聖遺の天使（ネタバレ）

三雲岳斗さんの『聖遺の天使』を読みました。
私、三雲さんは、ライトノベルばかり書いていらっしゃるとばかり思っていて、
この本を知りませんでした。ごめんなさいm(__)m

で、内容ですが、北部イタリアの湖水地方のはずれにある城館で、そこの城主であるところの建築家
パオロ・アッラマーニが、磔刑にあったような姿で死んでいたのです。
その発見者は天使の姿を見、別に宿泊していた聖職者たちからは、聖遺物と言われている香炉による
奇跡ではないかという意見が出てきます。
宰相ルドヴィコ・イル・モーロは、香炉の真贋を調べるため、レオナルド・ダ・ヴィンチに調査を依頼します。
遺体の発見者の１人チェチリア・ガッレラーニとレオナルドは、この事件の捜査も行うことになります。

この異形の城砦が、不思議な事件を生み出したわけですが、発想が飛躍していてすごいと思いました。

落ち込み

今日も、何もする気になりませんでしたので、ネタがありません。
昨日までの日記の書き込みで勘弁してください。

ニッポン硬貨の謎－エラリー・クイーン最後の事件－

北村薫さんの『ニッポン硬貨の謎－エラリー・クイーン最後の事件－』を読みました。
エラリー・クイーンの遺稿を翻訳したという体裁なんですが、何だか懐かしく感じました。
引用とか、もってまわったような言い回しとか。ハイクも面白かったです。
私は、エラリー・クイーンを読み込んでいるわけじゃないので、これ以上は書けませんが、
好きな人には、たまらないミステリーじゃないかと思います。

限りなくゼロに近いイチ

長崎の劇団F’s Companyのお芝居、限りなくゼロに近いイチを見てきました。

デタラメ雑誌といわれている週刊ピーチボーイの記者コグレが、『人が死んだネットゲーム』
という噂を聞きつけ、移動してきたばかりの記者アリスと、そのゲーム『ゼロイチ』をやり始める。

ひょんなことから、あるチームに加わるが、コグレはそのメンバー『オオサマ』の秘密を聞きつけ、
興味本位の記事にしてしまう。
その情報は、ネットをかけめぐり、誰もが無責任な遊び半分の意見を言い立てた。

現実ばかりでなくネット上でも痛めつけられ、人間不信になった『オオサマ』は、
世界に復讐するために、自殺を決意する。
それを知ったアリスと他のメンバーは、『オオサマ』を助けるため、初めて現実世界で連絡を取り、
協力を始めた。

というあらすじで、ハッピーエンドに終わるのですが、私自身の過去のつらいことを思い出してしまい、
３日間、気分がふさいで書き込めませんでした。
台本を買ってしまうほど、気に入った物語ではあるのですがねー。
『オオサマ』以外にも、メンバーの現実が重かったというのもあるのでしょう。

書き換えてみました。

急に冷え込んできました。これからあまり外出したくなくなりそうです。
さて、今日は特に書くこともありませんでしたが、９月２７日の日記『ユビキタス』について、
あまりにそっけないと思ったので、書き換えてみました。
あらすじをまとめるのが、結構難しく感じました。