君と過ごす季節 春から夏へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学) 価格:¥ 609(税込) 発売日:2012-12-05 |
離婚して派遣社員として働き、一人暮らしをして半年の遥花を描いた原田ひ香さんの「立春」
よく知る友が罪を犯し、何気なく清見の前に現れ、共に旅行をした後に自首をした大島真寿美さんの「雨水」
親に愛された記憶のない女性にアプローチしてきた年下の男性との交流の話、栗田有起さんの「啓蟄」
一度はすれ違った腐れ縁の男女の登山、小手鞠るいさんの「清明」
とことん人の良い道草辰雄の一日、西加奈子さんの「立夏」
刑務所の新入りの男に語る、ある男の人生、原宏一さんの「芒種」
山口県平生の交流館で説明のボランティアをしている70代の女性からの手紙と不思議な体験談、三砂ちづるさんの「夏至」
姪っ子を抱いて実家に里帰りした祐介にとある決心をさせた隣席の女性の思い出話、大崎梢さんの「小暑」
春から夏への12の暦物語で、私がいいなと思った作品です。