こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

少年・卵

2012-01-20 00:00:00 | 未分類
谷山浩子さん『少年・卵』を読みました。

昔、サンリオ出版から発売されていたものが、復刊ドットコムから再販されたものです。

川村鳥子の彼、柿ノ木朝也の様子がおかしい。
いつもは明るい人なのに、どんなに声をかけても、心ここにあらずの調子が続いている。
日曜日を挟んだ翌日には、とうとう登校しなくなってしまった。

心配になった鳥子が朝也の家を訪ねてみると、朝也の家族を含めて数人の人々が、
一人の少年を囲んで笑っていた。

猫也というその少年から人々を解放しようと、精神科医ハンニバルと共に行動を起こす鳥子だったが、
事態は思わぬ展開に!

猫也と鳥子は、鏡の裏表だったのでしょうか?
どこまでが現実で、どこからが幻想?
この結末は、様々な解釈ができ、不思議な気分にさせられます。
ちょっと不気味な物語です。

コメント
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