こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

気分は名探偵

2006-09-29 00:00:00 | 未分類
我孫子武丸さん有栖川有栖さん霧舎巧さん貫井徳郎さん法月綸太郎さん麻耶雄嵩さんによる
アンソロジー『気分は名探偵』を読みました。
2005年「夕刊フジ」に犯人当て懸賞ミステリとしてリレー連載されたものらしいです。
犯人当てなど私にできるはずもないのですが、ちらっとも思い浮かびませんでした。(^^;)

設定としては、有栖川さんの『ガラスの檻の殺人』が好きです。
大空の下での密室殺人。面白いです。
貫井さんの『蝶番の問題』は、そりゃないよーという気分。
具体的に書かれていなかっただけで、じっくり読めば解ったのかもしれません。
麻耶さんの『二つの凶器』に至ってはあきらめて物語そのものを楽しんでいました。
でも、正解率22%と前2作品よりも上がっているんですよね。
霧舎さんの『十五分間の出来事』こういう人ってよくいますよね。少しいい気味だと感じてしまいました。
我孫子さんの『漂流者』は、この物語が小説であるというところにトリックの仕掛けがあり、
解答篇では、なるほど!と膝をたたきたくなるような爽快感がありました。
法月さんの『ヒュドラ第十の首』は、重箱の隅をつつくようにしてじっくり読まないと解らないと思います。

謎の著者座談会は、全員の本を読みプロフィールを熟読していれば当てられるのではないかと思えます。
期限も過ぎていることですし、当てようとは思いませんが。
それよりも、この方々の未読本を読みたいと感じています。

コメント
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