梨木香歩さんの『りかさん』を読みました。
おばあさんに、リカちゃん人形が欲しいとねだったようこは、箱をのぞいて落胆のため息を出した。
箱の中に入っていたのは、黒髪の市松人形だったのだ。
ただ、名前はりかさん。今までの持ち主に大事にされて、とても気立てのいい子。
朝夕には、ようこと同じ食事を箱膳にしつらえなければならないなど、
普通の人形より、お世話が必要な人形だった。
ようこの家に来てから7日目、りかさんは、口をきけるようになった。
それから、様々な人形の声が聞けるようになり、人形たちの気持ちを知り、
かつての持ち主たちの思いに触れ、解決までには至らないものの行動を起こす。
たかが人形かもしれませんが、持ち主によって様々な生を生きることになる彼ら。
ほんの少し、おろそかにするだけで、あんなにも人形たちに苦痛を与えているんだと、
我が家のぬいぐるみたちに、申し訳なく感じました。
また、戦前にアメリカから友好のために贈られながら、敵のものだからと
焼き捨てられたたくさんの人形たち。
2度とあのようなことが起きてはいけないと、再度、痛感しました。
おばあさんに、リカちゃん人形が欲しいとねだったようこは、箱をのぞいて落胆のため息を出した。
箱の中に入っていたのは、黒髪の市松人形だったのだ。
ただ、名前はりかさん。今までの持ち主に大事にされて、とても気立てのいい子。
朝夕には、ようこと同じ食事を箱膳にしつらえなければならないなど、
普通の人形より、お世話が必要な人形だった。
ようこの家に来てから7日目、りかさんは、口をきけるようになった。
それから、様々な人形の声が聞けるようになり、人形たちの気持ちを知り、
かつての持ち主たちの思いに触れ、解決までには至らないものの行動を起こす。
たかが人形かもしれませんが、持ち主によって様々な生を生きることになる彼ら。
ほんの少し、おろそかにするだけで、あんなにも人形たちに苦痛を与えているんだと、
我が家のぬいぐるみたちに、申し訳なく感じました。
また、戦前にアメリカから友好のために贈られながら、敵のものだからと
焼き捨てられたたくさんの人形たち。
2度とあのようなことが起きてはいけないと、再度、痛感しました。