こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

万作・萬斎狂言

2005-11-09 00:00:00 | 未分類
北九州芸術劇場で行われている万作・萬斎狂言を見てきました。
演目は二人大名千切木です。

まず、会場で渡されたチラシに載っているあらすじを書きます。
【二人大名】野遊びに出た二人の大名が臨時に太刀を持つお供の者を探そうと海道で待っていると、
使いに行く男が通りかかったので無理矢理太刀を持たせる。男は大名たちを油断させてから、
不意に太刀を抜いて脅し、小刀や素袍を取り上げてしまう。男の言うままになった二人の大名は・・・。

感想ですが、小刀や素袍を取り上げる時、太刀をあびせかけられそうになる度に、大名たちが「危ない、危ない」と避けるところが妙におかしく、犬や鶏の真似までさせられ、哀れにさえ思えました。

【千切木】連歌の会の頭(当屋)になった男が、太郎冠者に会の仲間を呼びに行かせる。
皆が集まって歌を考えていると、仲間外れにされた太郎がやってくる。
自分を呼ばなかったことに腹を立てた太郎は、当屋の家の花や掛け軸に難癖をつけこきおろす。
怒った人々は、太郎を打ちのめし放り出してしまう。事件を聞きつけた太郎の妻は、
しぶる太郎に無理矢理棒を持たせ、仕返しに行くように叱咤激励するのだが・・・。

また感想ですが、連歌の仲間それぞれの家に行く時は、しぶしぶなのだが、
留守と分かると打ちのめしてやるなどと、勇ましいふりをする弱虫の太郎と、夫が叩きのめされたのを
悔しがって地団駄踏む妻の対比が面白かったです。

やはり能より狂言の方が、言葉が聞き取りやすく分かりやすいですね。
できれば、また能と狂言を見に行きたいのですが、大濠公園能楽堂で12月23日にあるものは、
S席11,000円A席8,000円なんですよねー。
狂言だけでもと思っても、1月6、7日に同じ能楽堂である野村万作 枕物狂に至っては、
椅子席13,650円桟敷席10,500円なんです。
あぁ、行きたい。でも、行けない(;_;)

コメント
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