鍋奉行犯科帳 (集英社文庫) 価格:¥ 714(税込) 発売日:2012-12-14 |
西町奉行所の行く末が心配だった与力や同心たちだったが、どうしてどうして、見事な差配と裁きを見せる。
役木戸の千三が見かけた筵でくるんだものを小舟にのせていた連中の目的と正体。
押し込み強盗のくちなわの瓢吉の行方。
侍ばかりを相手にした辻斬りの正体と行方。
暴力を振るわれ相手の正体もわかっているはずなのに、奉行に訴えない菓子屋の思惑と理由。
私は、戦国かぶれの武士・大熊が、面白いと思いました。
また、玄徳堂の菓子職人・太吉も、肝が据わっているというのか、ガンコというのか、なかなかの人ですね。
面白い人々と展開で、楽しく読めました。