葉室麟さんの『冬姫』を読みました。
織田信長の娘、冬姫は乳母のいおに「女はひとを怨むと妖怪になる」と教えられた。
また、冬姫が首にかけている水晶の数珠は、亡くなった母の形見である。
身内を敵として殺しあう戦国時代において、いつも他人を思いやり、慈しむ心を忘れなかった冬姫。
彼女なりの「女いくさ」はあっても、それは人を傷つけないものであったようです。
もちろん、これは小説ですから、冬姫を美化したところは多々あるのでしょう。
ただ、厳しい戦乱の世をたくましく生き抜いたその生涯は、読むに値します。
織田信長の娘、冬姫は乳母のいおに「女はひとを怨むと妖怪になる」と教えられた。
また、冬姫が首にかけている水晶の数珠は、亡くなった母の形見である。
身内を敵として殺しあう戦国時代において、いつも他人を思いやり、慈しむ心を忘れなかった冬姫。
彼女なりの「女いくさ」はあっても、それは人を傷つけないものであったようです。
もちろん、これは小説ですから、冬姫を美化したところは多々あるのでしょう。
ただ、厳しい戦乱の世をたくましく生き抜いたその生涯は、読むに値します。