こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

ノーベル賞受賞者の精子バンク

2008-01-21 00:00:00 | 未分類
デイヴィッド・プロッツ氏のノンフィクション『ノーベル賞受賞者の精子バンク
天才の遺伝子は天才を生んだか』
を読みました。

本当にばかげた事をやろうとしたと思います。

多分、優秀な子どもが欲しいと思うからには、
子育ても手厚いものになったことでしょう。

でも、例え頭脳が優秀に生まれたからといって、
本当の父親は誰だろうという葛藤が生まれてきているわけであり、
所詮、精子提供者は、父親になるという自覚もなく
提供しているわけで、そういう意味では、
かなり罪なことをしているな、と感じました。

今後、精子バンクは、精子提供者の名前を公開した上で、
提供者になってもらう方向に傾いているようですが、
様々な事例を読ませてもらった今、
子どもの心も考えた上で行って欲しいと思います。

ほとんど翻訳者のあとがきと同じようなことを
書いていますが、天才であることが
幸せにつながるわけではない事を実感させられました。
心のつながりが幸福を呼ぶような気がします。

コメント
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