こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

きらきら研修医

2006-09-02 00:00:00 | 未分類
織田うさこさん『きらきら研修医』を読みました。

「新臨床研修制度」初年度の研修医になった女医さんで、高校生に見られるほどの童顔
チビッコで、医師には見えないけれど、医師免許証は多分本物だそうです。

初めて研修医として配属されたのが内科で、指導医がかなり気難しく神経をすり減らして不眠症になり、
倒れてしまったそうです。その後の顛末は割愛しますが、笑えます。

一番笑ったのが、初めての患者さん。
糖尿病で入院したのですが、本人の自覚が無く、ミルク入りの缶コーヒーを飲んで
「カフェインが多いから痩せるって聞いたんだけど」だそうです。
それはブラックじゃー!と私でも思います。
「水を飲んでください」と言えば「ポカリスエットはカラダにいいからと思って
2リットルのペットボトルを毎日3本飲んでた」そうです(^^;)
「売店で売っていた健康クッキーなら血糖はあがらんやろ」と間食したり、
ホント困ったちゃんです。

産婦人科でのスタッフの間では毒舌すぎてすごい評判だけど患者の評判がいいガチャピン先生も面白いけど、
漢字の読みがめちゃめちゃな皮膚科のムック先生は、もっと面白いです。
患者さんの往診に行く時
右肩には、中身を入れすぎてぱんぱんにふくらんだ、でっかいトートバック。
左肩に、一眼レフの上等のカメラ。
右手に、カルテの束と検査データと入院患者さんのリスト。
左手に、除圧マット。
これだけのものを抱えて歩くそうです。
あまりにも怪しいので、10回くらい職務質問されたそうな・・・(^^;)
とっても優しい先生みたいですけどねー。

危ない話も多少ありますが、感動する話もたくさんあります。面白かったです。

コメント
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