こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

人魚は空に還る

2012-01-02 00:00:00 | 未分類
三木笙子さん『人魚は空へ還る』を読みました。

帝都随一の絵巧者との呼び声が高く、気難しい有村礼は、里見高広の勤める至楽社にだけは、
普通の謝礼で挿絵を描いてくれる。
それは、高広がストランドマガジンのコナン・ドイルの小説を訳して聞かせてくれるからだった。
そんな彼らが、中学生の失踪事件をきっかけに、様々な事件を解決していく。

日頃の力関係とは逆に、ホームズは高広、ワトソンは礼。
解決の仕方も高広らしく思いやりに満ちたもので、後味が悪くないところが良かったです。

コメント
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