こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

ハダシのカッちゃん

2006-12-26 00:00:00 | 未分類
室積光さん『ハダシのカッちゃん』を読みました。児童書です。

市川俊明は小学四年生の冒険家。
とうちゃんは劇団を率いて芝居をやっている。
とうちゃんがいつも言う「冒険しろよ、トシ」人間は冒険しないとだめらしい。

一学期が始まって一週間ほどたったある日、転校生がやってきた。
堀翔太郎くんは、靴も上履きも持たず、ハダシで学校にやってきたのだった。

その後、ショウちゃんとの友情が育まれるところは、とても温かい気持ちにさせてくれます。
そして夏休み、一緒に宮崎のじいちゃんの家に遊びに行きますが、ここで思いがけない展開に
驚かされました。
新しい友達ができ、楽しい時間を過ごすのですが、とても悲しい体験もします。

人とのつながりを大切にした悲しくも素敵な物語だと思います。

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にわか大根

2006-12-25 00:00:00 | 未分類
近藤史恵さん『にわか大根』を読みました。

八丁堀同心・玉島千蔭によって明かされる殺人事件の真相。
それは分不相応なものを持ったがためであったり、男女関係のもつれであったり、
明かされてみると、その犯人はとても哀れな人々とも言えます。

例え無理をせず自然体であろうとしても、普通の人でさえ巻き込まれそうに思えます。
何とも怖い悲しい物語でした。

でも登場人物は、硬くて真面目すぎる千蔭はともかくとして、その父親と祝言をあげたばかりの
十五歳年下のお駒のはねっかえりぶりや、美しくきっぷのいい花魁の梅が枝など、
女性たちがいきいきと描かれていて魅力的です。

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レインツリーの木

2006-12-24 00:00:00 | 未分類
有川浩さん『レインツリーの木』を読みました。

向坂伸行が中学生の頃に読んでトラウマになった本『レインツリーの木』
当時は身近に読書好きな友達がいなかったので、その感想を話し合う相手がいなかった。

俺以外の奴は、あのラストをどう受け止めていたんだろう?

ふと思い出して調べてみる気になったのは、その年だったのは運命だったのだろう。
初ボーナスで買って三年目のついあいになるノートパソコンで、そのライトノベルのタイトルを検索した。
読んだ当時、誰とも語り合えなかったもどかしさが埋められるなんて・・・。

その相手、ひとみさんに出会い、彼女が隠していたことから様々な誤解が生まれ
初対面から怒鳴りつけてしまいます。
別れ際に彼女の隠していたことが分かり、お互いに傷つき、それでも伸行は理解しようと努力します。
でも、彼女が長い間に傷つき、理解されることをあきらめてきた問題は根深くて、
口先だけの理解や同情なんて通じなくて、私ごときの理解度なんてまだまだ薄っぺらいと感じました。
伸行のように真摯に向かい合おうとするのはなかなか難しいけれど、少しでも彼のようになれたら
と思います。

この話の中に出てくる『レインツリーの木』は、『図書館内乱』の中に出てくる実物
という仕組みになっているそうです。

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シルマリルの物語

2006-12-23 00:00:00 | 未分類
J.R.R.トールキン『シルマリルの物語』を読みました。

『指輪物語』より先にこれを読むことは、無謀だったかもしれませんが、年代の順ということでは
間違いではないかもしれません。
ただ、正直言って私にはファンタジーは向いていないかもしれません。
親兄弟だと似たような名前を付けていくので、読みながら大混乱(^^;)
覚えきれないよー(;_;)

物語のそもそもは、人間どころかエルフの出現以前。
唯一の神イルーヴァタールが最初に創った聖なる者たちの中に、エルフと人間の双方を
己の意志に従わせたいと欲したメルコールの邪悪な欲求から始まった。

メルコールの名前を剥奪された者モルゴスは、様々な策略を練り、不和の種を蒔き
イルーヴァタールの子同士がいがみ合い妬み合うように仕向けます。
本来であれば、仲良く協力しあうような仲になるようなエルフたちが戦い傷つき死んでいく様が
次々と描かれ、読んでいてとてもつらいです。
モルゴスにいどむ者たちも、勇猛果敢で素晴らしい勇者であればあるほど、次々に倒れ、
この世に正義はないものかとも思えます。
あと、この頃のエルフは血気盛んで、すぐに怒りに目がくらみ、罪のない者も簡単に手にかけます。
最後の方になると、『指輪物語』のきっかけとなる出来事、アラゴルンの遠い祖先のことも分かります。
ある意味、エルフの栄枯盛衰の物語でしょうか?

それにしても、この本でさえこんなに読むのが大変ならば、『指輪物語』はもっと大変なのでしょうね。
う~ん、どうしましょう?

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冬至

2006-12-22 00:00:00 | 未分類
今日は、冬至ですね。
かぼちゃを食べ、ゆず湯にも入りました。
年賀状も書き始めました。
年末ですね~。

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