こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

ロールプレイングワールド

2006-09-12 00:00:00 | 未分類
竹内真流太さん『ロールプレイングワールド』を読みました。
 
人気RPGゲームの世界を現実に移したテーマパークを舞台にした物語です。
まず、『夢の国の勇者』は小学生3人が主人公。
闘技場でルキア(職業を表し、内蔵されたICチップに体力・魔力・経験値といった
ステイタスを保存する)を不正改造しているらしき人物を見つける。
ゲーム「メクルム・メモリーズ」の社長の密命を受け、彼らは捜査を開始する。

RPGがあまり得意ではない私は、その世界に入り込めず読みにくかったのは事実です。
でも第二話の『風の音の伝説』では、音大に入れず浪人中のユウと彼女の才能を認め
自分のバンドに勧誘しようとするカイたちの現実も見据えた物語になり、
第三話では、本来の社長業を行うラース・メクルム一世こと夏目空太郎のイタズラに振り回される
建設大臣キサラこと如月直道のテーマパークを舞台にしたかくれんぼになり、面白さを感じるようになりました。
空想の世界から、現実に戻ってくるのです。

サイバー世界で冒険するのも楽しいけれど、現実世界で生きることも冒険だと考えて
一生懸命生きていこうという物語になるのでしょうか?

コメント
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