葉室麟さんの『蜩ノ記』をようやく読みました。
直木賞にノミネートされるかされないかの頃に、図書館にリクエストを出していたのですが、
今までかかってしまいました。
戸田秋谷は、江戸屋敷でご側室と密通し、そのことに気づいた小姓を切り捨てた罪で、
七年前の八月に向山村に幽閉された。
彼はその頃、御家の家譜作りに取り組んでいたため、十年後の八月八日を切腹する日と期限を切って、
それまで家譜編纂を続けるよう命じられた。
檀野庄三郎は秋谷の監視を命じられたが、彼らと共に暮らすうちに、その清廉なる人柄に惹かれ、
また、秋谷が罪に問われた事件の裏側について知ることとなる。
ただひたすらに真っ直ぐに生き、何の言い訳もしない秋谷の生き方は、まぶしいほど愚直で、
正義感の塊のような人だと思います。
正に武士の理想の形なのでしょうが、なかなかこのようには生きられません。
直木賞にノミネートされるかされないかの頃に、図書館にリクエストを出していたのですが、
今までかかってしまいました。
戸田秋谷は、江戸屋敷でご側室と密通し、そのことに気づいた小姓を切り捨てた罪で、
七年前の八月に向山村に幽閉された。
彼はその頃、御家の家譜作りに取り組んでいたため、十年後の八月八日を切腹する日と期限を切って、
それまで家譜編纂を続けるよう命じられた。
檀野庄三郎は秋谷の監視を命じられたが、彼らと共に暮らすうちに、その清廉なる人柄に惹かれ、
また、秋谷が罪に問われた事件の裏側について知ることとなる。
ただひたすらに真っ直ぐに生き、何の言い訳もしない秋谷の生き方は、まぶしいほど愚直で、
正義感の塊のような人だと思います。
正に武士の理想の形なのでしょうが、なかなかこのようには生きられません。