こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

神様のパズル

2005-11-27 00:00:00 | 未分類
機本伸司さん『神様のパズル』を読みました。

私、数学苦手です。物理も選択してません。
そういう人間が、この本を読むのは無茶だったな、という気がします。
では、面白くないのかというと、そんなこともなくて・・・。

沙羅華が、天才であるために傷つけられ、悩み苦しみ、はっきりした答えの出る物理に傾倒し、
自分自身の存在意義を問うために、宇宙が作れるものなのかに挑戦する。そういう物語といえるのでしょうか?
その姿は痛々しく、周囲の無理解さに怒りも覚えるのですが、彼女の日頃の態度を考えると、それも仕方なく、読んでいてつらかったです。
その分、ラストの彼女は、背伸びをせずありのままでいられることに幸せそうで、ほっとしました。

学生時代、もうちょっと勉強するべきだったなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする