。
中には、こっそり結婚していた方もいたそうです。
とにかく、美しいものが好きな方だったのでしょうね。

今回の展覧会は、質量共に満足できるものでした。
楽しかったです。