こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

輝く断片

2011-01-07 00:00:00 | 未分類
シオドア・スタージョンさん『輝く断片』を読みました。

SFの本かと思ったら、サスペンスがほとんどの短編集でした。

中でも私は、「ルウェリンの犯罪」がお気に入り。
「やろうと思っても悪いことなんかできるわけがないとてもいい人」が犯罪に手を染めようとする物語です。

また唯一のSF「旅する巌」では、善人の宇宙人が地球に落としてしまった兵器がでてきます。
果たして、どういう展開になりますやら。

さらにファンタジーの「取り替え子」では、フェイの変化に心が温かくなります。

何となく善人ばかりが出てくる物語のように思え、事実そうなのですが、結構、
心凍る結末もあり、一筋縄ではいきません。

どの物語もとても面白く、ページをめくる手を止めさせませんでした。

コメント
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