こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

陰陽師 滝夜叉姫 下

2005-11-29 00:00:00 | 未分類
夢枕獏さん『陰陽師 滝夜叉姫 下』を読みました。

とうとう、将門が復活することになりますが、それには貞盛による、おぞましい所業もかかわっていました。
上巻で出てきた百鬼夜行も、この出来事への伏線で、祥仙の正体も現れるなど、怒涛のように、
終盤へ向かって物語が展開していきます。

道満は、最後まで面白そうな側についていて、それはそれで気持ちよく感じられました。
また、将門の首を盗んだのが、あの方とは思いつきませんでした。
最後に、悪人のように思えましたが、操られていた将門や如月も哀れでした。
どうか、心安らかにと祈らずにいられません。

コメント
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