こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『四角い魔術師』井上雅彦

2013-05-05 19:42:58 | 本と雑誌
四角い魔術師 (ふしぎ文学館) 四角い魔術師 (ふしぎ文学館)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2012-11-22

闇と幻想と恐怖の短編集。
堪能いたしました。

ショートショート「よけいなものが」は、懐かしく今も色あせない名作ですし、表題作は子どもの夢が現実の恐怖となる快作です。

恩返しのような「脱ぎ捨てる場所」やグロテスクな「潮招く祭」も好きですし、無邪気な少年の願いを描いた「消防車が遅れて」や夜を取り上げられる人々の話「夜を奪うもの」野生動物のいなくなった世界のある夜の出来事「象のいる夜会」もいいですね。

また、若くして失われてしまった女優ジリアンの思い出話「十月の映画館」外套の男の噂話「宵の外套」も捨てがたいです。

つまりは、この本に収録されている全ての作品がとても魅力的で、擦り切れるほど読んでも色あせないと思うのです。

強くおすすめします。

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四角い魔術師

2013-05-05 00:00:00 | 未分類
井上雅彦さん『四角い魔術師』を読みました。

闇と幻想と恐怖の短編集。
堪能いたしました。

ショートショート「よけいなものが」は、懐かしく今も色あせない名作ですし、
表題作は子どもの夢が現実の恐怖となる快作です。

恩返しのような「脱ぎ捨てる場所」やグロテスクな「潮招く祭」も好きですし、
無邪気な少年の願いを描いた「消防車が遅れて」や夜を取り上げられる人々の話「夜を奪うもの」
野生動物のいなくなった世界のある夜の出来事「象のいる夜会」もいいですね。

また、若くして失われてしまった女優ジリアンの思い出話「十月の映画館」
外套の男の噂話「宵の外套」も捨てがたいです。

つまりは、この本に収録されている全ての作品がとても魅力的で、
擦り切れるほど読んでも色あせないと思うのです。

強くおすすめします。

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