こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

遠く不思議な夏

2011-09-01 00:00:00 | 未分類
斉藤洋さん『遠く不思議な夏』を読みました。

まだ、蒸気機関車が走っていた時代。
小学校に上がる前から六年生まで、主人公の少年が母親の実家で体験した
様々な不思議な出来事が綴られています。

伯母がキツネに化かされたり、お地蔵様が釣りをしたりと、ちょっぴり怖い話がありつつも、
全体的には微笑ましい出来事が描かれています。

物語の途中で、不思議なものが見えるのは子どもの頃だけというのを読み、
主人公と共に寂しさを感じてしまったのは、それだけ、この話の中が居心地良かったからでしょう。

コメント
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