こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

下りの船

2009-10-25 00:00:00 | 未分類
佐藤哲也さん『下りの船』を読みました。

貧しいが、そこそこ食べていける村があった。
人々は毎日仕事に励み、日々の糧を得ていた。
しかしある日、村に軍隊が現れ、村人を追い出した。
追われた人々は難民となり、長く厳しい旅路の果て、星を渡る船に乗せられ、そこでも苦しい日々は続き、
やっとのこと、他星系の惑星にたどりついた。
そこは、強制労働こそないものの、特殊な技能でもない限り、重労働をするしか
日々の糧を得るすべは無かった。

淡々と物語られる人々の生活は、時に残酷で、時に非情で、それゆえに、あまりにもむなしく感じられました。
やるせない物語です。

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『新・特捜司法官S-A 8』麻城ゆう

2009-10-24 20:30:53 | 本と雑誌
新・特捜司法官S-A 8 (ウィングス文庫) 新・特捜司法官S-A 8 (ウィングス文庫)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2009-04-30

5月発売だったのに読むのが今頃になってしまいました。

さて、あらすじはというと・・・。
インターネットのサイトの書き込みなどに煽られた人間が、ネオヒューマンを襲う「卑属殺人」が起こり始めた。
「ネオヒューマンの王」たる岸方セドナは、それに触発されて、ともすれば急進派の思考に傾きがちになっている。
人類とネオヒューマンの対立をもくろむ者とは?
また、秋津たちは、セドナを公平に物事を見られるように導いていけるのか?

「JOKER」の主人公・六道リィンの相棒だったバーリーのその後について触れられた物語も付いて、ますます面白くなっています。

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新・特捜司法官S-A 8

2009-10-24 00:00:00 | 未分類
麻城ゆうさん『新・特捜司法官S-A 8』を読みました。

5月発売だったのに読むのが今頃になってしまいました。

さて、あらすじはというと・・・。
インターネットのサイトの書き込みなどに煽られた人間が、ネオヒューマンを襲う「卑属殺人」が起こり始めた。
「ネオヒューマンの王」たる岸方セドナは、それに触発されて、
ともすれば急進派の思考に傾きがちになっている。
人類とネオヒューマンの対立をもくろむ者とは?
また、秋津たちは、セドナを公平に物事を見られるように導いていけるのか?

「JOKER」の主人公・六道リィンの相棒だったバーリーのその後について触れられた物語も付いて、ますます面白くなっています。

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『リレー短編集 9の扉』北村薫ほか

2009-10-23 19:47:57 | 本と雑誌
9の扉 リレー短編集 9の扉 リレー短編集
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-07-23

この本は、執筆者が次の執筆者を指名し、「お題」を手渡していくリレー形式となっています。
北村薫さんから始まったリレーがつながっていくうちに、それぞれの「お題」に対する作品が、 直球だったり、変化球だったり、まるで万華鏡をのぞいているような面白さでした。

特に、竹本健治さんの「依存のお茶会」は、前執筆者の思惑とは違う方向の面白さを出してこられて、思わず、うなってしまいました。
最後の辻村深月さんの作品は、パステル画を見ているようでいて、幼い少女には厳しい結末に、胸を痛めもしました。

どれを取っても、非常に楽しめる作品ばかりです。
この企画、またやっていただきたいものです。

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リレー短編集 9の扉

2009-10-23 00:00:00 | 未分類
北村薫さんに始まる9人の作家さんによるリレー短編集『9の扉』を読みました。

この本は、執筆者が次の執筆者を指名し、「お題」を手渡していくリレー形式となっています。
北村薫さんから始まったリレーがつながっていくうちに、それぞれの「お題」に対する作品が、
直球だったり、変化球だったり、まるで万華鏡をのずいているような面白さでした。

特に、竹本健治さんの「依存のお茶会」は、前執筆者の思惑とは違う方向の面白さを出してこられて、
思わず、うなってしまいました。
最後の辻村深月さんの作品は、パステル画を見ているようでいて、幼い少女には厳しい結末に、
胸を痛めもしました。

どれを取っても、非常に楽しめる作品ばかりです。
この企画、またやっていただきたいものです。

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