こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

さざなみの国

2012-01-15 00:00:00 | 未分類
勝山海百合さん『さざなみの国』を読みました。

孤立した集落で育った少年さざなみは、都の李氏の息子でもあった。
むらが衰退していく最中、さざなみは、むらを出て父の元に行くように言われ、
行商人に道案内を頼む事にした。

無事、李氏の家で、小波を名乗るようになった少年さざなみ。
長じて、大きな忠誠心を試されることになるのですが、
それまでは、基本的には穏やかで満ち足りた日々を過ごします。

それだけに、妻・桑折のその後が痛々しく感じますし、甘橘姫の心中も複雑だろうと思います。

果たして、さざなみの人生は何だったのだろうと思いました。
確かに、最初の目的は果たしたのですけど。

コメント
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